民主党細野豪志幹事長と社民党又市征治幹事長は22日、国会内で会談し、夏の
参院選に向け、両党が競合しない選挙区について協力することで合意した。その一環
として、細野氏は社民党が無所属、推薦候補として擁立する大分選挙区について、独
自候補の擁立を見送る考えを伝えた。社民党は同党が擁立しない選挙区での民主党
補の支援を前向きに検討する。会談では、与党の過半数獲得と、「改憲勢力」である
自民党日本維新の会による3分2以上の議席確保を阻止する目標で一致した。

 

これぞ弱者連合の極みであろう。社民党はもともと多数の選挙区に候補者を擁立出来
るほど基礎体力も無い上に、社民党から立候補しようとする奇特な人が多いとも思え
ない。競合しない選挙区の方が多い以上、何のための選挙協力なのか、疑問である。
日本維新の会が橋下氏の発言によって大きく支持率を落とす中で、その受け皿として
民主党が手を上げたいところだろうが、昨年の衆院選で下された有権者の判断を良く
考えるべきではないか。社民党と組むことなど得策ではない、そんな簡単なことさえ
分からないようでは、結果は初めから見えている。