Hatena::ブログ(Diary)

魔王14歳の幸福な電波 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter


魔王14歳の幸福な電波 この日記をアンテナに追加 http://d.hatena.ne.jp/Erlkonig/rss






サイト説明

2017-03-19

碓井ツカサ/円居挽『オーク探偵オーロック(1)』

 もうタイトルと表紙が完全に作品のコンセプトを説明してるんですが、オークがシャーロック・ホームズをやるやつです。オビでも本編中でも元ネタ探偵名前が伏せ字になってたので「これはホームズと思わせといて何とでもひっくり返せるやつやな!」とか思ってたけど、後書きっぽいもので思いっきりホームズ言及してたのでまあホームズでしょう(後書きっぽいものを信用しないこともできるぞ)。

 19世紀ロンドンの謎にオークの筋肉で挑む、とあってバトルの比率が大きいんですけど、いわゆる脳筋キャラではなく頭の方も名探偵相応にキレるというキャラ付けなので、探偵ものお約束メタを張ってるという感じは意外と少ないです。あと姫騎士文脈特にないので「くっ殺」とか言う人はいません(表紙の女の子ワトソンポジションです。可愛い)。

 能力推理ものとしては、オーロック能力が「自分推理が正解になるよう現実の方を改竄する」っていうオーク探偵とかの与太設定が吹き飛ぶくらい強力なやつで、しかもそれをかなり安直に使ったりしてたのでびっくりしたんですが、まあ円居先生のやることなので、ここからの話の持って行き方が楽しみですね。推理との辻褄が合うところまで現実改竄し続けるタイプの能力っぽいので、探偵自身にも影響が制御しきれず、かえって悪い結果を招きかねないとかそういう趣向はあるようです。

 謎の日本武術チベットに縁のあるホームズ元ネタからということなのか、かなりの頻度で東洋武術への言及とかあるんですけど、これ半分以上円居先生趣味だったりしませんかね……? あと最後の方で新宿アサシンみたいなのが出てきましたね?(新宿アサシンではないと思う)

2017-03-08

『妄想代理人』

2017-02-20

『岳飛伝(一)』

岳飛伝 1 三霊の章 (集英社文庫)

 長かった文庫化待ち……。また数年空いちゃったので詳しく覚えていない登場人物も多いんですが、文章があまりにも肌に合うので立ち止まることもなくすらすら読めてしまいました。「これで死ぬような奴ならそこまでだ」みたいなシーンがバンバン出てくるマッチョ小説本来なら苦手な部類のはずなんですが、これだけ長く付き合ってきた作品だと嫌でも愛着が湧くし、このシリーズに合うよう自分から寄せていったところもあります。人間に圧をかけて人間性を搾り出すのは楽しいぞ〜(最悪)。

 北宋舞台としていた原作水滸伝時代からもずいぶん時は経ち、いまや中華は金と南宋時代に至りました。梁山泊が倒そうとしていた宋は金によって南に追いやられ、遼や蒙古奥州藤原氏までもが話に絡んできて、もはや原作の枠からは完全に逸脱しています。『水滸伝』の頃は梁山泊の志の中心であった「戴天行道」の旗も、今では何か人を縛る枷のように語られていて隔世の感。一度は梁山泊に名を連ねながら、そこを離れる者もおり、そもそもタイトルからして梁山泊敵対する岳飛の名を冠しています。水滸伝とか梁山泊という枠すら解体して、このシリーズを一人一人の物語に返していこうというのが、このタイトルなのかもしれません。

 もう一〇八星のうちの多くが死んでしまいましたが、「死にそびれた」「長く生きすぎた」と思いながら生き延びている人もいます。三十巻以上付き合って思い入れ深くなった彼らが自分人生にどんな決着をつけるのか、このシリーズが完結するまでのこれから一年ちょっとが楽しみです。

2017-02-08

キャラ紹介

 めっちゃさらなのですが、実はこの魔王城最近人が増えてきています日記と言いつつあんまり私事? について書くことがなかったので言いそびれていたのですが、今年はここの更新頻度も上げていく予定ですし、折に触れて同居人たちに言及する機会も増えるかと思うので、そのへん軽くご紹介しときたいと思います

魔王(@varelico)

下僕(@timetide)

おもち(@mochimochimanju)

ザリス @xalicetanir

そのほか

 FGOとかハイローもそうなんですが、特にここ一年くらいで手を出した作品にはお餅さんからの推しがきっかけになったもの結構ありました。ここに書いてる感想とか、いつもまるで自分意見みたいに書いてますが、けっこう周りの人の影響受けてるところもあると思います。まるっきり受け売りなこともあるし、その辺何も触れないのも心苦しいなーと思ってたので、一度しっかり書いてみた次第。なお明日から急に顔アイコン付きの会話形式ブログとかになったりはしないのでご安心ください。

2017-01-28

感想:アリスインプロジェクト『真説・まなつの銀河に雪のふるほし』

 ちょっと時間が空いてしまいましたが、先々週くらいに観てきました。観劇はあまり経験ないのですが、以前2回観た『アリスインデッドリースクール』が良かったので、アリスインプロジェクト繋がりで観に行ってみた流れ。冷凍睡眠から甦った主人公を除く現生人類が滅んだ地球で、寿命20年のデザイナーズチャイルド、動物とのハイブリッドAI情報生命など、「旧人類」と似た姿をした少し違う人たちが地球外の人類と連絡をとるためのロケットの発射を巡ってあれこれする群像劇です。

 SF的なガジェットが沢山登場するのですが、そこの説明に拘らずにさらっと流していくのが、小説中心の人間としては新鮮でした。いちいち説明してたら時間が足りないのもあるでしょうけど、ロボットの人工知性が当たり前のように「個性」を尊重して奇矯な行動をしたり、滅びかけた肉体を捨てて情報の海で生きていくかどうかの選択を善し悪しでなく当人の「感じ方」の選択として当たり前のように処理したり、説明をしないことによって結果的に「当たり前」として扱われてていく諸々がなんか良いな、と思いました。

 群像劇の中で役者さんの演技を観る、という感覚がまだ上手く掴めていないので、ちょっと話の筋を追うことに注意が向きすぎたかもしれません。もう一度観ればもっと役者さんの演技に注目できると思うのですけど、公演期間が5日間と短く、よほどコアな人でないと何度も観に行くのは難しいので、「演劇見方」というものもっと身につけた方がいいのかもしれませんね。


∇コメント欄は常時開放中ですが、ネタばれにはご配慮ください。
パシリ家来のからすとうさぎが窓口をしています。何かご用があれば彼までどうぞ。メッセンジャーの登録なども歓迎します。