上演中止のお知らせ(12日追記)
これまで宣伝を続けてきましたが、12日のクアトロガトスの上演は諸事情により中止となりました。また、現在のところ完全な情報がないのですが、同日のパフォーマンスの一部もしくはすべてが中止となります。
なお、この中止は当クアトロガトスと主催者側の意見の違いと調整の不足による運営上のものであり、水俣病について扱った内容やテーマなどは一切このたびの事件と関係ないことも付言いたします。
もし本日上演を見る予定のあった方には大変失礼いたしました。今後このようなご迷惑をおかけしないよう私もこれから心を改めて努力いたしたいと思います。まことにすいませんでした。
なお美術展そのものは予定通り行われます。
土曜と日曜にクアトロガトスといくつかの演劇ユニットの上演があります
あいかわらず突然ですが今週末の二日にわたってクアトロガトスの上演があります、何せさっきまで実際に何をやるかすらわからなかったのにスタッフということになっていたので、宣伝すべきか迷っていたのですがまあ上演レポートを書けという「指令」も来たので宣伝します。
基本的には美術展の一部として、私がまだクアトロガトスと関係を持つ前から共同で作業していたいくつかの演劇ユニットが上演を行うものです。この中のLensの上演が契機で私はクアトロガトスとはじめて直接に関係を持ったのでかなり感慨もあります。*1それ以後は各個の企画をいくつかできただけで共同の企画は実行できなかったのですがようやく6年ぶりの企画ということになります。なお「morning landscape」の上演については「批評誌クアトロガトス」で私が「鹿島則一」名義の批評文で取り扱っています。*2
http://www.myspace.com/irumagawamasami/blog/540952770
私はニューヨークには行っておりませんが
ちなみに「水俣」タグを使っていますが、今回はこれまで二回の上演とは違いの水俣病の胎児性患者の方々は出演しないはずです、また水俣を直接扱うのはクアトロガトスだけの予定です。*3
なお入場は無料です。
美術の地上戦OVER TONE ?〉参加公演(美術展開催期間:12月7日〜18日)
山田工務店・企画演劇/即興演奏
12月11日(土)12日(日)14:00−17:30 神奈川県民ホールBlギャラリー
●みなとみらい線「日本大通り駅」より、徒歩約6分(「横浜駅」より乗車時間・約6分)
●JR根岸線・市営地下鉄「関内駅」より、徒歩約15分http://www.kanagawa-kenminhall.com/kh_access_f.html 入場無料
http://blog.livedoor.jp/overtone2/
この企画の一部のようです。
○12月11日(土)
14:00 入間川正美
14:45 morning landscape
15:30 Lens
16:15 「山田工務店」+劇★派
17:00 入間川正美 cuatro gatos
18:00 閉館
○12月12日(日)
14:00 入間川正美
14:45 「山田工務店」+劇★派
15:30 morning landscape
16:15 Lens
17:00 入間川正美 cuatro gatos
18:00 閉館
◎演劇ユニット「山田工務店」+劇★派 『「絵画」と「演劇」』
出演/五月女ナオミ、堀ゆかり、佐武令子、山田和夫、Ryo(noise)
◎morning landscape 『空席/席/vacancces』 死者たちが戻って来なかったからには、 いまさら何を生者たちは知りたいのか?
