「バンダイ 超合金魂 飛影&黒獅子」

さて発売からしばらく日が経っている物ではありますが、今月は鳳雷鷹も控えていることですし、ここらでいっちょレビューしてみますの超合金魂GX-54「飛影&黒獅子」セットであります。

忍者戦士飛影」はフィリピンでマルコス政権が打倒されてたころに放送されていたTVアニメで、魔女っ子シリーズで有名なスタジオぴえろが制作していた作品です。番組内容を参照しつつアイテム解説しようとか思ったんですけど、それではなんか普通なので、あえてなにも調べず当時の記憶だけをたよりにしてみたい!説明書の設定ページもそこは敢えて読まずに!!スパロボもよく知らない!!

あ、でもカラオケで「LOVEサバイバー」は歌えます。


ハコ開けてみるとブリスターは二段の重箱になってます。飛影単体なら古くはウェーブのレジンキットやPVC完成品などたま〜にリリースされてた気がしますけど、合体システムを再現したのは本放送当時のトイ以来の快挙ですね。これだけサイズが違うんで、どちらかに合わせると得てしてもう一方が上手くいかなかったんですよねー。


そしてこいつが主人公メカの黒獅子です。

…主人公メカ?

う〜ん、たしかにシリーズ前半はメインキャラ3人のうち主人公(火星植民地にいた不良少年ぽい彼)が乗りこんでそれなりに活躍してたんですけど、後半では主人公(うむ、名前は出てこない)が直接飛影と一体化しちゃうんで…たしか唐突に第四の男が出てきて乗り込むんだったか、えらく影が薄くなったよーな覚えが…




変形機構との兼ね合いもあるんですが、上半身はそれなりに動いて遊べます。問題は下半身で股関節が鬼のように固い!コワすんじゃなかろうかと思うぐらい力こめないと動きやしないのです。
どうもモッサリしてんなーと思ったら、解説書のインタビューではデザイナー本人これを主人公メカだと思ってなかったらしいぞ!ゲッター3みたいな位置づけだったらしい…いやはや20年以上経ってはじめて知るキョーガクのジジツ(w


そいえばジャイアン色ですもんねとおもいつつ武器用手首を使って付属品紹介です。こちらはビームカタナ。
…いかん変な洋物ゲームしか思い出さないOTL

こっちは「敵・スケルトンより奪って使用した忍者刀」です。

…スケルトン????

なんだっけそれorz

忍者戦士飛影の敵って青野武がすっげェいい味出してたのは覚えてんすけど、あのキャラは地球の小役人だったよなー、うーむ。


シルバーチャリオッツ宜しく二刀流も出来るのですが、多分本編にこんなシーンは無いと思います(w
ちなみに武器用手首は軟質樹脂製でエイヤッ!とねじ込むんではなくちゃんと指を広げて持たせましょう。


「劇中使用で印象が深いガトリングガン」を両手で構えることができます。センサーは起倒式、銃身は回転可能。


プラの中空成形、腕関節もがっちりしてるので「劇中使用で印象が深いガトリングガン」のホールドはまったく問題なし。
…印象はまったく思い出せない…



獣魔への変形は「脚飾り」の移動がなかなかトリッキーですが、このようにばっちり決まるのは流石だ。

うん、流石にこれはよく覚えていますよ。

キングスカッシャーですね、わかります


それでここからは飛影です。

ロミナ姫、そうロミナ姫だ!のひとが母星を侵略されて(敵はデスキャラ…だっけ?)、地球にやってきたのは「伝説の戦士忍者」の助けを求めてで、で…

そもそも、なんで忍者だったんだろう?飛影ってひと(いやロボットだ)はピンチになると突然あらわれ、無言のままにばっさばっさと敵を倒して去っていく忍者というより通り魔のような存在…でしたが…


当時「網タイツ履いたロボットだよ!!」とかみょーに興奮してた友達がいたなぁ…
それなりにお年頃でしたから、たぶんバニーガールとかに興味が湧いてたんじゃないかと今更。


黒獅子セットに付属するのは合体用でアクションタイプが別に出ると聞いてました。だから変形ギミック優先なんだろうなと思うのは浅はか過ぎる考えでした!
いやいやよく動きますねこれ。単体でもかなーり遊べる。胴体部分にまでボールジョイントで関節入ってたのは実にうれしい驚きで、合体優先ならこの部分固定化した方が楽なのにそこを敢えて!という心遣いがちょっと嬉しい今日この頃。


武装関係は豊富で忍者刀は通常のものと小刀が両刃になった状態とで二種類付属。切腹出来そうなデザイン(w



ライフルとシールドを合体させることによってサンダーアローガンを組み立てられます。

いやそれ少しも忍者の武器じゃないし!

