田名部伸紀建築設計事務所

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2017-12-31

田名部伸紀建築設計事務所 ブログの案内です。

f:id:N-Tanabe:20161023225510j:image:left:w85 【 MoAi in ny 】

2016年秋、帯広で27坪の二世帯住宅、竣工しました。

f:id:N-Tanabe:20160930042914j:image:left:w85 【 MoAi in ny 設計story】

計画から引渡しまで設計の仕事を紹介します。現在、書き出し中!

f:id:N-Tanabe:20150925114823j:image:left:w85 【 DOMA/NATORI 】

2015年夏竣工。仙台近郊での住宅設計です。実りある経験でした。

f:id:N-Tanabe:20140126204324j:image:left:w85 【 DOMA/K House 】

2014年冬竣工。難しい敷地での設計となる函館の住宅です。

f:id:N-Tanabe:20111023191914j:image:left:w85 【 DOMA/yamanote 】

2010年冬竣工。札幌での住宅設計、『きらりと光る建築賞』受賞。

f:id:N-Tanabe:20161103011644j:image:left:w85 【 DOMA/yamanote 設計物語】

建築中の様子を伝えています。ジロ住む家です。

f:id:N-Tanabe:20110901002632j:image:left:w85 【 DOMA/hachiken 】

2011年夏竣工。札幌の住宅設計、難しい建築条件ながら無事竣工。

f:id:N-Tanabe:20120704003500j:image:left:w85 【 DOMA/道南の家 】

2009年冬竣工。北海道らしい風景の中の、函館近郊の住宅です。

f:id:N-Tanabe:20161103010838j:image:left:w85 【 DOMA/道南の家 設計物語 】

田名部の設計とは?設計始めから竣工までを丁寧に案内します。

f:id:N-Tanabe:20100427155535j:image:left:w85 【 bookshelf 】

2006年にネットコンペで最優秀、2007年竣工。10周年を迎えました。

f:id:N-Tanabe:20121022073413j:image:left:w85 【 BUTSUGWANJI 】

道東にあるお寺、その建設、増築、改修を記しています。

f:id:N-Tanabe:20150330203808j:image:left:w85 【 マンション・デザイン】

分譲マンションのデザインもしております。

【南14条 電車通り】 【N3E5 永山公園前】 【北1条マンション】

書き出したブログも早7年になります。書き過ぎたり、足りなかったり、気分次第の徒然ですが。

徒然過ぎて整理も間々ならず、それでも、あれこれ書きたい事はたくさんありつつ。

設計した住宅、建築についての案内を新たにしました。お読み頂けると幸いです。

帯広で竣工した【 MoAi in ny 】の設計時のお話を書き出しました。たぶん暫く続きます。

※写真をクリック頂くと写真集へ、【】のタイトルをクリック頂くと記事へ飛びます。

2017-08-19

何か繋がるように感じるのだけれど。

D

ミニマル・ミュージック?というらしい。

これはスティーブ・ライヒの”Drumming”。

こんな音楽が世の中にあるのか!と最近知る。

動画はパフォーマンスも素晴らしく、

コンテポラリーダンスの舞台劇のよう。



若いクラシックの音楽家の集う札幌での音楽のイベント、

PMFは興味深く、今年はオケーストラを初めオープンドアの

コンサートに行く。知人から聞き、本当はリハーサルに

行きたかったのだけれど、それは叶わなかった。

流石に平日昼間は厳しい・・・

既に譜面は頭にあり練習をされただろう若い音楽家が、

指揮者の元でどのような調和された音を築くのか?

その過程がみられる公開リハーサルは来年、挑戦したい。


しかしながら自分にはオープンドアのコンサートも面白かった。

三部構成で、少数の音楽家が思い思いに舞台を作るようだ。

その一つにあったのがパーカッション奏者6人によるもの。

そこで奏でられた一つが”SEXTET”、Reichの曲であった。


ミニマル・ミュージックの四天王の一人らしいライヒ

興味を覚え、ネットで調べてみたり、CDを何枚か手にした。

聞き出すと、妙に引き込まれる不思議さ。

単純な、又は簡素な?限られた音の繰り返しに、

僅かに変化を加えて行き、それが止まらなくなる。




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以前に訪ねた、モンドリアンの傑作の並ぶオランダの美術館で

