マイノリティ

喫煙率の低下がある一線を越えて以来、喫煙者が被差別マイノリティ化してるような気がする。(どこに一線があったかよくわからんけど)

マジョリティ側に正義がある構図。
かつてのキリスト教世界での「社会に寄生するユダヤ教徒」みたいな扱いというか。

 最近,喫煙者に対する弾圧がいよいよ厳しくなってきています。私鉄や地下鉄に続き,JR東日本のホームが全面禁煙になってすでに久しい。新幹線も全面禁煙の車両が増えてきました。新幹線の新型車両には隔離収容施設が儲けられていますが,これが狭い。西大門刑務所で見た,拷問用の小部屋(というか箱)を思い出します。

…(略)

 こんな日本を離れ,韓国に来るとほっとします。屋内の禁煙はかなり強化されてきたとはいえ,屋外ではまだ自由を謳歌できます。空港は,喫煙者用にキムチの瓶の灰皿がおいてありますし,オフィスのあるビルは,非常階段が喫煙スペース。隔離施設内で吸うのとは気分が違います。

 韓国で喫煙者の自由が末永く保証されることを願います。

韓国便り〜たばこ - 犬鍋のヨロナラ漫談

韓国はタバコ税率が日本より高いとか聞いたことあるんだけど、社会の対応はまだまだ緩い感じなのね。
タバコが儒教的序列の小道具だったりするのと関係アリ?
それとも、単純に喫煙率がまだまだ高いというところなんだろうか?


それにつけても、日本の神経質&不寛容な対応は米国流なのかね?
それとももともと神経質&不寛容な国民性というだけの話なんだろか?
数値化すれば屋外喫煙の副流煙の危険性はとっても小さそうな気がするんだけど、どうなんだろ。*1
たとえば、狂牛病より肉食自体の大腸癌リスクのがはるかに大きいのはまずまちがいないと思うけど、狂牛病では大騒ぎしても大腸癌では大騒ぎしないんだなぁ。
そんなにタバコが怖いんなら、肉食うなよ、車にも乗るな!
と言いたいような。屋外喫煙の副流煙程度のリスクが怖いなら、野菜のアルカロイドのがもっと怖いぜよ。
数字で判断しようよ、――とか言ってみる。
こんな事言っても世の中変わらんとは思うけど。きっとハレ、ケガレ的な、身についちゃった宗教感覚の世界だろうから。


今日、TVでオーストラリアの喫煙率削減運動(?)のニュースをやってた。
超高額の税金とか、
おどろおどろしいCMとか、
売店での陳列禁止とか。
20年で喫煙者半減して喫煙率16.Xパーセントとか。
で街の喫煙者の風景も写ってるんですが、なんか皆街中でスパスパ吸ってるんだよね。
日本より喫煙率低いのに?
これってオーストラリアでは普通の光景なのかしらんと???
ま、もっとも、TVからじゃ、まったく事情はわからんわけだが。


10年ほど前にオーストラリアの観光地のゴルフ場で携帯灰皿出しながら、ここでタバコ吸ってもいいすかね?と聞いてみたら、
なんで?
どこでも吸えば良いじゃん?
みたいな事をキャディーのおじさんに言われた事を思い出した。


ところで、先日二次喫煙ならぬ三次喫煙の害の研究について何かで読んだ。
何で読んだか覚えてないんだけど、それは
――将来の過剰反応を暗く予感しつつ、これは読まなかった事にしようと心に決めたからなのであった。
壁に付着したヤニとかの害についてなんだもん。
喫煙室自体が、たとえ誰もタバコをすってなくても、石綿建材使った建物みたいなエンガチョ空間になって、清掃員が立ち入り拒否とか、公衆衛生の観点から喫煙所廃止とか(実は維持費減らしたいだけなんちゃうか?)…な未来が見えそうだったから。

*1:疫学調査も無さそうではある。誰得だから。喫煙者に利するような研究というのはもはや多数派の非喫煙者の賛同は得られないし、一部過激な非喫煙者の突き上げをくらって――仕分けられそうだしw