秋葉詣で麻雀黙示録

もっと早く起きるつもりだったが、目が覚めると、「いいとも」が終りかけている。遅い朝食をとって、さてどうしようか?野暮用片づけに出社しなくてはいけないので、映画は避けたいところ。
先日、デビルサマナー最新作『葛葉ライドウ対超力兵団』をクリアした。ゲーム本編よりオマケ麻雀が面白かった*1おかげで、久しぶりに麻雀をやりたくなっていたので、麻雀ソフトを探しに秋葉原に足を向けてみようか。
PS2用とDS用、あとついでにPC用のエロマージャンを、中古を中心に物色する所存。実は、何本かよさそうなのを某巨大掲示板で見繕ってメモしてあったのだ。が、近所のファミコンショップや新宿界隈では品揃えが少ないため、いつか秋葉に出向こうとは思っていたのだった。噂の「ガンダム麻雀」が再出荷かけられてるかなぁ?
DSは流石に新品でなくては無いだろうから、まずは秋葉ヨドバシに行ってみる。無い。うーん、コアなヲタクは意外にここ使わないと思っていたのだがなぁ、裏読みはずれ。それはそれとして、「プロになれる麻雀DS」とDS用ソフトのケースを購入する。PS2用は、あの広い売り場に麻雀ソフトは3本位しかない。(・ω・; 俺が学生の頃から麻雀は下火とは言われていたが、これほどのものなのか。ゲーセンの通信麻雀はそれなりに稼いでいる雰囲気なのだがなぁ。
ヨドバシを抜けて、他何店舗か回ってみたが、みんな軒並み売り切れのガンダム麻雀。てか、盲点の店に無いんだから、そりゃ無いよなぁ。ちなみにPS2用麻雀ソフトの在庫状況も惨憺たるものであるのはヨドバシ同様。んで、秋葉の駅を降りて電気街の交差点すぐ右手の店で、「ガンダム麻雀」発見。いつも人だかりで通過するにも一苦労の店で、普通に売られているとは(゚ω゚*)。この手の探し物の引きの強さを久しぶりに発揮できた。てかむしろ、裏読み人生やめれという天の啓示なのかもしれない。

シャア専用
当初の目的はほぼ完遂しているので、あとはプラプラと散歩のつもりで電気街ヲタク街をそぞろ歩く。なんか、コンシューマ機の中古ソフトを扱っている店が減ったような。しかも、麻雀ソフトの中古モノは、壊滅的に無い。うーむ。
PCゲームと言えばニアリーイコールでエロゲを指す昨今。気の遠くなるようなタイトル数が、決して広いとは言えない店内に押し込まれているエロゲ売りの店々でも、エロ麻雀は殆ど無い。そもそもラインナップが三年前となんら変わっていないというのは、逆にちょっと驚いた。だったらいっそ、昔のPC-88みたいにエロドンジャラ*2でも出せば良いのになぁ。というところで、ふっと思い出したのは、2じゃんねる。要は2ちゃんねるキャラのドンジャラなのだが、Javaを使ったパブリックドメインであれだけのもの作れるのだ。同人ソフトをあたってみない手は無いぞ。秋葉なんだし。


んで、何件か同人ソフト販売代行の店を覗いてみたが、やっぱりジャンルとしては壊滅的。麻雀はおろかドンジャラも。メッセサンオーにあるにはあったのだが、触手モノが2点だけ(^ω^;。やっぱり「へっへっへ、負け分は身体で払ってもらおうかい。」なシチュエーションが欲しいじゃない?エロ麻雀なんだからさ。
というわけでこれ以上の散策は、疲れても来たので打ち切り。駅前のヴィド フランスで休憩方々、ガン麻をやってみた。基本1stガンダムのパロディなのだが、あはははは、バカでぇー。こりゃ、品切れるわ。
この後、日比谷線向うついでに、書泉グランテ覗く。国枝史郎神州纐纈城』、メーカー在庫切れ。『プルートゥ 3巻』と映画秘宝の新刊、まだ出ていない。唐沢俊一の新刊『奇人怪人偏愛記』買って、出社する。
15時〜18時くらいの時間帯を外にいる事は珍しいのだが、最近陽が伸びたなぁ。春をこんな形で実感する。

*1:あくまでオマケなので大したことはない。麻雀というゲームがそもそも面白いのだ。

*2:タイトル忘れた、エロ七並べの方を持っていた。PC相手だから後顧の憂いもなく、8を3枚止めてギリギリまでパスといった鬼畜な打ち方がジャンスカ使えて、すごい楽しかった。

『機動劇団はろ一座 ガンダム麻雀DS 親父にもアガられたことないのに!』

先述のように、麻雀という遊戯自体が深刻に斜陽化している市場において、大きなお友達向けのキャラモノゲームが売れようはずは無いのだろう。まったくノーマークのタイトルではあったが、初回出荷分ほぼ完全にセルアウト。発売2ヶ月目ではあるが再出荷のメド立たずという状況らしい。こうした市場性も踏まえた上で、ガノタの友人知人の目の前でDS-Lightで遊んでやろうという、幼児性剥き出しの腹黒さで買ってみた。

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1stガンダムをベースにしたSDキャラコメディ*1という体裁なので、俺でもわかる程度の小ネタが満載。角の生えた赤い「西」風牌が出てきたり、模様がハロになっている巨大な一萬牌のコロニー落しなど、冒頭のイベントムービーで十分に掴みはOKな感じ。
勝率や上がり方に応じてガンダムフィギュアがアイテムとしてもらえるという、キャラゲーお約束の仕様になっている。のだが、ストーリーモードを進めていくためには、このアイテムが必須なのだな。対局するためには、場代としてフィギュアをベットしなければいけないのだ。負けたら無論、没収と。しかも、先の面に行くほどレートは上がっていく。物語終盤は高レートな勝負にならざるを得ないわけだ。先の面に登場するであろうジオンの高級将校達はいかにも、ギャンブル性の高い特殊ルールで高レートの勝負を好みそう*2であり、この辺りの仕様は、なかなか良くできていると思う。

キャラ固有の名セリフは「至言ワザ」という特殊ルール。。。。一言で言えばイカサマが使えるようになっており、これもまぁ、ツボを抑えていて面白いかもだ、今のところは。カイの「至言ワザ」などもかなり状況に左右され、敵に塩を送りかねない効果であったりなど、キャラの設定を踏襲していて、解説を読んでいる分には笑える
役や麻雀用語の解説などの充実は、キャラ物としても麻雀としても、丁寧で親切。これを機に、ガノタの人々にも麻雀を覚えてもらって、麻雀人口減少に歯止めがかかると良いのだが。
。。。。。。って、リアルはおろかネットでも対人対局は5回もやっていない俺が言うことじゃないか(^ω^;。

*1:『ウルトラP』だと思えばいい。例えの方がマイナーだが、分かる人にはわかる。

*2:ザビ家の面々は言うには及ばず、まんまヤクザのランバ・ラルとか、「哲也」に出てきそうな風情のマ=クベとか、いろんな意味で庶民感覚が欠如しているところが、しっくりハマっている。