出会った興味深い一枚はフィルモス・フサールのもの。


繰り返しと僅かな変化が止まらなくなる様、

どこか似てる気がする。


絵は、区分すれば私好みの”ディ・スティール”となる。

モンドリアンを初めモホリ・ナギなどもコレクションする

オランダの近代美術館であれば、展示は当然の事だろうか。

大作の並ぶ中で私はどうにも気になりスケッチをしていた。


抽象芸術とミニマルとは一概にイコールにはならないけれど、

時期的もズレはあるのだけれど、感じるのは、止まらない様。

そこには何か楽しさが潜んでいるように思えている。


単純に、建築の規則的に整う構造を寡黙なリズムに見立て、

そこに変化を?などと答えを焦りたくさせてくれる。

しかし焦っては恣意的となり、たぶん、答えにならない。

禁欲的に何かを、むしろ意味のない一打を加えてまた繰り返し、

時にその一打を引き、また加えしているうちに・・・


音楽の素養のない私には、ライヒの音楽は、雑音?

に聞こえたかもしれない。若き6人のパーカッショニスト

勇気を持って取り組まれたステージが私を指南してくれた。

そして、若かりし頃に出会った絵画を思い出させ、

何か通じるのでは?と考える切欠を与えてくれた。


木造建築の構造、自由度は高く、構造の規則とプランの整合を

保つのは容易ではないものの、これまで取り組んでいる。

そういう自分には、この出会いや再会に意味があると信じたい。



Drumming・・・子供の悪戯のような展開だ。

鏡の像のように真似しろよ! 間違ったなら罰ね!的なゲームで、

何人かで何かを叩いている内に夢中になり、盛り上がり、

何時しか勢いがつき、上手く揃って出来上がってしまったような

そんな達成感・・・実に楽しそうだ。

2017-08-17

本日の札幌の地下街・・・から始まる雑談。

札幌市役所からの帰り、地下街へ降りると照明が薄暗い。

どちらがオーロラでポーラだったか覚えていないけれど、

どうやら年に一回?の全店閉館のシャッター日であった。

驚いた・・・人多い平日の昼間に全ての地下街にシャッター!


何事?何か危険?彷徨いこんだ?ココドコ?であった。


地下街に面するビル地下のお店は無関係であるらしく、

好んで通う珈琲屋は無事、駆け込むようにして入り聞く。

笑顔で教えて頂いたけれども、知らない人は驚くよ。

木曜は一斉定休日かと信じたくなってもいましたし。


・・・いや、騙されていたのかもしれない。

私は、違う時空に来てしまったのかもしれない。

真空にはエネルギーがあり、宇宙はマルチバースらしいし。






と言う事で、宇宙は年々分かり難く何でもありになって行く。

地球の外≒”SPACE”を超えて唯一の宇宙≒”universe”と

聞けば、私は直ぐにミース・ファン・デル・ローエを思う。

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白黒写真を質悪くスキャンすると・・・実に古めかしく、

けれど、被写体となる建築は、奥に写る一般建築に比べ、

均質空間を持つ自由な、実に今日的な建築に見える。

・・・見えませんか?


