派遣村が叩かれるのは弱者強者じゃなくてその考え方

どうも派遣村を叩いたり、その叩きをさらに叩くといった話があるようだが。
例によって例のごとく、きちんと対象を絞らないと無理に一般化されて発散する。


一般的な派遣社員はまず非難される部分はほとんど無いので、派遣派遣と略すのはよろしくない。叩かれているのは一部の派遣社員のはず。
どんな派遣が叩かれているのかというと、派遣村ののろしに呼応してたような連中、ということになるだろうか。要は、蟻とキリギリスの後者でさらにすべての責任は政府であり自分は一切悪くないという発想の人々、ということになろう。


で、ここに集ってるのが強者弱者とか言いたい人とか、自己責任論を叩きたいとかいろんな己の思惑でもって切り取った断面をネタに言いたいこと垂れ流すので、いろいろと混沌としていくのだろう。

たいした人数でもないのでこんなに話が収束しないのは、きっと根底に重要な価値観の確認があるからかもしれない。受験で受かった人、落ちた人、悲喜こもごもの場で「そこの不合格の一団には特別措置で推薦・・」なんて話が出てるようなもんだわ。まじめな人が損をする話。

なんかNHKで素人討論番組やってるんだが

激論2009とかいう番組だったんだが、聞きかじったような言葉を並べて文句を言ってみるみたいな、極めて些細な細部のメソッド部分の問題を拡大解釈したり、単純化して攻撃しやすくされたもので溜飲を下げるような、さらに何のまとめもへったくれもないような内容でウンザリした。議論言わないよ、これ。見る側の自己責任だけども。


少なくとも、優先順位って言葉は出てこなかったんじゃないだろうか。細い事案を解決するために巨大な骨格に変更を加えてトータルでデメリットが増加してるような例から何か学べば良いと思うんだが、なんでまたNHKはこんな衆愚支援プログラムを打つんだろう。

勉強が出来ると何がよく見られるか

>勉強が出来る=頭がいい?
http://anond.hatelabo.jp/20081221200806
とか。


とりあえず勉強が出来る人には、センスや思考力や記憶力やなんやかや秀でている人が多い(必要なので)。勉強できない群と比べればもう圧倒的に。
あと勉強が出来るかどうかに関係なく、勉強をしてきた人とそうでない人ではこれまた圧倒的に能力が違う。学校のない最貧国と日本と比べりゃ検討つく。頭の良い幼児と頭の悪い大人なら僅差で大人の方がマシなわけで、国内で平均すると高学歴ベターとなる。
お勉強=学歴=教育=しつけ、と連続だと見なすとより差が開くがとりあえず学問的なお勉強ということにしておくが、日本では義務教育があるので、大人になっても勉強に否定的な人はしつけも悪い確率が高いだろうな。


で、そういう話は出てそうなので放っといて、勉強が出来ると何がよく見られるかだが、
高学歴ということは努力して勉強をこなしてきたか、努力無しにその程度のハードルを越えてしまう能力があるかのどちらかがほとんど。後者はそれだけでチョイスする要因に入れて良い。前者は努力実績があるということだから、努力する能力があるということなので、今後も伸びるだろうし学問に限らず教えれば協調性だろうがコミュ能力だろうが上がる確率は相対的に大である。よってお受験に合格した人と落ちた人のどっちを選ぶかと言われれば合格した人選ぶわけで、積もり積もると差が開くというだけ。
(というか例えば「は?数学なんて何の役にもたってないだろ」とかいう人が国政やってたら嫌です)


逆に一度も努力したこと無いし学問的能力も御座いませんな人が確率的に有用(周囲の人間にとってメリット)である確率は低いので一般的に要らない子になる。社会の多くの場面で要らない子というだけで例外は存在するから、なんかそのへんを強調する人とか、人間の価値?を唱える人とか出てくるに違いないが、バカが罵倒語であることへの反論はまた別の次元だと思われる。

体罰とかどうとか 再

学校で体罰うけて成長した人、いる?
http://anond.hatelabo.jp/20081122005902
を見てて(実際には例によって読んでないが)、ちょっとhatenaは自分の年齢や子育て経験があるかどうか、何てことを属性として書いた方がいいんじゃないかと思った。


や、実際にやると混乱するだけなんだろうけど、この人とか明らかに「教育されたことはあるけど教育したことはない」人の立場でしょ? そんな人が学校教育に口出ししちゃダメなんよ。発言は自由なんだけどね、これが中学生の発言ですって書いてあったらみんなそうだよねーで済むけど、もしいい大人だったらマズいと思って相手してるわけで。その辺でまぁ、この手の内容は各人の立場が記載されてないとやりにくいなぁという・・・。なんというか、お産の痛みがどうのって話題に男性が沢山意見述べてる感じ?


で、以前、
http://d.hatena.ne.jp/a32227d54/20081027/1225084223
に似たようなこと書いたけど、体罰すら経験のない無能人間を排出してたら後で再教育が必要になる。単純な例を出せば、事実として言葉の通じない子供を叱るためには体罰が必要であり、体罰を受けたことすらない大人が体罰を行うと手加減がわからないということがある。そんなことがわからない大人を誰がどうやって教育するのん?


ほんとバカ親(笑)がバカを育成するバカの再生産構造は危機的にまで進行してるなぁ。義務教育を「まともな人間に育てる」に変更して、学校の責任軽減とバカ親の意識改革でもしないとこの連鎖は終わらんのではなかろうか。


と、なんとなく教育関連とつなげてみた。

日教組の信頼は回復可能か?

