出発まで
「くるりワンマンライブツアー2009〜とろみを感じる生き方〜」が広島に来ないと知り、「なんで・・・なんでよ・・・」と暗くなり、ツアースケジュールをじーっと眺めていたら、ひらめいた。3連休の中日である22日の金沢公演なら行ける!チケットとホテルは押さえていたものの、旅に出る直前に家庭の事情であわあわ。行っていいものか。悩んでいたところ、心優しき女性から金沢の選りすぐりマップが届き、「行く!絶対に行く!」と気持ちが固まった。この旅の半分はやさしさで出来ているのでありますよ。
金沢21世紀美術館
中央公園で靴擦れ防止パッドを足の裏に貼り、21世紀美術館へ。
「雲を測る男」今日の雲はそのものさしじゃ測れまい。
MASA♪Oさんから「チケット売り場が混むから、ローソンチケットなどで先にチケットを購入していた方がよいですよ」というアドバイスを受けていたので、スムーズに館内へ入ることが出来ました。まずは当房優子さんの「色合せの楽しみ」から。色とりどりのバッグやマフラーが天井から吊り下げられている様子にキラーン!と目が光った気が。撮影可だったので、好みの色合せのバッグを見つけては撮影。赤×ベージュ×黒白ドットのバッグが好きだったなぁ。
オラファー展は撮影不可のため、写真はありませんが、人間の体と、そのしくみ、光や水を使った試みが面白くて、普段使ってない脳の領域が刺激された感がありました。自分の目と強いライトだけで、スローカメラを使ったように流れ落ちる水の粒が見えたり、見る世界がモノクロに染まったり、いくつもの自分の影の重なりが虹色に映し出されたりするのです。自分の体が作品の一部ってのがとっても楽しかった。
天気が悪かったので、スイミングプールの写真はイマイチの出来ですが、きっとまた来るから大丈夫!
とろみを感じる生き方
美術館を出て、加賀ゆびぬきを眺めたりしながら香林坊辺りまで出て、ミスドでかなり遅い昼食代わりのドーナツとアイスコーヒーを取る。APAホテルのコインロッカーに荷物を置いて、金沢エイトホールへ移動。旅先でのくるりライブにドキドキも頂点。岸田くんのブルースハープ姿がキュートだった「Ring Ring Ring」から始まって、アンコールの「東京」まで、とろっとろにとろけてしまいましたことよ。ドンファンの時より色っぽいうねりが感じられて、足元ふわんふわん。小さなライブハウスの方が、より良く感じられる気がする・・・生々しくて、なんだろう、あの空気の濃さは。もっと語りたいんだけど、ここからはR-18指定になっちゃいそうよ。弾き語りの「男の子と女の子」も切なくって良かったぁ。同じ時代に生きててよかった。金沢まで来てよかった。