Hatena::ブログ(Diary)

魔王14歳の幸福な電波 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter


魔王14歳の幸福な電波 この日記をアンテナに追加 http://d.hatena.ne.jp/Erlkonig/rss






「魔王14歳の幸福な電波」について

2018-04-26

VTuber動画アップしました

今回もアリュージョニストの紹介です。「何この、何?」と興味持ってもらえれば御の字です。

2018-04-01

2018-03-27

『STEINS;GATE』(アニメ版)

 来月からシュタゲの新作アニメが始まると知り、そういばだいぶ前に前作のアニメ観て感想も書いたのにアップしてなかったな……と思い出して掘り返しました。前評判が良かったから、あと志倉さんがうみねこ散の作詞とかやっててちょっと気になってる人だったから、くらいの気持ちアニメ版を見始めたんですが、やっぱり異様に面白かったです。後半はラスト5話と映画版をまとめて一気視聴してしまいました。

 前半1クールは後半の展開のために伏線をひたすら張っていく流れで、試作型タイムマシンを巡る会話劇をぐだぐだやるエピソードが主だったと思うのですが、そのくせ一話一話の体感時間が妙に短くて、益体のない会話の連続なのに退屈を感じるどころか「え? もう1話終わり?」と思うことが多かったです。「後半から一気に面白くなるからまずはそこまで見て」みたいな紹介する必要なくていいですね。

 中盤のある出来事以降は明らかに作品雰囲気が変わり、タイムスリップものとしての展開が本格化するのですが、ここらかは本当にあっという間でした。前半に敷かれた伏線ラストイン・ファーストアウト形式で順番に回収されいくのは気持ちいいですし、そういう流れならいちばん最初に描かれた伏線いちばん最後に最大のジレンマとなって立ち現れるというのも熱い。科学考証はびっくりするくらいデタラメでも、作品としてのルール自体は手厚く示されているのでパズル的には納得感があり、想定科学ADVという売り文句伊達ではないなかったです。

 見てる間にキャラクターにわりと愛着が湧いてしまったのですが、岡部氏がやっぱり良いですね。ひたすら与太話を繰り返してる前半と、大事ものを失って無様に駆けずり回るようになった後半のギャップには来るものがあるし、宮野真守さんの演技もすごく良い。途中からメンタルがぐっちゃぐっちゃになってきたあたりの声、かなりこみ上げるものがありました。

 この手のキャラって物語を通して最終的に「大人」になって中二病言動「卒業」ちゃうパターンも多いと思うんですが、そうならず最終的に鳳凰院凶真に戻ってくるのも私好みです。マッドサイエンティストの真似をしすぎて遂に映画版で「あん発明はこの世に存在してはならない……」的なこと言い出すのも一周回ってあっちに行っちゃった賢者みたいな感じで好きです。

 映画の方は、紅莉栖の思考のブレや躊躇が話の展開にブレーキをかけてしまうようなところがあって、本編ほどテンポ構成が良いとは感じませんでしたが*1、本編に対する「アフター」ものとして綺麗にできていたと思います。

 主人公ループを繰り返すタイプの作品ってどうしても倫理観が現世的な人間それから乖離して、そのままクライマックスに突っ込んでいったりするので、「本編で零れ落ちたもの」を拾い上げる外伝的作品がやたら面白くなったりするんですよね*2世界危機とか大きな風呂敷は広げず、本編で岡部氏が必死こいて救おうとした紅莉栖たちが今度は彼を救う側に回る展開、ベタながらめちゃくちゃ感情のある流れで、良い……ってなりました。

*1:あとまゆしぃ岡部氏の不在に結構淡白なのもちょっと悲しいな……とは思いましたが、あの子は紅莉栖が目の前で無茶して苦しんでたら(それが岡部のためであっても)まずは目の前の紅莉栖の無茶を止めて苦しまなくて良いと諭すような子だと思うので、あれはあれで彼女らしいのかもしれません。

*2:ぱっと思いつくのは『ひぐらしのなく頃に』のクリア後番外編である賽殺し編とか。

2018-02-27

『岳飛伝(四)』

岳飛伝 4 日暈の章 (集英社文庫)

 金と南宋が本格的にぶつかりはじめて、本当に『岳飛伝』という感じになってきました。このシリーズになってから出てきた新キャラ・孟遷もすっかり岳家軍の要の一人という感じになっていて、この面子の中に牛坤と姚平がいないのは寂しいなという気持ちになります岳飛陣営を盛り上げる良いコンビだったあの二人、いよいよ岳飛が話の中心になってくる岳飛伝を前にどうして退場しちゃったのかなと思いますが、ああいう「これから」という連中があっさり死んじゃうのがこのシリーズですもんね……。

 李英・李媛の兄妹なんかも今回触れられていましたが、どうにも恵まれないまま死んでしまって、しかも死ねばそこまでというキャラクターが多くなってしまうのは、どんどん人が出てきて死んでいくこういう群像大河小説では仕方のないことです。それでも、こうやって死んだ人たちの名前がたまにでも挙がり、遺した業績や思い出話が語られるというのは、何だか救われるものがありますね。

 それにしても、これまでに死んだ人々にまつわるキーワードが各話の章題になってたり、水滸伝の頃は絶対的だった「志」が時を経て何だかよく分からない曖昧概念に変化していくのと対比して語られるもう一つの概念「夢」だったりするの、「か、感情〜〜」ってなります……。打倒宋という目的に向けて屍の山を築きながらも痛快に突き進んでいた『水滸伝』の頃とはもうかなり作品の趣も変わってきたと思うのですが、五十巻におよぶ大長編の中で培われてきた様々なものの積み重ねには、何か言い知れない巨大な感情を覚えずにはいられません。これだけのサイズ物語には自分人生の中でそういくつも触れられないだろうと考えると、ほんと贅沢な経験ですね……。

2017-12-17

『GDZILLA 怪獣黙示録』

 シン・ゴジラでこそないものの、このアイデアをご自身で実現しちゃったような一冊。怪獣映画フェイドキュメンタリーという食い合わせがまず美味しすぎるので、この時点で強いです。さらに古今の怪獣特撮ネタをこれでもかと詰め込んで、こういう方向性好きな人向けの突破力が凄まじい一冊になっています。私自身は怪獣詳しくないので、「怪獣名前がいっぱい出てくる」「硫酸コバルトカドミウム」くらいしかからないのが勿体なかったですね……。

 局所的な怪獣災害だけでも話をひとつ作れるわけですが、「1999年以降、世界中で何体もの怪獣が現れるようになり、徐々に人類が追い詰められていく」ってストーリーラインを打ち出し、人類敗北までの年譜を冒頭でドンと見せられたインパクトが凄まじかったです。序盤に出てくる怪獣でも相当手強く、甚大な被害を出しながら必死こいて撃退していく一進一退が描かれているのに、この先桁外れに強力なゴジラが出てくることがあらかじめ分かっている絶望感。どうすんのこれという感じです。

 多分話としていちばん盛り上がるのはゴジラ活性化〜核1000発によるヒマラヤ封じ込め〜浜松最終決戦における人類敗北の流れなので、ここに至る直前でこの記録が断章となってしまっているのは残念です。映画本編の内容との兼ね合いだったりするのかもしれませんが、ぜひ同じくらいのボリュームでの後編の出版にも期待したいところ。


∇コメント欄は常時開放中ですが、ネタばれにはご配慮ください。
パシリ家来のからすとうさぎが窓口をしています。何かご用があれば彼までどうぞ。メッセンジャーの登録なども歓迎します。