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2018-05-17 読了

[]  阿部智里 『烏に単は似合わない』

烏に単は似合わない  八咫烏シリーズ 1 (文春文庫)

宗家とそれを支える四家が支配する世界。その宗家の次代である若宮の后候補として四家の姫君が集められ、若宮の寵を競う華やかな宮廷。そこに集まったのは、急遽姉の代わりに登宮した東家のあせび、冷たい美貌で誰よりも入内に執心する北家の白珠、姫君らしからぬ物言いをする南家の浜木綿、美しく華やかで恋心を露に他家を牽制する西家の真赭の薄。彼女らとその背後にある家の思惑が蠢く中、次々に事件が起こります。

読みはじめは、良く出来た和製ファンタジーと思いきや、終盤では論理でもって解きほぐされた真相で、それまでの人間模様がひっくり返るミステリの要素満載の一作。本作が松本清張賞受賞作というのも頷ける作品でした。

四家の特色や力関係、姫君たちの現在を形作った過去といったものが、極めて論理的で納得のいく形で明らかにされる結末は、丁寧に描かれる登場人物たちの思惑の必然的な着地点と言えるでしょう。

また、ファンタジー作品としても緻密に構築された作品世界に、今後の展開が期待される一作。

[] 日帰り熱海

今年は5月12日に熱海のハーブ&ローズガーデン行ってきました。

昨年より1週くらい早いのですが、やはりかなり咲き進んでいました。

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山の上までバスで連れて行ってもらって、下りながらバラを見る感じ。今年は頂上付近にカフェも出来ていて、初島を見ながらひと休みする場所も出来ていました。

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そろそろ紫陽花も咲いてきているので、湿度も低く爽やかにカラッと晴れる日、なんてのは減っていくんでしょうね…。

[] 悲報

熱海でカメラからペロンと剥がれました。

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…貼り付けてただけなのね、と。

これから雨の季節なのでちゃんと補修しましたケド。

2018年読了冊数:19

現在の積読:0

2018-05-07 読了

[]  恩田陸 『EPITAPH東京』

EPITAPH東京 (朝日文庫)

 「東京」をモチーフにした『エピタフ東京』の戯曲を書こうとしている「筆者」と、「吸血鬼」だと名乗る吉屋。「東京の秘密を探るためのポイントは、死者です」という吉屋の言葉を聞き、将門の首塚をはじめとした幾つかのスポットを時に友人と共に辿る筆者の日常と、死をも超越して「東京」という街を俯瞰で眺める吉屋の視点、そして少しずつ構想が固まり断片的に挿入される作中作の『エピタフ東京』の3つのパートで描かれる作品。

 まず、「小説」としての物語を求めると、本書はかなり奇異でとっつきにくく、起承転結の起伏も見えずに、「著者」のパートのタイトルに冠されている通りの「Piece」という言葉通り、断片の寄せ集めのような作品であることに戸惑うかもしれません。

 ですが、この作品の主人公は「東京」という都市であり、長い時間この街を見続けてきた吉屋と、東京をモチーフに盛り込んだ戯曲を描こうとする筆者という、奇妙な登場人物を通し、様々なアプローチで考察をした作品であるとすると、この激変する都市の成り立ちの背景を考えるユニークさが見えてきます。

 本作における最終目的は「東京という都市の墓碑銘」を模索するというものであり、この墓碑銘のために二人の登場人物が必要だったのだなということが分かる結末でした。

[] 藤とかポピーとか。

今年は全体的に10日以上花が早い感じで、4月の後半に入るや否や藤が見頃を迎え始め、連休に入る頃には終盤になっているという状況。

そんなわけでまず、連休の10日くらい前にあしかがフラワーパーク。

今年の4月1日に、「あしかがフラワーパーク駅」が開業し、これまでよりもアクセスが良くなったこともあって、だいぶ交通の便は良くなりました(でも両毛線の本数の少なさ…)。

私が訪れた時点で、うすべに藤は盛りをちょっと超えたところ、大藤、大長藤は満開、黒龍八重藤は満開一歩手前くらいな感じ。

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まだ例年よりも時期が早いこともあって、人混みも随分マシだったので、ある意味今年はラッキー。

今度の冬のイルミネーションと、来年の藤の時期にはまた行きたいなと思います。


それから連休に入って割とすぐ。

横須賀しょうぶ園の藤もどうかなと見に行きましたが、白藤は満開でしたがメインの紫の藤や紅藤が終わっていたのでやや拍子抜け。

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来年リベンジします。(また入院とかしていなければ。)


