葛西臨海公園出発
駅で風がさえぎられているため、駅前はまったくの無風。輪行で参加の皆さんに風が強いことを告げる。タンデムの輪行解除を待ちつつ、追加で朝ごはんとしてマフィンを半分こして食べたり準備をしている間に出発時間が過ぎる。去年同様に掛け声をかけて宇都宮へ向けて出発。今年は河口から遡るからか、自転車通勤ができない鬱憤のせいか走り出すなりわくわく感が止まらない。
川沿いに出るなり予想通りの向かい風。10数キロ/hのペースで旧江戸川をさかのぼる。隊列からちぎれかけている人をなんとか誰かの後ろにつかせるように考えながら列の後部を走りながら様子見。
途中、一輪車にも追い抜かれるほどのペース。本当に宇都宮までたどり着けるのか不安になる。
渡瀬遊水池
三国橋を渡るともうそこは渡良瀬遊水地。昨年来てとても気に入った場所。簡単にトイレ休憩をし、お昼にいただいた高級キャラメルを摂取。深い味で美味しい。昨年はここでこの先の行程について協議し、小山から輪行することにした運命の場所だったが、今年は昨年に比べて1時間以上早く渡良瀬に着いたのでそのまま出発。広い遊水地を走り、まるで北海道かどこかにいるような風景はやっぱりすばらしい。@nak(あ)さんが記念写真を撮ってくれた。*1
渡良瀬を過ぎるとこの先はほぼ一般道。疲れが溜まってきている上に神経を使うので注意が必要。
一般道を走り始めてほどなくして、足が上がらなくなったため、にち隊長が離脱。一人、また一人と脱落しまるでサバイバルゲームのようだ。
昨年の「メンチカツポイント」のデイリーストアで小休憩。いちごのマフィンを半分ほど摂取しすぐに出発。
この先はあまり広くないが交通量がそれなりにある道を走る。時折ダンプが走って風にあおられたり、車間距離を取るために何度もブレーキをかけたりと気を抜けない状態が続く。
*1:なぎのさんをモデルに撮影した時はかなり笑ってたっけ
ファミマ黒本店
自転車を降りての休憩はここが最後。唐揚げ串を食べているyoungestな方、ゆで卵を食べるmiddleな方有り。このコンビニはトイレが3つあるとのことで続々と店内へ入るが、特に興味がなかったので店の外で軽く休憩。キットカットベイビーの袋を開けていくつかをつまみ、残りはお腹のバッグにしのばせて走りながら摂取。
姿川のサイクリングロードを走るが、舗装がガタガタ。地元の人はサイクリングなどには使っていないのだろう。少しだけサイクリングロードを走った後一般道に変更。日光街道の一本外れた道を走っていると新幹線が見えた。宇都宮は近い。自治医大の200mほど先で日光街道に出た。道路標識にも「宇都宮 ○○km」と現実的な数値が出てくる。もっと交通量の多い走りにくい道かと思っていたが、歩道も車道も広くとても走りやすい道だった。
ファミマでトイレに行かなかったせいで、途中でトイレに行きたくなった。やはり、こういう時はトイレ休憩がある度にとりあえず入っておいた方がいいと実感した。日光街道を走ってもパチンコ屋やガソリンスタンドばかりでなかなかコンビニが見つからず、数キロ走った所でようやく発見し列から離脱してトイレを拝借。その後猛ダッシュで皆を追いかけた。自分では30km/hで走っているつもりでも実際は21km/hほど。やはり足が疲れているらしい。すぐに追いつけると思っていたがなかなかそれらしき影が見当たらない。合流できるのは駅前になるかと思っていた矢先、目の前に点滅する赤い光がいくつも目に入りうれしくなった。
宇都宮出身のhaiさんの先導で宇都宮市内をどんどん走る。餃子が近いことで若干ペースもあがり、予定を15分ほど過ぎた18:45頃宇都宮駅が見え、18:52に駅前の駐輪場に自転車を止めた。徒歩で宇都宮餃子館に入店。
お店では惜しくもリタイアしたはなさんとにちさんが待っている。お店の人も予約時刻を約30分も遅れた私たちを「お待ちしておりました」と暖かく迎えてくれた。
宇都宮ロングライドリベンジまとめ
向かい風がきつい区間で予定時間をどんどんオーバーしていく中、「今年も輪行か?」という思いが何度もよぎった。風が強い間は仕方ないにしても、風が弱まったり風向きが変わった時はある程度のペースアップが必要なのに、なかなかそれができていなかった。
次回実施する時は出発からゴールまでの距離と所用時間をそれぞれがきちんと認識し、目標とする巡航速度を設定して走るといいと思う。例えば向かい風で失速した場合、その後風向きが変わったら失速した分を挽回するために具体的な数値を目安にペースアップできる。体感で速く走って挽回しているつもりでも実はたいしたスピードは出ていない。
今年は2回目ということもあり、道に迷うこともほとんどなかったし、なんとなくコースをつかめていたので、走っていて気が楽だった。「去年はここでヘロヘロになって休んだなぁ」と思いながらその地点を止まらず通過していくと、なんとなく自信が湧いてきた。また、去年の反省をふまえて休憩時間を短くし、てきぱきと行動したのも良かった。休みすぎて足が固まることもなかったし、ONとOFFをうまく切り替えることができた。そして信号などで隊列が途切れた時に、止まって後続を待つ or ゆっくり走りながら後続が追いつくのを待つかどうかを臨機応変に判断したこともとても良かったと思う。
実は、渡良瀬を過ぎ一般道を走り始めた辺りで「小山から輪行しよう」といつ誰かが言い出すのではないかとハラハラし、道路標識で「小山」という文字を見るたびに「早くこの2文字が無くなってほしい」と秘かに願っていた。結局、そんな心配もなく無事全行程を走破した。集合するには不便な場所だったが、河口の葛西臨海公園から出発して本当に良かった。
昨年に引き続いて企画をしてくれたにち隊長、事前に打ち合わせや下調べをしてくれたかとー副隊長ありがとうございました。そして同行の皆様、ありがとうございました。途中離脱のにち隊長、はなさん、都合で参加できなかった@nak(た)さん、マモルさん、たかさん、pocoさん、今回は残念でしたが次回は是非リベンジしましょう。皆さん、本当にお疲れ様でした。
本日の走行距離:自宅からの自走を含めて約170km