今年の設備投資を精査する(3)

最終回となる3回目は、カメラ機材編です。
今年は「カメラでも稼ぐ」を一つの目標にしており、(でもあまり積極的とは言えない)営業の結果、2人の知り合いから仕事を貰いました。二つともライブ撮影の仕事で、これは全く儲からなかったけど、とても楽しかった。
これでカメラを経費で落とせる。いしし。


と思っていたら、白色申告の上限をあっさりを超えてしまいました。今年の経費を考えると、青色申告でも足りない。いっそのこと、法人化だろうか?いや、そんな理由じゃだめだろ・・・。

TOKINA AT-X PRO 28-80mm F/2.8


このレンズは、まさに「ライブ対策」で購入したもの。暗いライブ会場では明るいレンズが欲しくなるし、だからといって単焦点では辛い。そんなわけで、中古で購入しました。でも、それ以降ライブに行ってないんですよね・・・。


それ以外、スナップなどで重宝はしているけど、実際の写りはどうかと言われると、「本格的に使うなら、デジタル時代の通し2.8を買え」というレベルかもしれない。でも、明るいってのは良いですね。少なくとも、被写界深度を「上げる」って選択肢があるのは嬉しい。


このレンズはAF/MFの切替クラッチがついていたり、ヘリコイドの回りはスムースだし、花形バヨネットの裏側には毛が生えていたり(なんか変な言い回しだな)、プロっぽさ満載です。触っていて楽しい。

Nikon SB-700


とある会社から報酬をいただき、その日にその会社でお世話になった方の送別会があったもんで、会場に行く間にあったビックカメラで衝動買いしました。
スピードライトってのはホントに利便性の高いアイテムで、ちょっとだけコツを掴んでさえしまえば、室内でのスナップショットのクオリティを劇的に高めてくれます。
あと、口径の大きなズームレンズを使っている人は必須なんじゃないですかね?内蔵のフラッシュだと、画面下半分のライトがレンズにけられちゃうから。


前述のTokinaとこのスピードライトは、「飛び道具」としての意味合いも含めて購入しています。大口径の通常域レンズとスピードライト。これにずっと検討中のマルチパワーバッテリーパックを購入すれば、見た目のプロっぽさは一応及第点になるんじゃないかな?たぶん、総重量5kgとかになっちゃうけど。

TAMRON AF 18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD Aspherical [IF] MACRO


名前長っ。


これは、前述のTokinaを購入した際、屑鉄同然の値段で売っていた中古を購入したもの。でも、この画角の商品はどこの会社もしのぎを削る商品なので、コストパフォーマンスは最強です。
ぶっちゃけ、「あれ、この一本ありゃいいんじゃないの?」と思わせる程の破壊力がありますが、これに甘んじないように、通常はTokinaをマウントして使用してます。縛りがある中で使ってこそ、向上する技術もあるんじゃないかと。
このレンズ、それとTokinaの購入により、長らく現役を誇っていたNikon AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-ED(これも長っ)が、ようやく余生を歩み始めました。今は本来の相棒であるD70とよりを戻し、仲良くカメラバッグに納まり、たまに訪れる非常事態に備えています。




よくよく考えると、今年購入したカメラ機材は、一切仕事の役に立っていません。バランスシートには載せられないですね。でも、こいつらが僕の仕事のモチベーションを高めてくれたのは事実で、そういう意味では功労者なんでしょう。あえてベストバイを冠するとすれば、まあ将来性を買ってSB-700ですね。


今年のおおきな買い物(設備投資)は、まあこうなところでした。
さて、来年は何を買おう・・・と、来年の話をすると鬼に笑われたり、鬼より恐い妻に叱られたりするので、それしまた来年にでも。