感想:小説「運命の地軸反転を阻止せよ(上・下)」(NUMAファイル6作目)(クライブ・カッスラー&ポール・ケンプレコス)


 小説「運命の地軸反転を阻止せよ(上・下)」(クライブ・カッスラー&ポール・ケンプレコス)の感想です。

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■データ(公式)
http://www.amazon.co.jp/dp/4102170472/
運命の地軸反転を阻止せよ〈上〉 (新潮文庫) [文庫]
クライブ カッスラー (著), ポール ケンプレコス (著), Clive Cussler (原著), Paul Kemprecos (原著), 土屋 晃 (翻訳)
文庫: 324ページ
出版社: 新潮社 (2011/6/26)
ISBN-10: 4102170472
ISBN-13: 978-4102170472
発売日: 2011/6/26

http://www.amazon.co.jp/dp/4102170480/
運命の地軸反転を阻止せよ〈下〉 (新潮文庫) [文庫]
クライブ カッスラー (著), ポール ケンプレコス (著), Clive Cussler (原著), Paul Kemprecos (原著), 土屋 晃 (翻訳)
文庫: 298ページ
出版社: 新潮社 (2011/6/26)
ISBN-10: 4102170480
ISBN-13: 978-4102170489
発売日: 2011/6/26

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■データ(個人的補足)

 「ダーク・ピット・シリーズ」からの派生作品「NUMA(ヌーマ)ファイル」シリーズの6作目。前作から1年ぶりの新刊。

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■あらすじ

 1945年ドイツ。敗戦間際の混乱の中で、ナチスドイツに協力させられていた一人の天才科学者が姿を消した。

 現代。アメリカの最新型貨物船が大西洋で突如消息を絶った。カート・オースチンたちは、想像を絶する巨大な波が船を襲ったのではないかと推測し、調査を開始するが・・・、同じ頃、アナーキストたちは電磁波を使用した装置で世界に対する恐るべき陰謀を企んでいた。

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■感想

 NUMAシリーズ6作目です。いやー、参った、アクション満載だった前作(「失われた深海都市に迫れ」)と比較して、実にのんびりした内容になってしまいました。本編冒頭、いきなり大型貨物船が巨大な波に襲われる、という劇的なシーンで始まるのですが・・・、以後、船の捜索やら悪人たちの陰謀やらが穏やかにのんびり進んでいき、殆ど盛り上がりも無いままラストまでたどり着いてしまいます。

 前作だと100ページに一回は悪党たちの襲撃やらなんやらのアクションシーンがあったのですが、こっちはもう600ベージで1,2回程度。悪党達の最後も拍子抜けだし、なんだかなぁ、という感じであります。

 しかし、これがつまらないかと言うとまた別の話で、すいすい読めるので600ページを一気読みでした。過去のシリーズが大作エンターテインメントだったとすれば、もうこの作品は、アクションTVシリーズのシナリオみたいな安いものになってしまっていますが、それでもまあそこそこは楽しめました。まあシリーズのファンが絶望するほど悪くは無いと思います、ハイ。

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■評価

(5段階評価の)4点。

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運命の地軸反転を阻止せよ〈上〉 (新潮文庫)

運命の地軸反転を阻止せよ〈上〉 (新潮文庫)

運命の地軸反転を阻止せよ〈下〉 (新潮文庫)

運命の地軸反転を阻止せよ〈下〉 (新潮文庫)

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感想:アニメ「へうげもの」第22話「悪魔のささやき」


 アニメ「へうげもの」(全39話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

NHKアニメワールド 「へうげもの
http://www9.nhk.or.jp/anime/hyouge/

 BSデジタル放送BSプレミアムでの視聴です。

第22話 悪魔のささやき


■あらすじ

 1587年4月。織部は真田信繁の間者の助けを借りて、秋月種実の城に潜入し、茶入れ「楢柴」を探すが見付からない。しかし代わりに秋月の娘・竜子をかどわかしてくることに成功、娘との交換で種実を降伏させ、楢柴を確保する事が出来た。

 やがて秀吉は宣教師たちが奴隷狩りをしている事に気がつき、宣教師たちを日本から追い払い、キリスト教を禁じる事にした。織部の義弟・高山右近は教えを捨てられず、大名の地位の方を捨てることを選ぶ。