連休の後半、くりはま花の国のシャーレ―ポピーを見てきました。

昔はポピーと言えばオレンジや黄色でしたが、最近は目が覚めるような赤色のシャーレ―ポピーが増えているんですね。

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ソフトフォーカスでポピーははじめて。

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ネモフィラもまだ綺麗に咲いていました。

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予定だと、6月9日と10日にポピーの花の摘み取りをすることになっていましたが、今年は開花がかなり早いので、摘み取りも前倒しになる可能性があるとのことです。

[]仏行寺のツツジ

こちらも例年であれば、連休の半分くらいのところで見頃になるのですが、連休前に見頃を迎えていました。

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今年も無事にこの斜面を上れて良かったです。

2018年読了冊数:18

現在の積読:0

2018-04-01 読了

[] 吉永南央  『まひるまの星 紅雲町珈琲屋こよみ』

まひるまの星 紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)

紅雲町でコーヒー豆と和食器を扱う小さな店を営む老女の草は、他界した母親と20年ほど前に仲違いした鰻屋の清子との没交渉になったまま渡せずにいた母の形見の着物のことが気になっています。そんな中、事情があって山車を置いていた土地の持ち主がその土地を売ることになり、草の店の前に山車を置く話が出てきます。店の営業にも差し障ることもあり、出来れば鰻屋に接した土地に山車を置けないかという案が持ち上がってくるのですが…。

鰻屋の清子と草の母親との間に、20年前に何があったのか。自分と清子の間にも引き継がれてしまった確執に、何とかならないものかと悩みつつ、少しずつ見えてきた2つの家族の問題は、町全体を巻き込むものになっていきます。

連作短編集の形で展開するこの物語では、少しずつ見えてくる家族の問題の根が、思わぬところにあったことが明らかになる驚きだけでなく、老女の静かでゆっくりとした日常を通して描かれるやるせなさのようなものも描かれます。

どうしようもない現実の中に生きていながらも、一本筋の通った草の生き方が素敵な一作。

[]2018年春。

今年は年明けから具合悪くなってその後入院が長かったので、冬がまるっとなかった感じですが、春はそこそこ満喫しております。

今年も行ってきました。

府中の東郷寺の枝垂れ桜。

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今年も見事でした。


そして目黒川。

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中目黒駅付近の人混みはかなりひどいですが、恵比寿くらいから下流になるとだいぶゆっくり桜を見ながら歩けます。

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川幅が広いので、中目黒辺りのように川の上を桜のトンネル…とはいかないですし、明かりもやや寂しいですが、混雑を避けてお花見を楽しもうと思うならこっちも悪くないように思います。


ところで、とある方からこんなものをいただきました。

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500mmのミラーレンズ(×2倍のテレコンバータ付)。

超望遠なのに、キットレンズの望遠ズームより軽いです。径は大きいですけど。

昨日はちょうど満月だったので撮ってみました。

まずは前から持ってた70-300mmで300mm。

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こんなサイズですので、いつもはトリミングしてます。


500mm。

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結構大きくなりました。

1000mm。

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500mmでも大概フレームに月を入れるのに苦労しましたが、こっちは相当迷子になっていました。月どこ、みたいな。


今回の満月は、この次は2020年まで無いらしいブルームーンだったそうです。

[] 本覚寺、安国論寺、明月院鶴岡八幡宮

今年は桜が思った以上に早くて、東京よりは若干遅めではあるものの、鎌倉でもあっという間に咲いて散ってしまっています。

そんなわけで2週続けて鎌倉行ってました。

まだ本調子じゃないから今年は自重すると思ってた人と、絶対我慢できないで出掛けてその後潰れてると予測してた人と周囲に色々いますが、まぁこんな感じです。

でも行く先を絞ってるので、かなり自重していると思います。

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まずは3月24日。

本覚寺の枝垂れ桜。

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この日で満開。駅から近いので、人も多かったです。

大町の安国論寺にも枝垂れ桜があるので、足をのばしてみました。

お彼岸の時期だったこともあって、観光客以上にお墓参りの方が多かったです。

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まだ水仙も咲いていました。


そして4月1日。

ソメイヨシノが散ると、北鎌倉の明月院の紅枝垂れが咲くので、そろそろかなと思って行ってみたところ、暖かい日が何日もあったせいか、予想以上の速さで咲いてすでに満開でした。

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バイモという花も。

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今年は海棠も早いです。

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ソメイヨシノもまだ残っていますが、そろそろ散っているので午後からは鶴岡八幡宮の源平池に行って、この日も終わり。

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今年は本当に桜が早く咲いて早く散ってしまって、何となく慌ただしい感じです。

2018年読了冊数:17

現在の積読:0