触れられてた!
http://d.hatena.ne.jp/rulia046/20061119
なんか力作、ってカンジだ。
大ファンだ、とか言われてるのでアレですが。や、どーも。
あ、どうもこれはこれはご丁寧に。でも、力作は力作でも、深く考え、情熱を注いで作った力のこもった力作ではなく、「力」任せに「作」った文章ですから。本当に思いつきの固まりです。
気が向けば、揚げ足を幾らでもとっていいし……気が向かなければ好きなだけスルーしてくださって結構です。
続・ライトノベル論
まあ、それはそれとして、なんか美少女ゲームとライトノベルの関係について下記のようなやりとりを散見した。
http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20061118/p2
http://d.hatena.ne.jp/USA3/20061118#p1
影響力。流行ったかどうか。
でもふと……何か凄くみんなが触れてない……見落としていない要素が一つあったと気付く。
みんな、オタク界においての影響力という点では無視できない存在が一つあったことをお忘れか。
それはそのものズバリ、MMOである。
一般人に対しての影響力は他のアニメ・マンガ・コンシュマーゲーなどに比べれば格段に落ちるが少なくとも、パソコン持ってて、かつネットに繋いでる人達に対しては抜群の影響力をそれは誇っていた。
例えば、MMOの爆発的な人気のきっかけというか、最初に目立った動きをしたRagnarokOnlineは2001年の年末にβテストを開始し、2002年に入ってから爆発的にユーザーが急造し、2006年になった今では登録IDが150万人に到達したとか。
無論、ROだけでなく、「リネージュ」とか、「FF11」などがこの2002−3年前後のネット界に対して大きな影響力を持ったように思う。
ちなみに、「.hack//」がプロジェクトとして始動を始めたのは2002年の四月からだそうである。
無論、それ以前にも「Diablo」とか「ウルティマオンライン」とか言う存在があったし、ネット上でもそれなりのプレイヤーもいた。電撃文庫でも、似たようなことを題材にした「クリス・クロス」が1994年に発売されてる。(とはいえ、あれはネットゲーム(MMORPG)ではない。が、Massively Multiplayer RPGなのは確か。略すればMMRPG?)。
あと、この時代と前後してハンゲームも流行った。
この時期、巡回していた絵師さんのサイトにROの絵が増え始め、いつの間にかROのSSが張られるプレイヤー日記と化する……なーんて自体もあったりした。
ちなみに、Type-MOON関連は以下の通り。
- 1999年 コミックマーケット56で無料告知フロッピー300枚を配布。コミケ57では体験版フロッピー50枚を販売。
- 2000年8月 コミケ58で『月姫(半月版)』300枚を販売。
- 2000年12月 コミケ59で『月姫(完全版)』を販売。
- 2001年1月 サンシャインクリエイション11で『月姫PLUS-DISC』を販売。
- 2001年8月 コミケ60で『歌月十夜』を販売。
- 2002年12月 コミケ63で『MELTY BLOOD』を発表。
と、言う訳で色々考えてみる。
取りあえず、TVアニメとかだけをピックアップ。
1995年 『スレイヤーズ』アニメ化。
1996年 『スレイヤーズNEXT』放映。
1997年 『スレイヤーズTRY』放映。
1998年2月 『ブギーポップは笑わない』が発売。
4月 『ロードス島戦記-英雄騎士伝-』TV放映。
『ロストユニバース』アニメ化
1999年4月 『それいけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』TVアニメ化。
6月4日 『Kanon』のPC版(18禁版)が発売される。
2000年 『モンコレ』などTCGゲームはこの時期から爆発的に増える。
12月 コミケ59で『月姫(完全版)』が販売。
2001年 『魔法戦士リウイ』TVアニメ化。
年末 『Ragnarok Online』のαテスト開始
2002年初頭 『Ragnarok Online』のβテスト開始
西尾維新『クビキリサイクル』でデビュー。
『.hack//』プロジェクト開始
2002年5月16日 『FF11』がPS2で販売
10月5日 『ガンダムSEED』放映開始
2003年6月6日 『涼宮ハルヒの憂鬱』が発売。(スニーカー大賞受賞)
10月頃 同人ゲームの『月姫』がアニメ化。『真月譚 月姫』
2004年1月30日 『Fate/stay night』発売。
5月頃 『ひぐらしのなく頃に』の体験版が公式ページに公開される
6月 『空の境界』がノベルスで発売
7月 『ライトノベル完全読本』が発売。以後、ライトノベル系の評論本が増える。
2005年12月末 『ガンダムSEED DESTINY』放映開始
2006年前後 『涼宮ハルヒの憂鬱』『ゼロの使い魔』『灼眼のシャナ』などライトノベルのアニメ化が以前と比べて増える。
同人ゲームの『ひぐらしのなく頃に』もアニメ化。
あーあと、上記以外のエロゲ原作のアニメ化リストはこちら参照→エロゲ原作アニメリストあと、ラノベ原作アニメと
こう、20世紀末には意外とライトノベルのアニメ化が多い。まあ、どっちかというと、スレイヤーズが明らかに異常だったとも言えるが。
と、思ったら此処をみたら、そうでもないと気付く。
MMOの歴史も書こうかと思ったが、色々書いていくと膨大な量になってきたので省略した。
マンガ系も省略。
エロゲ系の系譜も書こうとしたけど、やっぱり省略。専門外。
あれ、私の専門はなんだっけ?
