Muhoの日記 Twitter

2016-08-21

シン・ゴジラ

シン・ゴジラ」素晴らしかった。始まった瞬間から最後まで、身動きもできず画面に釘付けだった。おかげで、ようやく治りかけていた腰痛悪化したし、興奮を冷まそうと立ち寄った喫茶店ではコーヒーをこぼし、ウンコ斑色になったシャツ渋谷を歩くはめになった(この辺はほぼリアルタイムでつぶやいている)。

シン・ゴジラ」については、製作が発表となった後も、まったくピンとこなかった。というのも、私はハリウッドの「ゴジラ」が大好きだったからである。あれだけのものを作られ、しか世界各国でヒットした。ゴジラはもう日本のものから世界のものになった。続編の製作も決まっている。なのに、どうして今さら、「日本ゴジラ」を作る必要があるのだろうか。

から、「シン・ゴジラ」でこんなにも感動したのは、このゴジラ日本しか作り得ないものに仕上がっていたからだ。つまり、日本ゴジラを作る意義はあったのだ。もうこの一点だけで、私は「シン・ゴジラ」大好き。手放しで誉める。

内容も文句のつけようがない。私の夢は、「怪獣迎撃に特化した怪獣映画を見ること」だった。それがかなった。もうあきらめていたのに、かなった。この喜び、この感激。生きてて良かったとは、まさにこのことだろう。

公開から時間がたっているので、様々な評価がなされているが、「シン・ゴジラ」はまさに「平成の(1954)ゴジラ」だろう。過去にあったどの怪獣映画とも特撮映画とも一線を画す。その衝撃は、1954年に初めて「ゴジラ」を見た人々の驚きと同質のものに違いない。今まで怪獣映画に馴染みのなかった人たちが劇場に足を運ぶのも、当然だ。

さて、「シン・ゴジラ」、劇場で見ながら、私はとても奇妙な感覚を覚えていた。怪獣映画代表される特撮映画は、一種独特の鑑賞眼のようなもの必要だ。それは、脳内補完力というか、見立て力というか、つまりは、特撮特撮として見ない力だ。ミニチュア特撮代表される過去技術は、どれほど高度なものであっても、「ここは特撮だ」と判ってしまう。ゴジラ電車を踏みつぶすシーンも、身も蓋もない見方をすれば、「人が中に入って動かしているぬいぐるみオモチャ電車を踏んでいる」わけなのだが、映画館でそんな風には見ない。いや、そういう風に見ている人もいるかもしれないけれど、少なくとも私は、「ああ、ここは特撮だ」と認識しながらも、同時に「でかい怪獣電車を襲っている」と脳内補完をして、ハラハラ、ドキドキしている。怪獣破壊されたビルからガラスが粉々になって飛び散るシーンを見ても、「ああ、ビルがぶっ壊された!」と思いつつ、「すごい、ビルミニチュアガラスを一枚一枚はりこんだんだ。すごいなぁ」と日本の誇る特撮技術に感動もしている。つまり、映画世界に没入し、集中しつつも、どこかで素にかえっているのだ。今回「シン・ゴジラ」を見ていて、特撮に関して、素にかえるところは皆無だった。まさにゴジラが本当にそこにいる。町が燃え人間危機に瀕している状況をダイレクトに受け取ることができた。クライマックスビル破壊も同様だ。「在来線」のくだりは、さすがに「ハッ!」としたけれど、集中が途切れることはなかった。これは今までの怪獣映画ではなかった感覚だ。これはやはり、妥協なき特撮の完成度、特撮パート演出の確かさにある。樋口真嗣監督がとてつもない大仕事をやってのけた証明にほかならない。いや、本当にすごいと思う。シン・ゴジラのシンは、樋口真嗣のシンでいいと思う。

私は怪獣原理主義者だ。実はエヴァンゲリオンとか、よく知らない。「シン・ゴジラ」は、そんな私が見ても、怪獣映画の傑作だと断言できる。50年以上にわたって続いてきた怪獣歴史は、この作品で第二のスタートラインに立つ。

あ、登場人物で魂を持っていかれたのは、余貴美子氏演じる花森麗子防衛大臣國村隼氏演じる財前正夫統合幕僚長

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2016-08-20

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2016-08-19

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2016-08-17

浮雲亭浮雲亭 2016/08/18 22:38 こんにちは。
漸く録画した「名探偵コナン」観ました。
「ある程度大人」のミステリィ好きが「100点」と評価する話でなく、「ミステリィって何? 美味しいの??」みたいな老若男女にまで「面白い」と言わせる話と云うのも難しいと思いますが、20分くらいと云う短い時間で「よくやってのけたなぁ」というのが正直な感想です。

次があったら「密室」がいいなぁ。「球形の楽園」みたいな(気安く言ってみたりする)。

MuhoMuho 2016/08/22 13:23 ありがとうございます! コナンの影響力ってものすごいですから、ミステリーにはこんなのもあるよ、と変化球を投げさせてもらいました。倒叙ってものが少しでも広がればいいなぁとも。えー、密室、そもそも次があるかどうかも判りませんが、密室は王道でもあり、わざわざ私がやる必要がない気もします……。個人的には、長坂風・タイムリミット・爆弾・大サスペンスとかやってみたいですね。

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2016-08-15

  • ワンフェス歳時記も書かず、滞っておりますが、身内の入院で、ずっと病院の固い椅子に座っていた後、ひどい腰痛になりまして……。一ヶ月近くたっても、まだくすぶっているという……。そんなこんなで、可能な限り座る時間を減らしているもので、なかなか更新もできません。「シン・ゴジラ」見たり、どうやら間違えて注文した「百式改」がもうすぐ二個届くぞ! (2個で1万円こえるのよ、どーすんの) というメールが来たり、いつものような日常を送っています。
  • 後日、調べたところ、百式改は、ノーマル百式にも組めるらしいので、何となく、二個、作ってみようかなと決意を固めました。金ぴかだし。

崎田崎田 2016/08/16 14:27 腰痛、お大事に。
「コナン」拝見いたしました。元ネタは「ロンドンの傘」でしょうか?
犯人を悪人にしないところが大倉先生の優しさだなあと……。良い終わり方でしたね。
ところで、灰原は立ち聞きしてたんですか?(^^;

MuhoMuho 2016/08/16 22:41 ありがとうございます。さすが! 「ロンドン」であります。灰原のあれは、何と言いますか、「太陽にほえろ!」以来の、伝統芸と思っていただければ。

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