桜とマークシティ
休日出勤で片付けごと少々。朝遅めに出たので、昼食方々渋谷をプラつく。auショップ道玄坂にあったと記憶していたのだが、勘違い。でも怪我の功名で、街のエアポケット的な位置に咲く桜の樹を発見。六分咲きなのであるが、ちょっとした花霞*1で臨むマークシティの図は、なんだか風情がある。
BOOK1stで『哭きの竜外伝 1』を買う。ついでに『哭きの竜』も買っておこう*2と思ったが、揃いではない。版元在庫も無いそうで、近々文庫で出るのではないか?よいう書店員の読みを信じて、とりあえず手は出さず。
文庫で小林泰三の新刊が出ていたので、買う。他、『余は如何にして服部ヒロシとなりしか』『博士と狂人』。前者は角川ホラー大賞の第十二回短編賞作品。後者は、オックスフォード英語大辞典開発ドキュメント。
昼食時まで間があるのでサンマルクカフェに入ったら偶然、昨年退社したFさん夫妻に合う。Jさんと美人SEのAさんも居た。日本に来ていたので、たまたま合っているところに遭遇したのだ。凄い偶然。ちょっと話した後、皆それぞれに去っていく。昼食を物色しに東急東横店へ。華やいだ雰囲気のお弁当が欲しかったが、みんな高いねぇ。んで結局関山の鯖寿司盛り合わせ。1,320円也(w。あと、桜餅が美味そうだったので、出社している若手の分も合わせて、買い求める。



*1:間違った言い回しであるが、雰囲気だけでも味わいたくて。

*2:コンビに売りのタイプの再販をブクオフで買ったのだが、歯抜けなのだ。

鯖棒寿司と鯖渦潮巻き

関山@東急東横。

鯖棒寿司
鯖渦潮巻き
なにやらデジャビュを感じるのだが、桜の花が咲く頃になると、華やいだものが食べたくなって鯖寿司を食っているような気がする。
入れ忘れたか端から無いのか、醤油不在の寿司折。関西のお店の出展なので、試しにそのまま食べてみた。渦潮巻きは、ガリ胡麻が一緒に巻き込んであって、その香りと味付けで十分いける。外側の朧昆布の食感も楽しく、絶妙なバランスの味付けであった。棒寿司の方も絶妙な塩加減の〆方であり、塩味付けと言う点ではそのままでも十分に美味しい。が、今一つ茫洋とした味わいなのだな。酢飯と〆鯖を巻き込んでいる昆布も、以前食べたことのある大阪の松前寿司と異なり、昆布がちゃんと食べられる硬さになっており美味い。のだが、やはりばってらに比して、食感の部分で難が在る。そういう事共が気になって、やっぱり醤油が欲しくなるのであった。
幸いにして、会社の冷蔵庫に醤油があったので、一垂らししてみると。。。。。ウマー(・∀・)。醤油の香りが俄然、鯖の身脂の甘味を引き立てるのだ。一方昆布の味わいも明瞭になる。こんなに美味い鯖寿司は久しぶりである。
翻って渦潮巻きは醤油の味が勝ちすぎて、凡庸至極な味わいに成り下がってしまうのであった。
なかなか難しいものである。



桜餅

たねや@東急東横

桜餅
関山の鯖寿司を買って、JR側に出る途中、ふぉ〜んと甘やかな桜の香りが。シックな色合いの桜の葉に包まれた穏やかな桜色の道明寺に、アクセントの桜の蕾が美しくて、思わず買ってしまった。食べ物を売る時に匂いで客寄せするのは正解だね。一人で食べるのもアレなんで、シフト勤務の運用関連の若い衆の分も買って行く。季節感に乏しい環境で働いているんだからと気を利かせたつもりだったが、正解だったみたいだね。味わいもさることながら、箱を開けた途端に辺りに立ち込める桜の香りが好評だった。
桜の葉も蕾も塩漬けにしてあるもので、そのしょっぱさがなんとも和菓子の風雅さを感じさせる。また、桜餡の穏やかな甘味を引き立てられていて、良かった。