100年弱前にスペインバルセロナに建築された建築。

今も見ることが出来る。


ユニ・・・と聞き、ユニバーサルスペースと聞けば、

今はバリアフリーの空間が思い浮かべられるかもしれない。

でも本来は、もっとプリミティブな、自由な空間が模索され、

それが何時しか意味合いは変遷し、違うニュアンスを得ている。


”空間”を求めて設計に携わる自分が何故か学生時代に、

コルビュジェでもライトでもなく、ミースに可能性を感じた。

今ある自分の設計は、出来るだけ自由でありたいと願いつつ、

そうではない、空間質のある建築を志している。


これまで設計してきた建築も、今取り組む建築も等しく、

人の在る風景を創造したい。


そういう自分にとり、変わらぬ日常のあるはずの街中の、

最たる風景の異変は妙に心に残り、その新鮮さが驚きだった。


バリアフリーに拘るあまり、バリアーを作る条例その他。

市役所で訪ねた建築福祉関係の部署、段差の有る無しに拘り、

遵守義務の求められない建築でも届出書では不適となる。

建築用途を考慮し、車椅子にも対応する1階と、そうではない

2階の環境を考慮した設計であるものの、エレベーターの有無で

不適と判断する。

規模を考えると、設置出来ても住宅用途レベルのEV、

勝手を考えると不足であり、実用にはならないのだけれど、

杓子定規にバリアフリーを求めると、それが適切となってしまう。

ユニを求めておいて実はマルチな世界。

マルチを認めつつ、実用上の問題を解消しユニを求める設計。


嘆きさ加減では設計努力を与しない法制度には憤りを覚え、

驚き加減では非日常以外の何ものでもない地下街に驚きを覚える。


星新一なら、もう少し面白く痛切な比喩を書くのだろうな。。。






ミースのバルセロナ・パヴィリオンは、建築史における金字塔。

現代建築が未だに抜け出せない世界観を保持して且つ誇示される。

にも関わらず、何もない。希薄な空間があるのみなのだ。

今在る建築は再現なのだけれど、当時、あれだけの努力をし、

高価な建築が築き見せたものがユニでしかない単一世界の価値。

縛られる今の自分。

平日昼間にシャッター街的な、マルチな世界観を築けないものかと、

抗ってみたい。


・・・酔って書いた他愛の事。

2017-08-11

計画案の提示。

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無事に計画案を提示する。

模型は大きい。A1より少し小さい位の敷地に乗る。

提示はぜひ、模型でと考えていた。


図面で理解頂くのは一般に難しい。

施主への提示は模型が良い。目の前に空間の在る事が、

より強い実感を伴い、理解頂けるのではと思う。

勘違いや思い違いは少なく、また説明し易くもある。


好意的に受け入れられたと思われるこの模型、

しかし課題は山のように在る事も分かっていて、

一歩進んだものの、これから取組むべき事は、

実に挑戦的なも、きっと大いに悩むに違いない。

2017-08-06

計画案、まとまる。

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作った模型、けっこう大きい。

最後に人や車を置いた。

人が入ると、途端にスケール感が見えてくる。


敷地をどう使うのか?ゾーニング、ヴォリュームの検討の末に

辿りついた方向性、整理した用途と規模、コストも含め実現の

可能性ある、その一歩。人の在る風景が似合いそうで一安心。





人の在る風景、実は模型の時点で判明してしまう。

模型の時点で不釣合いなら、実際に似合う事は奇跡的だろう。

模型は相似する。小さいけれどミニチュアではない。

ここで期待出来るものは実際にも期待が出来、ここで達成の

出来ていない事は出来ない。予想外の奇跡的な事があれば別。

設計ではそのような不確かな冒険など出来るわけもない。


具現可能の判別は、これまでの経験にも拠るかもしれない。

観てきた建築、自身の設計の成果、元にして取り組む設計。


・・・この規模になると、敷地内で缶ケリが出来るだけの

仕組みが欲しくなる。あの隙間に隠れれば、あの穴を潜れば、

というドキドキを感じてしまう。

缶を置く場所は想像が出来るので、あともう一工夫をしたい。




模型は来週中、施主へ提示する。

が、どう持って行こう?

2017-07-31

カヌーにお誘い頂きました。

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広角レンズしか持って行かず、しかも終日逆行の中の...風景とカヌーを。

