・柏原亡き後の東洋大が箱根の往路で1位(箱根駅伝2014往路)

 2014年1月2日、第90回東京箱根間往復大学駅伝競走の第1日目が、往路5区間(計108.0km)に23チームが参加して行われ、5時間27分13秒で東洋大学が2年ぶり5回目となる往路優勝を果たしました。おめでとうございます。つづいて2位には、59秒の僅差で駒澤大学、3位には、1位と5分9秒の差が開いて早稲田大学、4位は去年総合優勝を果たした日本体育大学、5位:青山学院大学、6位:拓殖大学、7位:明治大学、8位:大東文化大学、9位:東海大学、10位:日本大学・・・と、ここまでが繰り上げなしで、復路スタート。


 というわけで、みなさま、明けけましておめでとうございます。今年も箱根駅伝は熱かったですね。しかし今年は1区から大荒れの展開だった。1区はかなりのハイスピードバトルだった。まあ、見てるこっちとしては面白かったけど。でも1区のラストは早大・大迫選手と、駒大・中村選手の一騎打ちになるとばかり思っていたのに、最後に勝ったのは日体大の山中選手だったからな。びっくりした。見ててポカーンですよ。あれ?山中選手ってそんなに強かったっけ?みたいな。でもタイム的にもハイレベルで、各ランナーが攪乱されて、かなりタイム差がついてた。


 逆に花の2区は、あまり花がなかったというか、正直微妙な2区だったなあ。まあ、エース対決だったのは間違いないんだけどね。1区がやたらバタバタしてたせいか、全体的に落ち着きが無くて、エースのガチンコ対決って感じじゃなかったよね。っていうか、留学生の拓大・モゼ選手はブレーキだし、山学大のオムワンバ選手はまさかのリタイアしちゃうし、今回も留学生はスタート直後にラストスパートしてたので、ゴボウ抜き来るか!って期待していたので、かなり肩透かしな気分。まあ、日体大・本田選手のゴボウ抜かれは、かなり凄かったけど。


 しかも3区で早くも繰り上げスタートだったのには、ちょっと笑ってしまった。でもま、3区、4区ではだいぶ落ち着いたというか、やっぱ東洋大・設楽ツインズはさすがだなあ。彼らのがんばりのおかげで、東洋大は往路優勝できたようなもんだし。逆に、出雲駅伝全日本大学駅伝をぶっちぎりのスピードで優勝して、往路も独走するとばかり思っていた駒大は、結局は往路2位だった。優勝候補といわれた日体大は、最終的に4位だし。しかもこちらは、トップとタイム差がありすぎて、総合優勝はほぼ絶望的な感じだし。駅伝はホントわからんもんだなあ。


 5区もなあ。日大・キトニー選手には、ずいぶんと期待してたんだけど、なんなら新しい山の神が誕生しちゃうかってワクワクしてたんだけど、区間10位て・・・。これじゃ平地を走ったほうが速い。始まる前のワクワク感を返せって感じだ。まあ、異教徒の神を崇めなくて済んだのでよしとしよう。とりあえず、明日の優勝争いは、ほぼトップ2チームに絞られたといっていいのかな。東洋大は設楽カード2枚とも切っちゃったけど、駒大はまだエース窪田を残しているしね。どうなることやら、今から楽しみです。あと、地味に国士舘大の遅さが凄まじかった・・・。


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