■感想

 織部が楢柴の蓋をくすねているとか、なんからしいエピソードでした。

【コミック】最終回「マママ〜魔法委員長魔子ちゃんの魔法指導〜」(乾武丸)(マガジンSPECIAL 2011年10号)

マママ~魔法委員長魔子ちゃんの魔法指導~ (講談社コミックス)

No.10 2011年09月20日(火)発売

■マガジンSPECIAL|マガメガ|週刊少年マガジン|TOP|講談社コミックプラス
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/20658

 「おちゃらけ主人公のところに魔界から真面目系委員長キャラがやって来てどたばた」というありがちなお話でした、画力はあったと思うし、話は面白かったし、お色気も押さえていたし、何故この漫画が後ろから数えた方が早い場所にばかり載っていたのか、不思議でなりません。最終回は「あの最終決戦の後・・・」という後日談ですが、がっちりまとめてました。

 この作風なら電撃XX系のほうが歓迎されるのかもしれませんなぁ。

【コミック】最終回「主将!!地院家若美」(やきうどん)(マガジンSPECIAL 2011年10号)

主将!! 地院家若美(1) (週刊少年マガジンコミックス)

No.10 2011年09月20日(火)発売

■マガジンSPECIAL|マガメガ|週刊少年マガジン|TOP|講談社コミックプラス
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/20658

 マガジンスペシャルの看板連載だと思っていたギャグマンガもついに最終回。先月までシリアスモードが続いていましたが、最後は馬鹿馬鹿しくしめました。しかしこの人(たち)が三国志がどうこうの漫画を描いていたときに、こんなに化けるとは思わなかったなぁ。
 
 

大内裏高校柔道部主将・地院家若美(ちいんけ・わかみ)は武術の達人にして男を愛する男! ある日、電車のなかで若美は痴漢の濡れ衣を着せられた若鳥(わかとり)を救う。強くなりたいと願う若鳥は若美の誘いにのり柔道部に入部するが、待っていたのは意味不明の練習と若美からのセクハラ! 果たして強くなれるのかと心配する若鳥だったが……!?

 
マガジンSPECIAL 2011年 10/3号 [雑誌]

感想:アニメ「ロウきゅーぶ!」第11話「五人の掛け橋」


 アニメ「ロウきゅーぶ!」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ ロウきゅーぶ! 公式サイト
http://www.ro-kyu-bu.com/

 CS放送・AT-Xでの視聴です。

第11話 『The 11th game 五人の掛け橋』


■あらすじ

 真帆以外の四人は硯谷の下級生との練習を地道にやる事にした。飛び出していった真帆も紗季に説得されて機嫌を直す。葵はさりげなく昴に告白した。昴は硯谷の顧問に頼み込み、ようやくレギュラーとの練習試合を組んでもらうことに成功した。試合開始後、慧心チームは硯谷の勢いに押されるが、昴は紗季をポイントガード(=司令塔的なポジション)に据えることで、流れを変えることに成功する。


■感想

 朝、昴と葵が「昨日のことは忘れよう」とかいうシーン、なんか酒の上で間違いを犯してしまったようなイメージじゃ有りませんか。多分来週は試合で良いところまで行って、しかし負けて、「俺たちの戦いはこれからだ!」的な感じで締めくくるのではないかしら。

 次回最終回

雑談:ビジネス誌「日経ビジネス2011年9月19日号」に戦闘機「F-35」の広告が載っている

日経ビジネスオンライン:総合トップ
http://business.nikkeibp.co.jp/

 9/19(月)発売予定号から。

 67ページにアメリカの戦闘機「F-35 ライトニングII」が飛んでいる写真が載っていたので、『ああ、どこの会社の広告なのかな? フェデックスあたりが「戦闘機の様に早く届けます」とか書いているのかな』と想って眺めたら、なんとロッキードマーチン社の広告!

 コピーで「F-35 日本の未来を守る」とか書いてあるんですよ、おいおい。

 ロッキードマーチン日経ビジネスの読者に何を訴えたいんだ。いくらなんでもこんな雑誌の読者に戦闘機の採用の権限を持っている人はいないと思うぞ、というかその前に早く完成させたほうが良いのでは? 開発予定がずるずる延びているんですよね?