構成・演出 斉木燿/尾栢ゆりえ、安藤麻美子
◎Lens 『Adieu』 出演/渡部美保 佐藤照 テキスト「尽き果てることなきものへ」 ミッシェル・ドゥギ一 梅木達郎訳(松籟社)
◎入間川正美 『セロの即興もしくは非越境的...』 演奏/入問川正美
◎cuatro gatos[or con-tainer/taint] テキスト・演出:清水唯史
出演:田中紀子、宮下直紀
スタッフ:葛巻欣久 清水基 長井勇 中西B
えらそうに書けば、日本におけるこれだけ(明らかに実験よりではあるが)優れた上演がまとめて見られる機会はめったにありません。しかも無料です。また社会的、あるいは芸術的な問いかけをする上演であるような努力もなされているはずです。
まあ、だからこそ無料って実は問題じゃないかとか。そもそも、個人的にはだからなんなんだというのはついて離れないのですが(クアトロに書いたのもそういう話題です)、まあめんどくさいことは見てから考えてください。 なにより宣伝した私自身がちゃんと行くのが大変で...。がんばります。
明日も上演しますのでよろしく。(11日追記)
個人的な宣伝(17日追記)
どうもこれはクアトロガロスとはまったく関係のない個人的な宣伝です(「あかね」のほうに大いに関係があります)。昨年の12月、「あかね」で収録とネット中継が行われた座談会「ニート×表現規制×南京大虐殺」が「新文学3」に載りました。私は後半から参加しています。この記事自体は以前メールマガジンでも配布されましたが、その他にもヤミナベのようにいろいろおもしろそうな記事(私はクアトロのイベントにもかつて出演した踏み足さんが目当てですが)があるのでぜひ買ってください。
まあ、マンガ規制の問題についてはそのうち何かこのブログで書くかもしれません。あとあずまんのこともね。
http://literaryspace.blog101.fc2.com/blog-entry-455.html
内容をコピペしておきます。
『新文学03 革命×ネット×二十一世紀文化のエグいコンテンツ』
松平耕一編
価格 ¥ 800
単行本:A5版、230ページ
出版社:文芸空間社
発売日:2010/12/05
◯内容
「東浩紀のゼロアカ道場」出身のライトテロル系批評誌第三号! 九〇年代、資本主義の最終的勝利が喧伝され「歴史が終わった」と称された。そして外部なきゼロ年代に、電撃的に到来したインターネットのライトテロリストたち。彼らが二十一世紀文化のエグいコンテンツのなかに見出すのは、しょぼい現実か、アーキテクチャに管理された動物化か、それとも「革命」への決断か? ネットカルチャーとストリートカルチャーの交錯した時空間から、パフォーマティブな生の祭りが噴出し、新たな歴史が隆起する! アクセスせよ! これが一〇年代新文学のグローバルスタンダードだ!
◯執筆者:赤木智弘、章、秋田紀亜、hmuraoka、sk-44、esehara、海老原豊、工藤伸一、桜澤哲舟、死に舞、シノハラユウキ、白石昇、杉田俊介、鈴木真吾、谷口一平、谷口哲郎、、田村修吾、千坂恭二、T-T、中川康雄、中西B、negative-naive、noir_k、ハンギ、ひ。、昼間たかし、広田有香、藤田直哉、藤田直哉二世、踏足いさみ、古澤克大、ぺぺ長谷川、辺見九郎、北守、松平耕一、村上哲也、山本桜子、渡邊利道
◯目次
第一章 特集 このコンテンツがエグい!――二十一世紀文化の七二選
一 サブカルチャーの二八選/ニ ネットカルチャーの一七選、三 ハイカルチャーの二七選/北守「『ゼロ想』への葬送――あるいはテンプレだらけの宇野常寛批判」/死に舞「ゼロ年代のロック音楽五選――ロックはずっと戦っていた!」/村上哲也「笑いとメタファー、キャッチャーとピッチャー」/章「らぶげっちゅ。」
第二章 ネットカルチャー論集
海老原豊「市場×ケータイ=若者論」/辺見九郎「決断主義からリベラル・アイロニズムへ」/鈴木真吾「あの頃、テキストサイトブームと」/工藤伸一「インタラクティヴ・イノベーション」/藤田直哉2世「「東浩紀のゼロアカ道場」を2年後から振り返る」/esehara「Twitter文芸2」/藤田直哉、シノハラユウキ、塚田憲史、杉田俊介「2ちゃん的思考形式の暴力と倫理」/「タイ国美少女ゲーム『Re Angel』スタッフインタビュー」/赤木智弘×昼間たかし「ネットコミュニティの分散化」
第三章 「革命」をめぐって
広田有香「「麻生邸国賠」と街頭表現規制問題」/藤田直哉、古澤克大「身体のテロルと情報のテロル――国家と革命の倫理」/中川康雄「アナキズムと生態系の想像力」/中川康雄、古澤克大、北守、中西B「ニート×表現規制×南京大虐殺」/白石昇「多国籍擬似家族自動生成過程」/ぺぺ長谷川、踏足いさみ、中川康雄「だめ連と動物化する二十一世紀」/千坂恭二ロングインタビュー「革命戦争としての新左翼・ファシズム・ホロコースト」/山本桜子「うさぎプロジェクト」
☆現在の販売予定
◯10年12月31日(金)コミックマーケット79
・東地区 P-14b 文芸空間社ブース
☆取り扱い店舗
◎東京
◯新宿
・模索舎
◯中野
・タコシェ
◎全国
※文芸空間社購買部にてのネット販売、電子書籍の販売予定中。
※最新情報はツイッターID @matudairaにて