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2017-02-20

『岳飛伝(一)』

岳飛伝 1 三霊の章 (集英社文庫)

 長かった文庫化待ち……。また数年空いちゃったので詳しく覚えていない登場人物も多いんですが、文章があまりにも肌に合うので立ち止まることもなくすらすら読めてしまいました。「これで死ぬような奴ならそこまでだ」みたいなシーンがバンバン出てくるマッチョ小説本来なら苦手な部類のはずなんですが、これだけ長く付き合ってきた作品だと嫌でも愛着が湧くし、このシリーズに合うよう自分から寄せていったところもあります。人間に圧をかけて人間性を搾り出すのは楽しいぞ〜(最悪)。

 北宋舞台としていた原作水滸伝時代からもずいぶん時は経ち、いまや中華は金と南宋時代に至りました。梁山泊が倒そうとしていた宋は金によって南に追いやられ、遼や蒙古奥州藤原氏までもが話に絡んできて、もはや原作の枠からは完全に逸脱しています。『水滸伝』の頃は梁山泊の志の中心であった「戴天行道」の旗も、今では何か人を縛る枷のように語られていて隔世の感。一度は梁山泊に名を連ねながら、そこを離れる者もおり、そもそもタイトルからして梁山泊敵対する岳飛の名を冠しています。水滸伝とか梁山泊という枠すら解体して、このシリーズを一人一人の物語に返していこうというのが、このタイトルなのかもしれません。

 もう一〇八星のうちの多くが死んでしまいましたが、「死にそびれた」「長く生きすぎた」と思いながら生き延びている人もいます。三十巻以上付き合って思い入れ深くなった彼らが自分人生にどんな決着をつけるのか、このシリーズが完結するまでのこれから一年ちょっとが楽しみです。

2017-02-08

キャラ紹介

 めっちゃさらなのですが、実はこの魔王城最近人が増えてきています日記と言いつつあんまり私事? について書くことがなかったので言いそびれていたのですが、今年はここの更新頻度も上げていく予定ですし、折に触れて同居人たちに言及する機会も増えるかと思うので、そのへん軽くご紹介しときたいと思います

魔王(@varelico)

下僕(@timetide)

おもち(@mochimochimanju)

ザリス @xalicetanir

そのほか

 FGOとかハイローもそうなんですが、特にここ一年くらいで手を出した作品にはお餅さんからの推しがきっかけになったもの結構ありました。ここに書いてる感想とか、いつもまるで自分意見みたいに書いてますが、けっこう周りの人の影響受けてるところもあると思います。まるっきり受け売りなこともあるし、その辺何も触れないのも心苦しいなーと思ってたので、一度しっかり書いてみた次第。なお明日から急に顔アイコン付きの会話形式ブログとかになったりはしないのでご安心ください。

2017-01-28

感想:アリスインプロジェクト『真説・まなつの銀河に雪のふるほし』

 ちょっと時間が空いてしまいましたが、先々週くらいに観てきました。観劇はあまり経験ないのですが、以前2回観た『アリスインデッドリースクール』が良かったので、アリスインプロジェクト繋がりで観に行ってみた流れ。冷凍睡眠から甦った主人公を除く現生人類が滅んだ地球で、寿命20年のデザイナーズチャイルド、動物とのハイブリッドAI情報生命など、「旧人類」と似た姿をした少し違う人たちが地球外の人類と連絡をとるためのロケットの発射を巡ってあれこれする群像劇です。

 SF的なガジェットが沢山登場するのですが、そこの説明に拘らずにさらっと流していくのが、小説中心の人間としては新鮮でした。いちいち説明してたら時間が足りないのもあるでしょうけど、ロボットの人工知性が当たり前のように「個性」を尊重して奇矯な行動をしたり、滅びかけた肉体を捨てて情報の海で生きていくかどうかの選択を善し悪しでなく当人の「感じ方」の選択として当たり前のように処理したり、説明をしないことによって結果的に「当たり前」として扱われてていく諸々がなんか良いな、と思いました。

 群像劇の中で役者さんの演技を観る、という感覚がまだ上手く掴めていないので、ちょっと話の筋を追うことに注意が向きすぎたかもしれません。もう一度観ればもっと役者さんの演技に注目できると思うのですけど、公演期間が5日間と短く、よほどコアな人でないと何度も観に行くのは難しいので、「演劇見方」というものもっと身につけた方がいいのかもしれませんね。

2017-01-24

面倒くさいオタクの私がEXILEのドラマにハマるわけがない(即落ち)-『HiGH&LOW THE MOVIE』感想

HiGH & LOW THE MOVIE(豪華盤) [Blu-ray]

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 というわけでテンションが上がっているので今回は語彙少なめでお送りします。