ああ、特撮か(駄目ダメだ。
力任せに文章を書いてたら相変わらず方向性が霧散している。
ああ、思い出した。
2002年にはエロゲの売り上げが凄く落ちたらしい。参考:帰ってきたへんじゃぱSS
エロゲの落ち込みは2002年が一番激しかった*1わけで、売り上げはアニメ化効果もあって回復しています。http://d.hatena.ne.jp/sixtyseven/20061010/p2のデータ*2は一番素直には、2003年からエロゲ原作もラノベ原作もどっちも増えた、と読むべきでしょう。これは、アニメ放映本数の異常な増大を背景に、TVアニメ化の敷居が下がった結果です、単純に。
でも、このエロゲの売り上げの減少は実はMMOにも一因があるかも知れない。と思った次第。
2002-2003年はMMO絶頂期みたいな所があったので、他の各方面のメディアの売れ行き結構下がったのではなかろうか?
と言う訳で
MMOを無視して議論するのは間違ってないですか皆さん?、という問題提起をしてみました。
意外と馬鹿にならないと思うんですよ。
まあ、結局全体を見ようとしたら幾らでも要因があって、上記では触れませんでしたが、「リメイクアニメの増加」とか「アニメ化の敷居の低下」「深夜アニメの増加」「マンガに影響されて犯罪した?問題」とか、注目すべき点が幾らでもあって……まあそれを言い出したら切りがないのですが、そこら辺考えると、やっぱりライトノベルは昔よりユーザーが増えた気がするけど、みんなが言うほど上位に上がってない気がします。
あああと、昔は大人がアニメを見る事に今ほどの抵抗感やオタク感はなかったと思います。
例えば、流行語大賞に「お前はもう死んでいる」とか「んちゃ!」が選ばれたり、老若男女誰もがアニメを見る事に抵抗はなかったように思います。作り手としては、無論子供をターゲット層に物作りをしていたとおもいますが、サラリーマンとかがフツーにドラゴンボールのアニメを見たり、幽遊白書のアニメを見てたと思うのです。
特撮とかは小学校の低学年では見ていても、高学年になってくると「特撮は子供が見る物だよね」とかみんなで言いつつ、アニメはフツーに毎週楽しみに見ていたと思います。少なくとも、私は不二子藤雄のアニメを毎日楽しんで見ていました。
けれど、「エヴァ」がアニメの周辺環境を一変させた気がします。
「エヴァ」の後から深夜アニメが増え、夕方のアニメの再放送枠が減っていき、ついにはゴールデンタイムからもほぼアニメが消えていきました。(TV東京系を除く。あそこは逆に他の曲がアニメ減った分ガンガン増やしていった感じ)
そこら辺から、「アニメはオタクの物」→「じゃあオタク向けのアニメを作ろう」なところあったんじゃないですかね?
ま、これも一つの見方でしかないのですが。
参考になった!、と思った方はWEB拍手よろしく。
まったく何も関係ないですが、ヒマなら私が書いてる小説も読んでくれると嬉しいデス。↓
Gaia Fragments