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リン・チェイニー、同性結婚を禁じる憲法修正に反論




ディック・チェイニー米副大統領夫人リン・チェイニー氏は、2月9日、ラジオのインタビュー番組で、同性結婚の禁止を目指した憲法修正案に反対であることを示した。
チェイニー夫妻の娘メアリーはレズビアンであることをカミングアウトしている。

I don't support an amendment to the Constitution banning gay marriage.

Lynne Cheney Gets Snappish In Gay Amendment Interview [365Gay.com]

「私は一人の保守主義者として、ゲイの結婚を禁じる憲法修正を支持しません。この問題は各州で討議すべきことです」
とチェイニー氏はインタビューに応える。さらに、同性結婚問題については共和党は一枚岩ではなく、「アーノルド・シュワルツェネッガー知事やルディー・ジュリアーニニューヨーク市長も私たちと同じような考えを示しています」と。

ところでこのラジオの番組。インタビュアーがかなり挑発的な質問を投げかけ、それに対し、副大統領夫人が「待った!」を入れる「激論」だったようだ。

インタビュアーはブッシュ大統領の発言を引く。「この修正案は、家族のため、子供のため、社会のために有益なものだ。ゲイやレズビアンの親が家族として適切であるかどうか私は疑問に思う……」

それをリン・チェイニーが遮る。「テリー(インタビュアー)、私は同性結婚を禁じる憲法修正法案を支持しないわよ」と。

こういったやり取りが続くのだが、これは要するに、ブッシュをはじめ同性結婚に反対する人たちは、アタマから「同性愛関係」を「やまなし、おちなし、意味なし」=「やおい」と見做し、「やおい」であって欲しいと願い、そして「やおい」のままであるべきだと<強要>しているものだ。

これに対し、同性愛者の家族を持つ母親リン・チェイニーは、「そうではない」と反論する。
また、この記事では、ディック・チェイニーの発言も参照される。副大統領は、こう述べる。

「自由(freedom)」は、すべての人々のための「自由」である。人は、自分たちが望むどのような「関係(relationship)」をも築くことができる(どのような関係でも自由であるべきだ)。