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2017-01-20 読了

[] 吉永南央 『糸切り 紅雲町珈琲屋こよみ』

糸切り 紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)

 コーヒー豆と和食器を扱う店、小蔵屋。この小さな店の店主である未亡人の老女、お草さんは、町のはずれにある商店ヤナギで買い物をしようと出掛けますが、そこで車にひかれそうになった挙句、プラスチック製のアンティークの企業のマスコット人形を破損させてしまうトラブルに遭ってしまいます。この一件以来、彼女の周りで不穏な兆候が見られるようになりますが…。

 プラスチックの古い人形が端緒になって、小さな町の中を揺るがすある思惑が少しずつ明らかになる連作短編集。事態を複雑にしているのは、個々人の身勝手な保身だったり欲望だったりして、歳を重ね決して平坦ではない人生を歩んできたことで、そういうものを嫌というほど理解しながらも、人の醜い部分と自身の弱さや老いの悲しさに傷つく老女の姿が、本作でも等身大で描かれます。

 必ずしもすっきりとしない後味を残す結末となってはいますが、それもまた本作の持ち味なのでしょう。

[] 江ノ島ウィンターチューリップ

前回12月に行った時はまだ蕾だったチューリップが満開とのことで、急遽サムエルコッキング苑に行って来ました。

12月の時よりも日が長くなっているので、日没時間は遅くなりました。

シーキャンドル点灯後も、富士山の姿を見ることが出来ます。

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富士山もだいぶ雪が多くなったようで。


一番人が集まるのはやはり、展望台へと続く青紫のトンネル。

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毎年少しずつ変えているようで、今年はシャンデリアのように装飾されています。


そしてチューリップは今まさに満開。

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イルミネーションとチューリップを楽しめるのも、冬のサムエルコッキング苑の良いところですね。

2017年読了冊数:1 積読:1冊

現在の積読:

久住四季 『星読島に星は流れた』 創元推理文庫

2017-01-12 読了

[] 岡崎琢磨 『珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように』

珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 理想のコーヒーを求め、聡明な女性バリスタ美星のいる珈琲店タレーランに通うようになったアオヤマ。彼が珈琲に傾倒するようになった裏には、孤独だった学生時代に出会ったある年上の女性の存在がありました。

 これまでは語り手であり、事件からは一歩引いてあくまでも狂言回しであったアオヤマ自身の過去と、彼の人生を決定づけた女性が描かれる連作短編集。

 2話、3話…と進むうち、だんだん物語が陰りを帯びて、アオヤマの初恋の人だった女性の源氏物語へと重ねられた真意が徐々に姿を現します。これまでのシリーズ既刊作品の中でも、毎回コーヒーのような苦さを含んでいた物語は、本作では初恋の思いでの甘さから、どうしようもない苦さへと変わり、そして結末を迎えることになります。タレーランの"良いコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い"という名言をなぞるかのように、アオヤマの初恋の思い出とその女性の想いとが変化していく物語。

[] 年明け

いまさらですがあけましておめでとうございます。

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元旦に東扇島東公園まで、割と張り切って初日の出を見に出掛けたまでは良かったのですが、そこで一年分のやる気を使い果たして燃え尽きたように生きてました。古い機械並みにバッテリーの持ちが悪い2017年。

昨年はそれこそ冬の工場夜景から春先のダイヤモンド富士、夏の花火と、かなり東扇島へ通っていましたが、東公園にあんなに人がいるのを見たのは初めてです。

多分初日の出以外でそんなことないんじゃないかと。

年末には初めて浮島エリアに足を踏み入れたので、今年はあの付近を開拓したいと思ってます。

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でも年明けてから気持ちと体力のバッテリー切れで全然行けてません。

プラントの中でも大好きな石油プラントのパイプがガッツリ眺められるので、そのうちまた行こうとは思っています。

あと、富士山が割と良く見えているので、本当は逗子の方まで行けばいいのですが、羽田空港までしか足をのばしていませんがちらっと行って来ました。

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羽田は寒くなったらすぐに暖かい建物に入れるし、凍えながら帰りのバスを待つこともないので楽です。楽に慣れると人間どんどん堕落するなと思いました。

