ライブ雑感

厳密には、ライブで発表のあった情報に関する雑感。
ニコニコ生放送で視聴してました。

Vスパーク

SEGAから『サクラ大戦』が参戦と言うことで、脚本の“天才”あかほりさとる先生と、真宮寺さくら役の横山智佐さんがシークレットゲスト。
『激!帝国華撃団』を歌ったりしたものだから、マジ行きたかった。
閑話休題
トライアルデッキには横山智佐さんの箔押しサインが封入されるそうです。
ブースターの方では、アイリス役の西原久美子さんや、エリカ役の日高のり子さん・シー役のかないみかさん・ロベリア役の井上喜久子お姉ちゃん・グリシーヌ役の島津冴子さん辺りのサインが期待できるのでしょうか?*1

1つだけ気になる話。
あかほりさとる先生が「何作目までがカード化されるのか」って質問をした際、木谷社長は「今回は1,2から出して、その後のエキスパンションで続きを出す」と回答していた。
サクラ大戦』の1作目・2作目は帝国華撃団の話である。
だが、去年12月のブシロードカードフェスで配布されたチラシでは、3作目から登場する巴里華撃団のイラストが使用されていた。
巴里華撃団がカード化されるか否かに疑問符が付いた形になる。

WS2010年度上半期参戦タイトル

既出も含めて5エキスパンション分が発表された。

■ヴァイスサイド
D.C. D.C.II プラスコミュニケーション
禁書目録超電磁砲
魔法少女リリカルなのはA's
Angel Beats!クドわふたー
■シュヴァルツサイド
フェアリーテイル

2010年度上半期の参戦タイトルからは「WSの方向性が、新規ユーザ獲得より、既存ユーザの維持にシフトしつつある」と言う点が読み取れる。
2009年の段階では「新規ユーザの獲得とコンテンツホルダーの広告目的に寄り過ぎて、既存ユーザの維持が足りない」傾向があった。いうなれば「釣った魚に餌を与えていない」状態であった。
2010年度上半期の参戦タイトルは、既存ユーザの居る作品に多くの枠が割かれていて好感が持てる。
D.C.リトバスは、1年ぶりの新規カード追加となる。
この2作品はWSの初期を支えた大事な2本柱である。この2作品のファンやコンテンツホルダーが優遇されるのは当然だと考える。
また、WSが爆発的に人気を拡大する原動力となった『魔法少女リリカルなのは』からも1エキスパンションが作られている。これも好ましい傾向だと考える。
同様にWSの人気拡大に貢献した『THE IDOLM@STER』『Fate/stay night』『ゼロの使い魔』についても、今後エキスパンションやエキストラパックで更にカードが供給される事を期待したい。
禁書目録超電磁砲』『フェアリーテイル』は、新規ユーザ獲得用のタイトル。
レールガンはブシロードがアニメのスポンサーをしており、グッズの販売が先行して行われていたので、WS参戦が期待されていたタイトル。
フェアリーテイル』は週刊少年マガジン連載の作品なので、WS・サンマガ両方のプレーヤーから「何でサンマガで出さないんだ?」と言う声が上がっているが、WS参戦分の版権はアニメの版権。
ブシロードは自社の異なるTCGに同じ版権を参戦させない方針だが、原作の版権とアニメ化の版権を別物扱いしていて、同じタイトルが異なるTCGに参戦する事はある。『生徒会の一存』シリーズが、アニメ版権がChaosTCGに参戦し、原作版権(or漫画版権)がVスパークに参戦している。

Angel Beats!クドわふたー』に関しては、色々と思惑が読めて面白い。
コンテンツホルダーであるKeyはブシロードに大きな貸しがある。世間的に無名だったブシロードリトバスと言うビックタイトルの版権を出していて、WSの立ち上げ時期を支えた。
今度はKeyがブシロードのお世話になる番で、新既コンテンツである『Angel Beats!』をWSに参戦させることで、大きな宣伝効果を得ている。ブシロード的にもWS的にも悪い話ではない。『Angel Beats!』は麻枝准脚本のタイトルと言うことで、人気が出そうなタイトルの青田買いが出来たのだから。
ここまでは去年12月の発表内容からの推測。
さて、今回のライブで、これに『クドわふたー』と言うリトバスのファンディスクがセットとなる事が発表された。
これをどう読むか?
俺的には、Keyの意図が働いたのだと推測している。同じ麻枝准脚本って事で、リトバスのファンに『Angel Beats!』をアピールしたいのだろう。
ブシロード側の意図が働いたと言う推論も可能だ。まだ世間的に認知の低い『Angel Beats!』を単独で発売するのはリスク高いから、リトバスとセットにすることで一定の売り上げを確保するという狙いだ。
この場合、気になるのはネオスタンダードでの扱いだ。
多分、エキストラパック『宇宙をかける少女舞-HiME舞-乙HiME』と同様に、異なる作品番号が振られるのだろう。『Angel Beats!』のカードはABで始まる番号に、『クドわふたー』のカードはLBで始まる番号になるのだろう。
クドわふたー』のカードが既存のリトバスに混ぜられるのは問題ないだろう。リトバスの派生作品なのだから、リトバスに混ぜれない方がおかしい。
バランス的な面も考察してみる。
2008年発売の『リトルバスターズ!』と2009年発売の『リトルバスターズ!エクスタシー』では、各メインヒロインは割り振られている色が異なっている。例えばクドだと、『リトルバスターズ!』では青、『リトルバスターズ!エクスタシー』では緑であった。『クドわふたー』では赤か黄になるであろう。
ネオスタンのリトバスというと青メインのデッキが割と強くて成績を残しているが、『クドわふたー』で青が強化される可能性は薄いと見てよいだろう。
一方で『Angel Beats!』側のネオスタンが困るね。カードプールが足りない可能性が高い。
ネオスタンでは『CLANNAD』と混ぜて使用可能とか、そう言う形で救済されるのだろうか?