例によってそこいらの教育関係者ぽいblogを辿ってて思ったのだが、やはりというか、日教組や中山氏の発言に対する感情が根深い。


一例としてこのあたり。
http://ejwatanabe.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-5fa9.html
http://ejwatanabe.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-fc7c.html
部分部分では筋が通っているのだが、という主張の理屈を辿る例の1つとして。


まず、日教組に対するイメージが各blog主によってずいぶん違う。例えば、まともに見える日教組の知人を持つ人とか、過去の前例を元に日教組といえば暗黒面という発想の人とか、関係者でもいろいろ。
少なくとも外部から見たこれまでの日教組の行いからすれば、「日教組=オウム真理教」みたいなイメージなので、いまさら昨今の日教組文科省と仲良しですよとか言われたところで信用できるはずも無く、未だものすごい発想の教師が存在している事例が出た時点で真っ黒認定って考え方になると思うのだが、そうでもないですよとフォロー入れてるblogが結構あるあたりが興味深い対象群である。やはり現場に近い方が多様性がある。少なくとも昨今の日教組が一枚板ではないのは確かなようだ。


で、例えば上のblogでは、「日教組の意見だからといって無視せず50%くらいは取り入れるよう妥協するのが建設的というもの。ただし日教組批判するような大臣の意見は100%聞くべきではない」という素敵ジャスティスで、似たような意見のblogもいくつか。憲法に書いてあるからという理由付けがされてるので日教組については多少後ろ暗いところもあるようだ。これが部外者になると「中山氏の発言にも理由があるのだろうから皆でよく考えるのが建設的。ただし日教組のトンデモ教師の言うことは聞く価値なし」になるので非常に対照的といえる。要するに一部の教育思想を守りたいか破棄させたいかというスタンスの違いと考えると分りやすいものが多い。


あと、どうも対象群で似通ってるのは、理想の教育を各人進めるべきで他者の意見に流されるべきではない(組合の意見は除く)といった思想のようだ。おかげで、xxという具体的教育例は問題なのでxxすべきだ、という批判や提案はかなり少なくて、現場に対する批判や他者の教育思想に対する反論、又は「子供のための教育を」という言葉に代表されるところの「要するにあなたの意見は子供のためにならないと私が判断したので従うつもりは一切無い」という宣言が目立つ。多くの日教組批判は、あのような問題を招いた組織や思想のあり方を問うているのだが、「そんなことよりは目先の子供が大切」でありそれは自分の思想に基づいて行われるということらしい。


ま、主にそういう人がわざわざblog書いてるんじゃないのか?というありがちな結果でもあるがそれはそれとして(笑)


推測になるが、たぶんこれら教職員側の背景としては
・現段階で教育を安易に明文化することが不可能であり、文科省であれ部外者であれあらゆる指令や意見は正確に届かない
・長年立場を弱体化させてきたために、現場を見ずにあれこれ無茶な注文つける一群の声が大きく聞こえてしまう
・何故か期待や責任が膨れ上がってるらしいが、自分では具体的で確実なやり方が思い浮かばない
といったことがありそう。
結構ごちゃごちゃ言われ始めて長いにもかかわらずさっぱりこんなのは、現在のnetだののメディアでは伝達しにくい部分が多すぎるのだろう。


このあたりは面白いのでまたしばらくウォッチしてみたい。

Canonのプリンタサポートがプアな件

ちょっと入り用で簡単なプリンタを買ったのだが、あけてみると初期不良だった。
キヤノンのインクジェットである。
家庭用だしここまではいい。

初期不良交換のためにサポートに電話し、エラーNo.を伝えると、電源を切って入れてくれと言う。確かに切って入れると数枚印刷出来るようになるのだが、多分求めてる情報じゃないと思うなそれ。ていうか伝えたエラーNo.からそういう対応策になるのは不安でもある。
が、ここまでもよい。


3回目のTELでやっぱし治らないので交換ですねってことになって、驚きの送料こっち負担。うう〜〜ん、そりゃぁ、原因不明で工場で調査してみて正常でした、とかなら使用者が払うべきであると思うが、なにやらエラーNo.まで出てて、サポートの言うところの「じゃあ初期不良のようです」な状態で、送料はこっちが持てと。。。

まぁいいけどなー。そんなたっかいわけでも無し、取りに来てくれて手間いらずってんなら払うよ払いますよキャノンさん。消費者が神様って発想は嫌いだしナー。


で、
修理されて返却されてきたプリンタに付いてたメモが、
「修理完了。あとインクが無くなっているので買ってつけてね」(要約)
だと。
買って直後の状態で修理に出したちゅーねん。少なくとも発送直前の状態で50%は残っとったわ! 検証中に消耗したインクくらい補給して返してこいよ。返却直後に使えないとか一体何が狙いなの??

もう、バカなの?死ぬの?みたいな感じでした。

えぇえぇいいですよ、送料も減ったインクの分も払いますよ。調べず買った私が悪うございましたとも。
ただし今後職場に来る営業はことごとく追い返す。企業として信用できん。カエレ!

食育

http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=2&newsNo=137403
>総合学習の一環で食用豚の飼育に取り組んだ。人間の食が動物の命と引き替えに成り立っていることを実感してもらうことが狙い。

おおー、すごいな。
今時の都会では気の狂れた人が怒鳴り込んでくるからバカが再生産されるんだろうなぁ。
「育てて食う」のプロセスをなにか義務として教育に盛り込めんものか・・・


ていうか栽培さえろくすっぽやってないよな。