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2010-09-27 ダッキーは死を招く者?−(完結) ぜいたくを言えば・・
■[海外ドラマ・NCIS]ダッキーは死を招く者?−(完結) ぜいたくを言えば・・
これほど素敵な、モロ私好みの設定の『死を招く者』だが、ぜいたくを言わせてもらえば、ここもうちょっと何とかしてほしいな、と思えた部分はいくつかあった。
その1
問題の女性が、ダッキーに殺意をもって襲うほど確信ある情報を、どこでどうつかんだか、よく判んなかった。
ダッキーが「若くて理想に燃えて志願」って言ってたから、アフガン行きは数年前なんて話じゃなかろう。そうとう年月は経ってるはず。
問題の女性の兄は、真相が判ってみれば、ダッキーに恨みを残して逝ったはずはない。その上、ダッキーのしたことは超・極秘情報だったはず。なのに、そんな情報を今になって、一体どこから?
NCISはテンポが速すぎて、後から考えると、時々こういう疑問が残る時あるな・・。
その2
ダッキーの入院先にかけつけたアビーが、珍しくやけに冷静だったのが、らしくない。
コワモテの見かけによらず、アビーほど繊細で、情が深くて、感受性の強い子はいないのに!
ケイトや女局長ジェニーの殉職で、さんざ泣いたし、たしかに「いちいち動揺してたらここでは働けない」って心境にもなるだろうけど。
この回だけ見たら、なんて冷たい女だろうと思ったかも?
その3
やっぱ・・どんなにいい話でも、ダッキーが大ケガや、入院する話って、私しゃダメだ〜!
ケイトや、女局長なら、降板しても役柄上のことと割り切れる。まだ若いからね、次のステップに進むための、前向きの退場だと。
けど、ダッキーがもし降板したら(しばらく休養でさえも)・・役柄だけのこととは思えない、マッカラム様本人の健康がきっと心配でたまんなくなる。そんなふうにハラハラするだけでもヤなんだよね。
・・なんて、ついぜいたく言いたくなるのも、NCISってドラマのレベル高さにつねに期待してるからです。お許しあれ。
(このテーマ、終)
2010-09-25 *[海外ドラマ・NCIS]ダッキーは死を招く者?−2 傷ついた鳥
ダッキーが右手を負傷し入院したため、代役の女検死官が登場。この女性なぜか、ダッキーを「ドニー(本名・ドナルドの愛称)」と呼ぶ!
私の知るかぎり、ダッキーをこんな呼び方する女性は他にいない!(母親でさえ、息子をこうは呼んでなかったような・・)
ま、家に呼んでたくらいだから、旧知の間柄なんでしょうけど、それにしても親密すぎ・・?
ダッキーは母親と2人暮しだったが、かなり高齢で認知症でもあった母親は「今は施設にいる」とのこと。
ダッキーが女検死官を家に連れてくると、家には愛犬のコーギーたちしかいない。
ダッキーは彼女のために、家の暖炉に火を入れる。すると、暖炉からとつぜん小鳥が飛び出す。
(認知症の母親が家にいる間は、危ないし、あまり暖炉には火を入れなかったのかも・・?)
きょとんとしたように一部始終を見守るコーギーたちが可愛い♪
鳥は飛び回るうち、何かにぶつかり、地面に落下。死んでしまったと思った彼女は、埋葬にふさわしい場所を探しに森へ行く。
「ドニー!いい場所を見つけたわよ」と森から戻った彼女が声をかけ、ダッキーが鳥を入れといた箱を開けると、死んだはずの鳥が、勢いよく飛び立つ。
「死んだと思ってたのに、気絶してただけだったのか・・!」と、何度もつぶやくダッキー。
ぢつは今回の『死を招く者』の原題は"Broken Bird(傷ついた鳥)"。
たぶんこのタイトル、暖炉の中から飛び出した鳥と、ダッキーの本名・マラード(Mallard=マガモ)の、両方にかけてある。
つまり「傷ついた鳥」とは、ダッキー自身のことでもあるわけだ。
つらいつらいラストシーン、ダッキーは、この昔なじみの女検死官にすがって泣く。
いったいどんな知り合いかは知らねども、ダッキーにこういう人がいてくれてほんとによかった、と思ったな。
でなけりゃ、母親は施設だし、愛犬たちしかいない家に帰って、ダッキー独りで泣いたのかと思うと……それはともかく。
今回の話は、救いのない、しんどい結末。でも(一見、本筋とはあまり関係ない)、死んだと思ってた鳥がよみがえるというエピソードにこめられた、この淡い、救いの余韻。
ハードな展開の中の、こういう甘すぎない叙情が、NCISってドラマの作り手のダンディズムなのよな〜♪
そう。今回の話、ダッキーの周囲の人たちは、みんな温かい。
ある1人を除いては・・。(さらにつづく)