[] 日帰り・足利フラワーパーク

足利フラワーパークでのイルミネーション行って来ました。

行きは佐野に出て初詣がてら(遅)佐野厄除け大師に行って、JRで一駅の富田から歩いて、帰りはシャトルバスで東武の足利市駅から帰ってきて・・・・・と、これだけ書くと楽に行って帰って来たようですが、如何せんJRは1時間に1本しかないし、それなりに遠いのに加えて東武線はゆっくり進むのでどうあがいても遠かったです。佐野までだったら高速バスがあるのですが、帰りの便のバスに乗るためにはゆっくりイルミネーション見られないので、必然的に電車で帰るしかないという。

ちなみに、おみくじはすこぶる良い内容でした。心のままに徘徊して良いらしいです(※そうは書いてない)。

今回珍しく天気には恵まれず、フラワーパークで入場チケット買うために並んでいたら雨が降り出して、イルミネーションが映えるまで暗くなる頃にはしとしと、ではなく、どしゃどしゃ降ってました。

冷たい雨なので、濡れるとカメラのレンズが曇ってどうしようもないという。

しかも雨で濡れたせいか、レリーズが作動しなくなったりして散々でした。何故か帰ってきて乾かしたら復活しましたが。

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イルミネーション自体は、藤の花の形の電飾が大藤から垂れ下がっていたり、水中には睡蓮の形で色変わりする花のイルミネーションがあったりと、かなり趣向を凝らしたものでしたので次回は是非、晴れた日にリベンジしたいです。

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(・・・・・またあそこまで行って帰って来るのかと思うと、若干気が遠くなりますが。)

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江ノ島・足利と行ったので、あとは東京でもドイツでも村でもない千葉県の東京ドイツ村行けば、関東三大イルミネーション制覇となります(行くんですかね?)。

2017年読了冊数:1 積読:1冊

現在の積読:

久住四季 『星読島に星は流れた』 創元推理文庫

2016-12-23 読了

[] 三津田信三 『八獄の界 死相学探偵6』

八獄の界 死相学探偵6 (角川ホラー文庫)

 警視庁の依頼を受け、呪術で人の殺意を操る<黒術師>が主催したミステリーツアーに潜入捜査した弦矢俊一郎。バスに乗り、敵陣に乗り込んだ俊一郎は、果たして無事に生還できるのか。そして死相を視る自信の能力を使ってツアー参加者を死視したところ、運転手含め全員に死相が出ていました。

 死が迫っている人間に死相を見る能力を持った「死相学探偵」弦矢俊一郎のシリーズ6作目。

 外界との連絡手段を断たれ、結界の中に閉じ込められたツアー参加者一行の中に殺人者はいるのかという、かなり特殊なクローズド・サークルもの。

 今回はミステリよりもオカルト寄りですが、ホラー映画への造詣の深い著者の一面が生かされた一作とも言え、「ミスト」などのホラー映画の知識があれば一層楽しめる作品となっていると言えるでしょう。

 その中でも限られた人間しか知らない情報を内通したのは誰なのか、霧の中での<殺人>の犯人は誰なのかといったフーダニットの面では、きっちりとしたロジックが見られるのはさすがと言ったところ。やや、内通者に関しては、(良い意味で)反則気味ギリギリなところもありますが・・・(笑)

[] お台場レインボー花火2016

12月の毎週土曜日、お台場海浜公園前の海から打ち上げられる花火の季節になりました。

12月前半は色々あって行けなかったのですが、何とか今年もこれで花火は撮り納めといったところ。

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昨年までより今年は人が増えたような気がします。良い場所を確保しようと思うと、それなりに早くから待機してた方が良い感じになってきました。(普通に花火鑑賞するだけなら始まる直前でも大丈夫ですが。)

2016年読了冊数:46 積読:2冊

現在の積読:


岡崎琢磨 『珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように』 宝島文庫

久住四季 『星読島に星は流れた』 創元推理文庫