宮川泰さん行く

3月21日の事だったらしい。虚血性心不全享年75。謹んでご冥福をお祈りします。
宇宙戦艦ヤマト』は直撃世代なので思い入れは深い。先だって亡くなられた伊福部先生とはまた違ったアプローチでのマーチメロディが心地よかった。『さらば宇宙戦艦ヤマト』のサントラは、カセットテープが擦り切れるほど聞いたものだ。が、後年、『ゲバゲバ60分』の楽曲を手がけている事を知ったときには驚いたものだ。言われてみればあのオープニングテーマ曲は、アンドロメダのマーチに似ている部分があった。確か最近、アサヒビールのCMソングにも起用されていたのではなかったか?<ゲバゲバマーチ

宮川泰さんの通夜に音楽関係者ら1000人が参列

宇宙戦艦ヤマト」のテーマ曲の作曲者として知られ、21日に虚血性心不全のため亡くなった作曲家、宮川泰(みやがわ・ひろし)さん(享年75)の通夜が24日、東京・青山葬儀場で営まれ、クレイジーキャッツ植木等(79)やささきいさお(63)、音楽関係者ら約1000人が参列した。

 祭壇には、地球から飛び立つヤマトのパネルなどが飾られ、遺影は指揮者の衣装を着た凛々しいショットが使われた。無宗教のため読経はなく、会場は宮川さんの作品の曲が流れる“音楽葬”に。ヤマトで使われた名曲をはじめJRAの関西地区GIファンファーレ、ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」などが繰り返しかかった。

 弔問客の中には宮川さんとコンビでヒット曲を生んだ作詞家の岩谷時子さん(89)や桑田佳祐(50)らの姿も。ささきは「宇宙戦艦ヤマトを歌わせてもらったことは身にあまる光栄。曲は明るさの中に悲しさがある。きょう聴くと悲しさの方が先に来る」と沈痛な表情で語り、植木は「一晩で(体調の)様子が変わったのは宮ちゃんらしく、かっこいい死に方よ」と故人を偲んだ。

 会場の外には、生前の写真12点と長年務めたNHK紅白歌合戦の「蛍の光」の指揮の際に着用したタキシード3点が飾られた。喪主の長男で作編曲家の彬良さんは「100%自慢の親でした」と話した。

 葬儀・告別式はきょう25日午前11時半から同所で。ヤマトの沖田艦長が死んだ時の楽曲を流す予定で、トランペット演奏による「真っ赤なスカーフ」、ブラスバンド演奏による「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ曲にのせて出棺、納められたタクトとともに天国に旅立つ。
サンケイスポーツ) - 3月25日8時2分更新


スペイン風バールもどきにて

Tapachos@恵比寿。

イカの墨煮
スペイン風オムレツ
研修の宿題、骨子固めるのに結構時間を取って、勤め先を出たのが21時回っていた。飲むのは軽く済ますつもりで、新しくできた店に行ってみる。ようするに昨今流行の立ち飲みの店。バールとは言いながら、カリョスも無ければボカティーリョも無い。寂しいメニュー構成だが、味は悪くない。
イカの墨煮はイカ墨のソースの処理が上手く、ワタの臭みがほぼ無い。パンも一緒に出してくれると*1有り難いのだがなぁ。
スペイン風オムレツは、本場のものとは全く異なる。千切りのジャガイモを軽くソテーしたシャキシャキ芋を、半熟というか半生の日本風フレンチオムレツに包み込んでいる。本場のもっこもこのほっこほこのオムレツも好きだが、これはこれで、良いアレンジと言えるだろう。
ワインも中々美味い。でも軽く飲んでも\1,500コースというのが痛い。



*1:むいしろ御飯にぶっ掛けて食いたい系の良い仕事。