今回は3艇が集い、大勢で楽しませて頂きました。


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『良い場所を見つけたらしい。』と連絡を頂いたのですが、

陽気にも恵まれた静かな山の中、本当に良い場所でした。


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お気に入りの写真です。


数年前に危うく『沈』しそうになった経験から、

今も未だ、カメラや携帯も持って乗ることが出来ない。

本当は、水盤の上での風景も何とも言えず素敵です。


この集い、最も当初はお昼は適当に頂いていたと記憶していますが、

年々参加者は増え、伴い調理の腕前を皆様が上げてもいて、

お昼はお腹一杯。




凪の湖面には一人で漕ぎ出せるだけにはなったものの、

やや風が出てくると、後方に座ると船首は軽く、浮いてしまい、

風を受けては進路が定まらず、流されてしまいそうになり、

ちょっと怖い思いをした。


風も陽気も目まぐるしく、非常に暑くなってみたり、

無風の水盤になっていたり、眺めていると実に良く、

風景が変わる。特に水盤は鏡になってみたり波立ってみたり。


久しぶりにトンボをたくさん見た水辺、広い場所でもあり、

非常に大きなヤンマが居たのだけれど、とても届かない。

彼等は容易に遥か彼方に飛び去ってしまう。


黒い水鳥、サギなんかも居たのだけれど、落ち着いて

もう少し観察してれば、もっと色々自然を楽しめただろうに。


久しぶりに一日、自然の中で、夏を楽しんだかな。

2017-07-28 燃える夜空。

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今年も雨の昼間、天気予報は夕刻より晴間・・・

運営者の決断は報われ、綺麗な空での花火でした。



人工衛星や花火のような特殊なものを撮ろうとすれば、

本来はどう撮るかを考え、下準備が必要だ。

花火など年に一回程度なので、思い出した頃に終わる。

人工衛星は飛び去った後にあれこれ考える。

結局は、数撮れば中には何か、あればイイなー


シャッタースピードが極めて大切であるように思う。

遠慮して短いと、花火が開ききらない。

長くすると幾つもの花火が重なり真っ白になってしまう。

心得た頃には立ち込めた煙もあって条件はより厳しく、

タイミングを間違うと花火の無い夜空であったり・・・

 

昨日は昼間の雨のせいか人通りは多くはなさそうだった。

なら、豊平川まで行けば良かったかなと思ってみたり。

それなりに楽しんだのだけれど、帯広勢の知人達はきっと、

「それだけ?」という目をするに違いない。

2017-07-25

見積書を眺める。

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仕事もしています。見積書を眺めつつ。

見積書は項目と数字しか無い。言葉の説明は無い。

私の描いた図面が見事に数字に置き換わっている。

果たして呼応しているのか?書類の厚さを眺めると、

一瞬、諦めたくなるような。


諦めぬために、何とか自分の土俵に乗せる努力をする。

『付箋』貼りは最初の一歩。これで分厚い紙の束を

分割して眺める事が出来るようになる。


次いでエクセルに大項目、中項目、小項目を抜き取り、

建築の面積等と比較出来るよう一覧にする。

整理出来れば過去の事例と比較して眺める事も出来る。


後は・・・ともかく眺めて過不足を確かめつつ、

そのうちに目が慣れると気になる項目に気づき始め、

付箋が増えて来、それが山のように貼り出されれば、

頭に入る。と思う。


規模が大きくとも小さくとも、基本の構成は同じ。

ただ、規模が大きくなると数量も大きくなるので、

比較して想像する事も増えてくるだろうか。


そんな数字の一覧集積の先に、作成者の意図が

見え隠れするまで、今は未だ、先ず眺め過ごす。

ISS

便利な世の中で、アプリをダウンロードすればアラームがなる。5分前に。

方角と角度を確認し、空を見上げて雲が無ければ屋上に上る。

5秒前に改めてアラームがなり、構えて見上げるとそこにISS!!


今は日本の上を飛ぶ軌道にあるらしく、よく見える。

2時間掛からずにまた戻ってくる。

この時はイリジウム衛星並の−3等級と極めて明るかった。

イリジウム衛星は一瞬眩く輝くのだけれど、ISSは長々と飛ぶ。

やや霞む雲の切れ間毎に輝き、有り難味が薄れる程の長時間、眺めた。


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本日はややソワソワ過ごし、18:00頃、もうイイよね?と仕事を中断、

キタラへ向かった。PMFのオープンドア・コンサートへ。


PMFは若手音楽家の育成プログラム?という事らしい。

数年前から何故か気になり、ちょこちょこと訪ね見ていたのは、

街中にある旗指物に祭り的気分を感じ誘われてしまったから?

だけではないと信じたい。今年もまもなく終わってしまう。


先日の80名からなるPMFオーケストラは壮観だったのだけれど、

本当はリハーサルを見たいと願っていた。平日のプログラムは

仕事もあるのでね、叶わず。

本日はオープンドア・コンサート。これは無料のプログラム。

3年前だろうか?に見た若手マリンバ奏者のノリの良さに魅せられた。

本日は・・・コントラバス×4奏者、

トロンボーン×4+チューバ×1奏者

最後がパーカッション奏者×6名の3部構成の演奏会でした。


こういうプログラム、普段でもあるのだろうか?

オーケストラで見たコントラバスの人達や管楽器の人達なのだろうか?

その中の一部が選ばれ立つステージとなる。これが実に興味深い。

そういう取り組みで一日あれば私は一日楽しめる、と思う。


コトンラバスだけのカルメン・ファンタジー・・・これは楽しかった!

