双子素数は(11,13)ような対を生み出す素数である。一応無限個あると予想されているが、証明はない。ソフィー・ジェルマン素数とは素数pに対して、2p+1も素数となる素数であり、これも対である。無限にあるかどうかは誰も知らない。
これを強引に視覚化しよう。
双子素数の片割れの小さい方の素数を生成し、それで対(p,q)をつくる。いわば双子素数だけの格子点(x,y)を生成するのだ。
25までだとこれくらいしか双子素数の対はない。
500までだと増え始めるかのように見える。
8000まではここまで密になる。
参考までに差分が6と28の同様な素数格子点をupしておく。
次はソフィー・ジェルマン素数だ。
ちなみにソフィーはガウスと同時代の数学者で、男性ペンネームでガウスに数論の証明を届けた、いわくつきのフランスの女性だ。ソフィー・ジェルマン素数はフェルマー大定理の特殊な定理で、この素数系列で、フェルマー大定理を証明したのが、彼女だ。
8000までの素数での出現度合いだ。後者ではドットサイズを小にしている。
8000までの双子素数でドットサイズを小にしたものを掲げる。
どうであろう、どちらが多く出現しているかお分かりになるであろうか?
数学史のなかの女性たち―八人の女性数学者とその生涯 (1977年)
- 作者: リン.M.オーセン,吉村証子,牛島道子
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【地域振興】名産品のご提案
ソフィー・ジェルマン素数の範囲を10万まで拡大するとシックでプライムな模様となる。
これを「ソフィー・ジェルマン紺絣」として女物の浴衣にして発売したらどうであろうか?
世界中の数学好きから注文が殺到するやもしれぬ。