 先日ようやくBlu-ray版が出たので、劇場以来3ヶ月半ぶりに観返すことができました。1年前の自分に「おまえ来年にはEXILEドラマにドハマリしてるぞ」って伝えても絶対信じなかったと思うんですが、見事に沼に落ちてしまいましたね……。昨年10月、「なんかTLの与太話勢がやたらハイローハイロー言ってて気になるからとりあえず1回観ておくか……」という曖昧動機ではありましたしたが、上映最終日ぎりぎりの映画館に無理やり飛び込む判断をして本当に良かったです。

 劇場での鑑賞前は「EXILEの人がいっぱい出てくるケンカ映画」という雑な前知識しかなかったので、「ちょっとこういう強面の人たち苦手かも……」と及び腰気持ちがあったのですが、TVシリーズを振り返るキャラ紹介・勢力紹介から始まる映画の冒頭から頭をガツンとやられてしまいました。「かつて、ムゲンという伝説のチームがこの一帯を支配していた。その圧倒的な勢力により、かえってその一帯は統率がとれていた」「だが、そんなムゲン支配に唯一屈することなく、たった2人で互角に渡り合った兄弟がいた」 もうこの時点で既に私の知ってる現代日本舞台とした作品とは認識できなくなって、変な笑いがこみ上げて来てたんですが、その伝説のチームMUGEMが解散して5つの勢力が台頭する流れとなり、白ずくめの白い悪魔ホワイトラスカルズ」、学ランのヤンキー集団「鬼邪高校」、赤いハッピお祭りモチーフの「達磨一家」など見た目からして面白すぎる組織が次々とスクリーンに登場。さらに外部から忍び寄るヤクザや謎のラッパー集団など合計10勢力を矢継ぎ早に紹介されて、ここまで来ると私の頭はもう頭が完全に「いろんな部族種族が出てくるファンタジー作品」を観ているモードに切り替わっていました。

 で、本編が始まるんですが、冒頭の種族紹介があまりにもインパクト強くて分かりやすかったし、ストーリーは単純で、回想フラッシュバックとかもしつこいくらい入れてきてくれるので、TVシリーズの前知識がなくても全然支障を感じず観ていることができました。各種族の独特な価値観面白くて、これがもう完全にファンタジー観てる感じなのですが、なによりアクションもの凄い。めっちゃ爆発するし、めっちゃ痛そうな殴り合いしてるし、人が回転しながら宙を跳ぶし、大勢スタイリッシュに取っ組み合ってる光景が遠景でしっかり映ってくる。CGのなかった時代特撮映画を観てるような趣もあって、これどうやって撮影したんだろうとか考える余裕が今ならあるんですが、初見時はひたすら「ヒェ〜」みたいな顔で観てました。「数百人の人間乱闘してる光景面白いぞ」「人の頭をガラス瓶で殴るのはメチャクチャ楽しいぞ」「荒野いかついバイク外車で爆走すると阿呆みたいにテンションあがるぞ」などなど、語彙がなくなるような体験を2時間の間で大量に詰め込まれました。あの有名な「走る外車ボンネットに寝転がって登場する男」とかも観られましたね。最高ですかよ。

 EXILEには劇団付属してるらしいし、要所要所で有名俳優を起用してたり色々あるとは思うんですが、基本的EXILE一族ミュージシャンダンサー集団認識しています。でも「素人っぽい演技で興が削がれる」ようなこと全くなくて、これも視聴後に気がついてその自然さに驚きました。人前に出て自分を見せる職業からこうなるのか、そもそも素でこういうムーブができるのか、なんだかよく分かりませんが凄い。とにかく自然で勢いがある。あとラスボスポジション琥珀さんがエモくてエモくて、この時点でTVシリーズ未視聴だったので琥珀さんとMUGEN、龍也さんやコブラヤマトとの因縁とかよく分かんなかったのですが、琥珀さんの鬼気迫る迫力(この人もEXILE系の人と知ってびっくりしました)と、良い兄貴分だった頃の爽やかな笑顔初見でやられたし、はい、語彙がなくなる。

 で、映画を観てあまりテンションが上がったので、その日のうちにネット動画サービスに入会してTVシリーズをSEASON1、SEASON2と順に観ていきました。1回30分で、回想シーンバンクシーンが妙に多い*1などちょっと変わった形式ドラマなのですが、その分の予算を全てアクションシーンにつぎ込んだような感があって、しかもどんどん派手になっていく。何十人もの乱闘シーンを長回しスタイリッシュに撮るとか、なんでこれをドラマでやれるのかちょっと意味が分からないですね(映画版戦闘はずっとそんなシーンが続いてたので完全に頭が麻痺してました)。