マリンバも良かった。奏者に釣られてノリノリになってしまう。

パーカッションニストによる最後の曲はスティーブ・ライヒ

ミニマル・ミュージック現代音楽になるのだけれど、興味深い。

帰ってきて早速、Youtubeを検索、眺めているのだけれど、面白い。




ちなみに本日は席自由、到着すると見通し良さそうな最前列が目にとまり、

素養の無い私で申し訳ないのだけれど、遠慮なく思い切って座る。

トロンボーン+チューバ5奏者の演奏、息を吸い込む音が強く印象に残る。

2017-07-22

指揮。

本日はキタラでPMFオーケストラの演奏を楽む、文化的な休日を送る。

音楽の素養の乏しい私ではあるけれど、70〜80人からなる舞台は壮観だ。

一つの音を結ぶのに、幾人の幾種もの楽器の音が重ねられて行く。

生の音だけが聞こえてくる・・・特別で贅沢な時間でした。


知人に面白いとお聞きし、本当はリハーサルを見たいと願っていた。

PMFには公開リハーサルがあり、チェックしていたのではあるけれど、

平日・・・結局は仕事をサボる事は出来なかった。


演奏会は完成した姿を見る事が出来る。完成に至るまでの過程、気になる。

おそらく、譜面を追う事でカタチは出来上がるのだろうけれど、

求める『調和』に導くのは指揮者なのだろうか?


譜面だけで80人が調和してしまえるとは思われない。

きっと最初の音あわせでは音楽らしくはあってもバラバラに違いない。

きっと心地よいものとは違うに違いない。良く知らないけど。


指揮者の指揮棒、ノリ、表情にあわせてオーケストラが一喜一憂してみせる、

ああいうチームワークと呼ぶべきかなんなのか、どう成すものなのかな?

『調和』とは緊張の事、スリリングにまとまる瞬間を求めて。


明日は毎年夏にお誘い頂いているSapporo City JAZZの夜です。

飲んで食べての夜のはず、それはそれでやはり楽しい。楽しみ。

2017-07-21

施工者は出会いかな。

これまで携わった建築の施工者、特に現場監督(又は現場代理人)は良く覚えている。

自分は施工者に恵まれている!と思えていたのだけれど、実はそうではなく、

『施工者は良い人』がノーマルなのかもしれない。

良い人、という意味は様々なのだけれど、良い建築を成すには良い施工者は欠かせない。


今携わる400屬曚匹量畋せ楡澤築、これも良い方に巡り合えたのではと感じている。

信頼を置けると確信できた時の安心感は他には代え難い。

この施工者との仕事ならばと期待を膨らませられる事、何より楽しい。

仕事を楽しく感じられる事、これは本当に大切な事、良い建築の必須条件だ。


逆に・・・設計者はどうなのだろう?と考えると不安に感じたりもする。

施工者は『設計者は良い人』がノーマルだと考えているだろうか?