「マキビシランチャー」というギミックもあるのだが…

なんでしょうねハリウッドで「ニンジャ映画」がブームになったのってこのころでしたっけ?
その後の日本のロボアニメ(勇者シリーズなど)に出てくる忍者系ロボットって、大抵飛影っぽくなってる気がする。ガオガイガーに出てきたやつとか。


「バトルショットブレード(収納時)」カタナがサヤに入っただけだと言うなかれ、これでようやく忍者っぽくなったぢゃないか。


なにしろうっかりしてると速攻「銃モード」とか「ナギナタモード」になっちまうのであります。
これ薙刀より長巻に近いんじゃないの?とか思っても当時の子供には判るまいなあ。しかし薙刀って日本で最も誤解の多そうな武器ですね。



まー良く動きますわしかし。劇中でも飛んだり跳ねたりしてた印象はありますね。
飛影って意思はあるのだけどちっともしゃべってくれないんで、一体何者なのか最後までよくわからなかった…

番組が放送途中に打ち切りで終わったってのもあるんですけど。


コア形態へ変形するであります。安っぽいケムリとか「ドロン」なんて効果音があると忍者っぽいかと思われます。
黒獅子と他の二体(鳳雷鷹、爆竜)はロミナ姫の宇宙船に保管されてたメカで、その真の力を得るために地球まで忍者を探しに来たのだったか。
ところで前に確か「縄文時代の屈葬のようだ」と表現した覚えがありますが、

なんと横から見たら「ひとり吊り天井固め」でした。ロメロスペシャル!!
腕の逃がしがイイ感じですねー


コイツを黒獅子にはめ込むにはちょいとコツがいりますが、一度ハマればあとは慣れます。
ともかくこれで完成獣魔黒獅子!!



…なんだか合体前と全然変わらないような気がする。

いや、本編だとびゅばーす!と飛んだり跳ねたりしてたんでちゃんとコアになってる飛影のパーツも見えてたはずなんですけど。
このガタイでは流石に魂STAGEには飾れないしで、どうもな…


おすわりもそんなに様にはならないので、やはりこれは元デザインの構造的な問題か。


本来こうあるべきだったんじゃないかなーと、番組セールス的にもこの方がねえ。


ケルトンの忍者刀は獣魔黒獅子に咥えさせるのが正しい使い方、これが劇中同様なんだそうであ、

思い出した!

ロミナ姫にフラれたかなんだかで敵側に寝返ったヤツ(井上和彦なイメージがある)が乗ってた指揮官メカがスケルトンだ!!
ついでに大塚芳忠が「グラサン司令官」なのにサングラスは掛けてなかった!!!

…ひょっとすると「星銃士ビスマルク」あたりとなんか勘違いしてるかもしれないのだが。


うん、やっぱ並走してるほうが絵になるよな。
もうちょっと印象残ってるかとおもたのですがいささか無理があったかも知れません。しかしこーなんだろうな、
忍者戦士飛影」映像ソフトのリリース状況などはちとわからないんですが、機会があったらぜひ見ていただきたい作品です。
現在だとなかなかお目にかかれない種類のロボットアニメで、ああやっぱり80年代はよかった。

なにしろ打ち切りの煽りをくらって敵の大親分が誰も知らないうちに流れ弾で死亡という、20年以上経っても異様に印象に残る最終回のエピソードはこれもう空前絶後ですよ?マジおすすめ!!

<おまけ>

でライオンつながりをやろうと思ったけど、そんなにアクション出来なかった(´・ω・`)

<さらにおまけ>
ウィキペディア見てきました。

いろいろ間違いすぎだろ俺。(´・ω・`)

そーゆー訳なので「忍者戦士飛影」についての正しい知識を手に入れたい人はそっちを参照してください。



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