ブシロード社歌

ライブで「『ミルキィホームズ』の声優さん3人がブシロードの社歌を歌う」と説明されて、歌った楽曲が『熱風海陸ブシロード』の主題歌だった。
この曲が正式にブシロードの社歌なんだろうか?
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2027030

今回のライブ、ニコニコ生放送で見た範囲では『ミルキィホームズ』のプロモートが最大の目的だったように読み取れる。
俺は2007年12月のヴァイスシュヴァルツ発表会も見に行った。当時のヴァイスシュヴァルツの演出の仕方を見てきた。
両者を比較すると、縁起を担いでか、『ミルキィホームズ』関連の演出はヴァイスシュヴァルツ発表会と演出を被せているように見て取れた。
関連スタッフの発表の仕方とか。
ヴァイスシュヴァルツ発表会の時も、その後のライブイベントで『熱風海陸ブシロード 〜熱き咆吼〜』が歌われたんだよね。
しかも、歌ったのは木谷社長。
ヴァイスシュヴァルツ発表会の後のライブイベントは「サタデーナイト」と言う木谷社長がパーソナリティを勤めるネットラジオのイベントだから、歌い手が木谷社長で問題なかったが、さすがに今回のライブで木谷社長が歌うのはアレだったので『ミルキィホームズ』の声優さんが歌ったんだろうけど。

*1:帝国華撃団側のアイリスはキャラ人気で選んだけど、巴里華撃団側は声優さん側の人気で選んでみた

『サクラ大戦』からの参戦キャラ予測

ライブのトークから、巴里華撃団のカード化が怪しまれる事態になったから、実際にカード化されるキャラの枚数を考察して可能性を判断してみる。
G'sの時は、1エキスパンション60枚で、各タイトルから20枚前後がカード化されてた。
メインヒロインは全員カード化されている。
が、サブキャラのカード化は作品によってバラ付きがある。
シスタープリンセス』からは、「じいや」がカード化されていなかった。「亞里亞」専属のうら若きメイドさんなので、Vスパークのカードにするのは何ら問題無かったにもかかわらず、カード化されていなかった。「亞里亞」の白痴性を表現する重要なキャラ(自分に仕える人物は性別関係なく「じいや」と呼ぶと認識している)なのに、カード化されて無いのが非常に残念であった。
一方で、『マリッジロワイヤル』からは「美久」「美宇」がカード化されていた。

帝国華撃団:当選確定ライン

主人公キャラとメインヒロイン。
大神一郎
真宮寺さくら
アイリス
神崎すみれ
マリア・タチバナ
李紅蘭
桐島カンナ
ソレッタ・織姫
レニ・ミルヒシュトラーセ
合計9人。

帝国華撃団:当選ボーダーライン

人気のあるサブキャラ
藤井かすみ
榊原由里
高村椿
野々村つぼみ
藤枝あやめ
藤枝かえで

合計6人

巴里華撃団:当選確定ライン

エリカ・フォンティーヌ
コクリコ
グリシーヌ・ブルーメール
ロベリア・カルリーニ
北大路花火

合計5人

巴里華撃団:当選ボーダーライン

人気のあるサブキャラ
メル・レゾン
シー・カプリス

合計2人

結論

帝国華撃団だけで15人。
巴里華撃団から7人を足すと22人。
SEGAの中ではメインタイトルだろうから、帝国華撃団と巴里華撃団の両方を出しても、ぎりぎりで入り切るだろう。
ただ、人気キャラをRRとCで2種類出したりとか、「アイリス&コクリコ」みたいな2キャラで1枚のカードを作ったりする余裕は無さそう。そう考えると、帝国華撃団だけカード化するのかも知れない。
G'sマガジンの時はトライアルのカードは全てブースター未収録だったので「トライアルで巴里華撃団、ブースターで帝国華撃団」と言う可能性もあったけど、最近の発表でトライアルだけのカードは少ないって言ってるから、否定されている。

番外編

一部で囁かれている「光武」「神武」と言った霊子甲冑のカード化は、多分無い。
サクラ大戦』のファン層的に言っても、Vスパークのファン層的に言っても、望まれないだろう。
カード化されたら誰得。
サクラ大戦』のファン層的に言うと、前述した通りカード化できる枚数に対してキャラが多いから、人気のあるサブキャラを差し置いてのカード化は望まれない。
Vスパークのファン層的に言うと、「歴代のヒロインたちが集う夢のカードゲームが今、始まる」「あなたのヒロインたちが物語を奏でるTCG、それがヴィクトリースパーク!」に沿ったカードが望まれるのだから、スチームパンク的な世界観で作られた架空の兵器には興味は無い。
霊子甲冑は全メインヒロインに専用機が用意されていて、カラーリングが違う為、カード化するなら全メインヒロイン分出さないとならない。
また、霊子甲冑の装着中は、全身が甲冑に覆われているのだから、カードとして映えない。
一部サンマガユーザの間では、混成スタイルでパトレイバーとの“ロボット対決”が期待されているらしいが、空気の読めて無い話である。

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