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『もうひとりのシェイクスピア』 10:10
TOHOシネマズなんば・別館 スクリーン11にて。
2011年イギリス=ドイツ合作。
監督:ローランド・エメリッヒ/出演:リス・エヴァンス、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、他。
いきなり現代のアメリカで始まったので、映画を間違えているのかと思いました(^_^;)。うーん、知らない俳優たちが昔の衣装で次々と出てきて、しかも二つの時代を別々の役者が演じているので、誰が誰だか分からなくなりかけましたよ(^_^;)。しかし、終盤に明かされた秘密はまさに驚愕で、シェイクスピアの悲劇を地で行くようなものでした。
恵方巻について
近年の流行(?)は海苔やら寿司などの業界団体が始めたキャンペーンがきっかけのようですが、それを加速させたのはコンビニやスーパーなどの流通業界が全国規模でのキャンペーンを展開したからといえるでしょう。(先頭を切ったのはファミリーマートだが、全国展開はセブンイレブンだそうです)
大元の起源となった風習については諸説あり、またそれが微妙に関連している可能性もあるので正確な点は不明です。
有名な説は次の通り。
- 上方の花街で旦那衆の座敷遊びのひとつとして巻寿司を切らずに長いまま芸妓や舞妓に食べさせて苦労する様を見て楽しむというのがあったそうで、これが元であるというもの。ただし、これでは節分とは結びつかないのがネック。(この遊びが季節を問わなかったことは上方落語の「遊山船」という夏の噺にもこの遊びが出てくることからも分かります)
- 大阪商人の間で商売繁盛と厄払いを目的に始まったというもの。(この場合も前項の遊びが下敷きになっている可能性はあります)
他にも色々と説がありますが定説は無いようですね。いづれにしても江戸時代から明治期に行なわれていて、その後廃れていたものを戦後になって大阪鮓商組合、大阪海苔問屋協同組合、関西厚焼工業組合などが販売促進活動を行なったことにより一般に知られるようになったもののようです。
なので、起源はともかく、今の流行は業界団体と流通業界が仕掛けたものというのが正解です。
などと言いながらも買ってきて食べたσ(^_^;)でした。