動機づけ理論の1つらしい.心理学関連の書籍では見たことがないが,アメリカの心理学者マクレランドが1976年に提唱した理論.企業活動における従業員の作業への動機づけを1.達成動機,2.権力動機,3.親和動機に分類したものだ.のちに,この3つの動機に回避動機を加えて,4つの動機づけとしたとのこと.
リーダーシップ論の枠組みの中で紹介されることが多いようだ.
動機づけ理論の1つらしい.心理学関連の書籍では見たことがないが,アメリカの心理学者マクレランドが1976年に提唱した理論.企業活動における従業員の作業への動機づけを1.達成動機,2.権力動機,3.親和動機に分類したものだ.のちに,この3つの動機に回避動機を加えて,4つの動機づけとしたとのこと.
リーダーシップ論の枠組みの中で紹介されることが多いようだ.
動機づけ理論についてはちらほらと調べてきたが,今回,はじめて学生に紹介された理論だ.心理学者であり経営学者でもあるダグラス=マクレガーによって,1960年代に提唱されたらしい.
X理論とY理論の2つで構成されている.
X理論では,「人間はもともと怠け者で,隙があればサボろうとし,責任から逃れたがる」という人間観に基づいて,仕事をさせるにはきっちりとした管理体制が重要で,頑張ったら褒賞を,さぼったら罰を与えるのが良い,とする考えらしい(アメとムチ).
Y理論では,「人間はもともと自ら働くのが好きで、自己実現のために自ら行動し、積極的に題解決をする」という人間観に基づき,労働者の自主性を尊重する管理体制となるらしい.
はー,動物だってそんなに単純じゃないのに,もっともらしく良くそんなに綺麗に2つの理論に分けたものだ.
結局,原初的な欲求が満たされている人間にはX理論が適用されるが,満たされている人間にとってはもはや「アメとムチ」は通じず,Y理論が適用されるという.
あのマズローは,Y理論を発展的に修正したとwikiには書かれている.なんだかマズローが経営学の片棒を担いでいたともったら興ざめした.
バブル前夜に耳にしたことのあるTheory Zというのは,この流れの理論らしい.
学んだことを捨てること
既存の知識によって構成された世界観を離れて,新しいことを学び直すこと
身について習慣化していることや,知識・思考の癖・先入観を捨てさること,断捨離?
最近,ちらほらいろんな分野で見かけるようになってきた言葉だ.具体的にはどういうことか.
学習心理学や行動科学の分野では,以前から,Unlearning(学習棄却,脱学習)と呼ばれている考えがある.連合学習理論によると,成立していた連合の強度が減少し,次第に反応が消去すること(Unlearning(学習解除))を示している.
最近流行りのUnlearnは,かなり人間よりの話で, 長寿社会を背景としたリカレント教育との関連で注目されている様子だ.時代に即した新しい学びには,既有の知識や価値観,思考の枠組みを一旦捨て去って,まっさらな状態から始めることが大切だ,という趣旨らしい.Unlearnによって学びの質が高まるらしい.
以下,参考サイト
アンラーニング(unlearning)とは? 学習棄却の意味、具体例、メリット - カオナビ人事用語集
ちょっとした集まりのお茶受けによくお世話になった三幸製菓のおせんべい.すぐに頭に浮かんだのは,「ぱりんこ」だ.少し表面にオイルが付いている感じで,誰にでも食べやすおやつだった.おせんべい,というよりも,スナック,という印象が強い.そんなお菓子の製造工場で,6名もの死者を出す火災が発生したことにとても驚いた.働いている人の年齢はまあ良いとして,おせんべいの燃えかすが発火して死に至る,とはどんな状況なのか,想像もつかない.痛ましすぎる.非常灯や消化設備の不備による人災としか考えられない.
そこで知ったのが,ハインリッヒの法則.アメリカの損害保険会社で技術・調査部で副部長をしていたハインリッピとしていた人物が,1929年に発表した論文が由来となっているそうだ.労働災害における経験則で,「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する」という.災害防止のバイブルとして,米国をはじめ,世界中に広まったらしい.
今回の工場での火災については,予兆となる小規模の火災が複数回あったとのことで,予兆を繰り返している段階で,適切な対応策をとるべきだったのだろう(と,多くの専門家が述べておられる.)
AIの機械制御や危機管理が始まっている.
Mata ( 超)+ Universe (巨大な空間)を組み合わせた造語だそうだ.コンピュータやインターネット上に構築された3次元の仮想空間で,日本では主に商業施設を構築してそこに人が集って買い物をしたり散策をしたりしているらしい.利用者は,自分で選んだアバターになりきって,オンライン上に構築された場所で買い物をしたり会話を楽しんだりするそう.
以下のサイトに分かりやすい説明がある.
メタバースとは 概要や仕組みを 5 分で入門 | クラウドエース株式会社
昨年度の学会では,2次元上でアバターを動かして,ポスター発表を聞きに行ったり,シンポジウムに参加したりというのがったが,コンセプトとしては似たようなものだろうか.自分は不慣れで違和感が大きかったが,慣れてしまうとアバターに成りきって振る舞えるものなのか.
現実の認識が歪んでしまうことはないのか.
中毒性(依存性)はないのか.
発達期には,何かしらの規制が必要なのではないか.
といったことが気になるが,社会は,対処療法でなんとかやっていくのかもしれない.
こん後の動向に注意だ.
えーと,恥ずかしいことにこれまで知らなかった心理用語.オンラインゲームなどの仮想空間上では,アバターを使って様々な場面で人と接したり(これもアバター)状況判断をしたりしていくのだが,その際,自分が使用したアバターの見た目によって,その行動特性が影響を受けることを示すらしい.例えば,大人しめの人でも,ごっつい強さそうなアバターを操っているうちに,仮想空間上では強気で行動するようになったりする.逆に,「中の人」はごっつい男性なのに,可愛らしい女の子のアバターを操っているうちに,ちょっとシャイになったりする,というような現象らしい.
比較的新しい心理的効果で,2007年、スタンフォード大学のニック・イーとジェレミー・ベイルソンが提唱した.
以前からみられていた「お化粧をバッチリすると,積極的で明るい人になったりする」現象と共通点があるように思う.社会心理学,社会的認知,の領域でいろいろ研究が行われているらしく,自己効力感やメタ認知との関連性があるらしい.
カテゴリー化,ステレオタイプ,との関連性もありそうだ.どんな人に大きく生じるのか.頭の片隅に入れておきたい効果だ.
ほんとに,嫌になってしまう.自分の英語力の進歩のなさ.ここ20年以上,英語能力は停滞している.それでも,何とか苦し紛れに論文を書かなければならない.かと言って,査読者へのリスポンスやeditorへの手紙,学会ポスター作成の度に英文校正に出していると,時間的に無理がある.背に腹はかえられないので自腹で払うことを考えたとしても,英文校正に出しているときにタイムラグ,事務に出さなければならない書類等,もろもろの不便さを考えると,極力自力で何とかしたい.
ということで,2ヶ月前にはDeepLを導入して,カンニングしているような罰の悪さを感じつつも少し便利になった.そこで、今度はGrammarlyというのを入手.無料版も有るのだが,この際,年間18,000円でサブスクリプト.目的や文体をある程度設定できるので便利そう,というのが今のところの感想だ.
誰かがブログで,DeepLとGrammarlyの両方を使いながら,何とか発表原稿を作成している様子を解説してくれていた.どうやら,これでますます「100%自力」での英文作成能力獲得から遠のきそうだが,とにかく英語でのアウトプットの際には,大いに活躍してくれそうだ(他の言語についても同様の機能がついている).