日本SF大賞最終候補作となり、星雲賞参考候補作にもなった『北の想像力』ですが、そのコンセプトを受け継いだ連載を「北海道新聞」夕刊で月1回のリレー連載という形にて展開開始しています(2015年4月21日の「北海道新聞」夕刊より)。「現代北海道文学論 「北の想像力」の可能性」と題し、「北海道文学」の特質や可能性を新たな視点で捉え直すという連載です。私は監修をしております。
第17回は岡和田晃と藤元登四郎さんの共著で「今日泊亜蘭――アナキスト講釈師が語るSF」と題し、今日泊亜蘭の「深森譚(しむしむたむ)」を論じました(2015年7月29日夕刊)。北海道文学で完全に黙殺されてきた作品のためか、反響の大きかった原稿です。寿郎社のTwitterやFacebookでも紹介されていますよ。「北海道新聞」のデジタル版でも読むことができます。
『北の想像力』の執筆者たちが論じる《現代北海道文学論》。その第17回が8月25日付北海道新聞夕刊に掲載。今回は岡和田晃氏と藤元登四郎氏による「今日泊亜蘭(きょうどまり・あらん)」論。このような作家の存在を知らず不明を恥じました。 pic.twitter.com/roOe0fsIl9
— 土肥寿郎 (@jyu6) 2016年8月26日
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