自分は、そういう良い人だろうか?・・・等と考えても仕方がないので、

少なくとも、自分が楽しく仕事が出来るよう取り組みたい。


この『楽しく』こそが大きなポイントになる。

簡単に言えば、無理を言っても応える関係が望ましい。

『楽』ではなく『楽しく』、これが非常に難しい。


今の仕事で出会った施工者は複数名があり、どの人も印象深く、同窓の後輩も在った。

中でも仕切られる方は正に『親分』である。今では滅多にお目に掛かれないタイプだ。

私が建築を実践始めた頃、心からお世話になった、ある親分が在る。

今も信頼を置く、揺るぎの無い判断の持ち主であり、誰よりも尊敬する方。

設計において指南して下さった方はもちろん数多く在る。

それが建築、施工側からとなると、正に彼が初めて私に現実を丁寧に知らせてくれた。

その親分と重なる印象の持ち主・・・本日は一手間多くなる仕上げを依頼をしたのだけれど、

手間を取れば『無理』と断られそうな、しかし彼はおそらく、怒号を飛ばしたに違いない。

窓口に居て作業して下さる同窓の後輩が、その事を笑いながら話してくれた。

こういう時は『ラッキー!』ではなく、気合が入る。気持ちが入る。

おそらく彼、彼等は、私の注文には「誰に物を言っている?」という具合の方々だ。

つまり、「出来ないとでも思っているのか!」という方々に類する。

挑戦し甲斐のある仕事になる事を疑えない。絶対に楽しく仕事をしなくてはならない。


今、他に大小二つの仕事で、以前にお世話になった施工者の方々に依頼する仕事がある。

一つは私と歳も近く、尊敬出来る方で、いろいろなアイディアのある面白い方。

私が正しく要望を伝えられれば必ず応えてくれる方であり、何とか成したいと思っている。


もう一つも、やはり信頼の置ける方。遠方での仕事であり、その地で信頼出来る方が

あると言う事がどれほど心強い事か・・・彼の仕事は何度か書いているのだけれど、

とても楽しい設計でもあったので、個人的過ぎる感想もあり、記載はやや遠慮、控えつつ。

・・・書き出すと止まらなくなりそうなので、止めておきます。


設計者は、そんな、つまり、優れた技能ある施工者と一緒に仕事が出来るだけ十分に

確かな要求の出来る技術者でなければなら無い。

楽しい仕事とは、ひいてはそれが、施主に取って価値ある成果の提供へとつながる。


今週末もまた、しなければならない仕事があるものの、

本日は夕刻に一先ず一段落したので、チョロチョロと書いている。




設計料は安くはない。そのコストはほぼ全てが私の仕事に費やされる。

値切られると、仕事量を減ずるしかないので、どこかで考えるのを止める事になる。

あと一歩詰めて考えればより良い答えが見つけられる!のを諦める?


対して施工者は事業の大方の費用を使う。私は管理ではなく監理する者。

『管』と『監』の文字違いは全く異なる業務となる。

如何に得るべき仕事成果を求めるか、設計監理は計画、実施とは異なる緊張がある。

施工者の利益を損なう判断は後に影響するので、それはしてはいけない。

出来る範囲の最大限をお願いし、引き出せるかどうか。

私が設計業務で感じる『楽しさ』は、間違いなく施工者には負荷になる。

建築家先生を気取り物を言うのでは現場は空気が淀み、荒み、緊張が失われる。

現場が楽しくある必然・・・施工者ではないのでわからない事に違いないのだけれど、

設計者は独りよがりではなく、造る人にとっても挑戦の甲斐ある仕事を創らなくては。

悩み、相談し、思案し、試み・・・そういう楽しい仕事を求める。


楽しい経験だったので良く覚えているのだろう。

一緒に苦労を共にして下さり、その末に良き成果を得られた仕事、再びと願う。

また、新たにと期待する。


滅多に書けない事なのだけれど・・・明日からは書く余裕のなく仕事に勤しみたい。

2017-07-13

写真を撮って頂く。

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春先、東京の写真家に昨年竣工した住宅の写真を撮って頂いた。

先日、出来た写真が届く。やはり、綺麗に写して行くなー

自分で撮る写真も好きなのだけれど、プロの技は説得力が違う。

※スキャンの状態が悪く掲載写真は白飛びしています。


使い慣れたレンズを使い、間違いのないよう光の具合を確認し、

何をどこにどう置けば構図が整うかをパッパッと作り上げて行く。

撮影時は雑用を申し付かったのだけれど、汗だくであった。


昨年は仙台近郊で設計した住宅を撮っていただいている。

フィルムで撮られたもの、デジタルとは違うのか、

そもそも腕が違うのか、その両方だろう。面白い。



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その広告物ように断面のパースをまとめた。

400文字程の文章も用意する。

27坪の二世帯住宅、非常にコンパクトな設計だ。

省エネ的観点で、という事だったので、

パースには通風や採光について図示をしている。

本当は、あちこちの窓を開け試して頂ければ、

十勝の夏なら乗り切れるはずだ!とは思うものの、

しっかりエアコンは設置しているので、

きっと今頃は・・・快適でしょう。


コンパクトであることは大きなメリットとなる。

ランニング、メンテナンスのコストは当然小さく済む。

熱損失量そのものが小さく、冷暖房も当然有利だ。

高価で高効率な設備を用いて大きな家をどうにかするのは、

実はエコとは呼べないのではと思う。

そもそも規模を縮小出来るなら、それこそエコに違いない。


問題は、コンパクト故の狭小さを感じさせない設計が、

可能などうかではないかと思う。

これが設計では大きな壁となり立ちはだかる!