「仲間を絶対見捨てねえ!」とか「ケジメ」とか、登場人物個人個人価値観基本的に合わないんですが、これもファンタジー作品キャラが「一族の掟は絶対」「一人殺された復讐のために百人が命を捨てる」とか言ってるようなものなので、ワハハと言いながら観ていられます。もうちょっと大きな話として、作品の要点らしい「楽しい時間永遠に続けることはできなくて人は変わっていかなくちゃならねえが大切なものは変わらずに残るんだよ」くらいの話まで来ると、固有の文化を越えて私でも馴染める内容になってきますし、「せなやあ」という感じでエモい。唯一きついのが女性まわりの扱いなんですが、まあこういうのはオタクコンテンツに出てくる美少女キャラの扱いを見た文脈外の人が「キモッ」て反応するのと似たようなものと思えばいいんですかね……*2。あと琥珀さんと龍也さんの関係があまりにもエモくて、「百合だこれ! 分かったこれ百合だ!*3」「尊い!」とか大騒ぎしてました。港に並んでこんな時間いつまでも続けばいいと心境を語り合っていた二人が顔を見合わせて「MUGEN」って呟いて最強のチームMUGENが誕生するの最高では? あと村山番長と不良キラーが不良になった轟がタイマン張る2期8話は最高。

 サントラも聴いてるんですが、これ最強のキャラソンアルバムですね。だいたい各チームに1つずつテーマ曲があって、しかも天下のEXILEが中心になってるわけですから音楽クオリティが猛烈に高い。琥珀さんにはどう考えてもラスボスBGMであるHell On Earth」というテーマ曲があって悪堕ち魔王感が半端ないし、じゃあ九十九さんにもバーサーカーじみたド派手な戦闘BGMがあるのかと身構えてたら「Maria」というエモい曲が流れ出して役者ご本人が「苦しいよ Maria 答えてくれ いつかは 報われるだろうか」とか歌い出すしMariaって歌ってるけどう聞いても考えても琥珀さんのことやんけいい加減にしろ!(頭の血管が切れて死ぬ) 最高のキャラソンです。

 そうやってハイローが完全に極まった状態で今回待ちに待ったBlu-ray版を視聴したわけですが、初見時と違ってキャラ因縁完璧に分かるし、琥珀さんの背負った悲しみを既に知ってしまったし、九十九さんはチワワみたいにあまりに健気で終始悲鳴を上げていました。琥珀さんそれなりに俳優経験あるとはいえ本職ダンサーなのになんであんな表情できるんです? あまりにもエモくないです? 今夏の新作どうなってしまうんですか? というところで、あと半年以上どうやって新作を待てばいいのか途方に暮れているところです。

 とりあえず、以下の動画はTHE MOVIEの冒頭で流れた各勢力紹介の元になったらしき映像で、多少シンプルになっています初見でもおおむね雰囲気を掴むことはできると思います。なんか感じるものがあったらDVD動画サービスHuluあたりでTVシリーズを観るか、なんだったらいきなりTHE MOVIEの方に飛び込んでもいいかと思います映画現在2つあって、1作目の分かりやすい『THE MOVIE』と比べると2作目の『RED RAIN』は文脈のあるファン向けというか、比較感傷的で落ち着いた作品なのでご注意を(重火器で武装したヤクザ根城に二人で乗り込んで素手で乱闘したりしますけど)。

*1:これはいきなり続きから観る人や、過去の経緯や伏線などを意識しながらドラマを観るのが苦手な人向けの作りになっていること、大勢役者スケジュールを合せるのが困難でバンクに頼らざるを得ないなどの事情があるのかなと思います

*2:ノボル彼女が身を引いた流れが美談みたいに語られてたのは流石に「ウッ」てなりましたが……。

*3:この「百合」は雑な用法です(雑な用法しか知らない)。

2017-01-15

Erlkonig2017-01-15

『りちょうとえんさん』感想

「私は本とかゲーム感想が書きたくてはてなダイアリーを始めただけなのに、いつの間にかこういう漫画ゲラゲラ笑うアカウントになってしまった……。自分が悪いインターネットにこんなに深入りしてしまっていたなんて……」と身につまされる本でした(別にアフィリエイトブログとかやったことないですが自然観測範囲フレームインしてくるのなんなの)。この本の笑いどころが理解できる人と理解できない人、どちらが幸せなんでしょう……。

 李徴と袁傪の初出作品『ブロガー山月記』は本書より前の同人誌『ここは悪いインターネットですね』の方に収録なのでご注意。二人のBLぶりが良いんですが、特に李徴のデザイン神懸かってません? このキャラをこの容姿で描こうとした発想が分からないし、出されてみるともうこれしかないという感じだし、最高だと思います。あと扉絵がだいたい良い。たまに出てくるショタっぽいプロブロガー絶対CV:石田彰だと思うんですがどうですかね? おもしろかったです。


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