カメラマンは・・・この方が広く見えるからとか、

アングルを探して小物の配置に思案して頂きましたが。


空間は、奥が明るいほどに広がって行く。

どこかに隈が生じると途端に空間は閉じてしまい、

閉塞感を伴い空間が限定されて果てに縮んでしまう。

物理的に大きな空間でも隈があると閉じてしまい、

小さな空間でも隈を排除できれば広がってしまう。

どう伸びやかに施すか?設計が問われる。


窓を大きくたくさん設けると開放的!等と言う答えは安易。

窓は明る過ぎ、相対的に上下左右の壁は強い影となり、

陰影のコントラストの強い空間は穏やかさを欠き、

心地を失ってしまう。本末転倒でしかない。


どう空間を明るく照らすのか?これを自然光だけで達成させる・・・

物凄くスリリングな設計です。

『 MoAi in ny 』は無理なくこれを達成出来たと思う。

2017-07-12 4粒、頂きました。

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正直、美味しかったです。

音更で35℃を記録した日、まだ暑い夕方、でも赤く。

「少し残して置きました。」との伝言、

誰も居ない住宅の庭の桜の木の下、

さくらんぼ、探したよ。

最初、全く見えなくて焦った。

ここまで来て一粒も食べられないの!?


背伸びして2粒、ジャンプしてプラス2粒、

思いのほか、本当に美味しかったー

ご馳走様でした。


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エアコン、これは何時も悩ましい。

インテリアを考えると、無いと実にスッキリする。

囲うように設けると誤動作など不具合が心配になる。

通風、これは絶対に欠くことが出来ない。

35℃ともなれば、実に悩ましい。

無理は出来ないなと実感するも、抵抗は試みたい。

設置しても使わずに済めば、それに越した事もない。

これまでの設計、個室化して○○LDKのような、

取り組みをせずに来た。連続的な室内には高所に窓を

必ず設け、通風経路を考えている。


・・・自分のアトリエ?

もちろんエアコン無しです。

通風と扇風機でなんとか耐えます。

お盆を過ぎれば夜風は冷たくなるし、

短い夏の暑さは楽しまなくてはならない。

この1ヶ月をどう凌ぐか?工夫あるのみ。

2017-06-14

夕暮れの南の空を眺める。

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アトリエの屋上から南の夕闇の空を眺めたのは数日前。

写る建物は全て北側面となり、窓は少なく灯りも乏しい。

夕暮れに雲が低く溜まり、その薄い部分からは空に残る陽の光が滲む。

より低い部分は街の灯が映え、なかなか不思議な光景だった。


街の灯は悪あがき、空の明かりが滲む雲の薄い部分は、

悪戦苦闘する今の私の心情を見透かす様な、何かかな?


札幌祭りが本日かららしい。

寒いからか、人出は今一つなのだろうか。

中島公園の屋台は広大過ぎて寄り付き難いのだけれど、

広島焼き等は食べたくなる・・・年に一回くらいはさ。


アトリエ前を山車が通るので、それは楽しみ。

2017-06-10

ふと訪ねる。

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煩わしい日常に囚われてしまい、ゆっくり考える時間を作れない。

携帯もメールも無ければ良いのに・・・と思いつつネットに向かう。

落ち着こうと思い口にするお酒に酔ってしまったりもしてしまう。


出かけた先、真っ直ぐに帰りたくはなく、思い出し、寄る。

ここは良い場所だ。いつ訪ねても意気を感じさる空間が在る。


正面の壁は湾曲していて、空間を僅かに引き込む設えがある。

どことなく優しさを感じてしまう秘訣だろうか?

2017-06-08

インスタレーション

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少し前の事、【 Moai in ny 】のオーナーから画像が届く。

子供が見つけたのだそうだ。

西日が室内奥深くに差し入り、珪藻土の塗壁に映えている。


竣工写真を撮ったのは秋の頃、違う場所に映えていた。

陽の長い今時期限定の場所を見つけ像が揺らぐ。


ちょうど西の高窓の向こうには木々があり、その葉の影が

西日に照らされて届く。それが、僅かな風で揺らぐと、

室内に生える像も揺らいで見える。


室内で外の風を感じるインスタレーションが出来上がる。

これを住まう子が発見したという報はとても嬉しい。


灯さぬ限り目立たぬブラケットに重なってしまったけれど、

今頃はその向こうに映えているハズだ。