【ついに決勝戦だけど】 『イナズマイレブン』第122話「イナズマジャパン最後の戦い!」の感想 【来週はおやすみ】

 恒例のアニメ『イナズマイレブン』の感想。今回は第122話「イナズマジャパン最後の戦い!」の感想を書く。引っ張って引っ張って、ついに相まみえる事となったイナズマジャパンと「リトルギガント」の闘い、これは目が離せない。


 ただ、「イナズマジャパン最後の戦い!」というタイトルに一抹の不安を感じる。このまま最終回になっちゃうんじゃないだろうね? 放映時間を替えて、新しい時間にお引っ越ししたばかりでそれは無いと思うのだけれど、せっかくファンになったばかりで終わられたら、当方もこのブログも立つ瀬が無くなってしまうので、終わらないでね。

 相変わらず知識に乏しく、文章構成上、読んでいてどうしても説明不足が気になる部分はウィキペディアで調べさせて頂いた。今回調べたのはブラジル代表チームの愛称とリトルギガントの属する国名、イナズマジャパン監督親子の名前など。未だに監督の名前すら知らないなんて、我ながら驚愕。120話の感想の時も書いたけど、あと2年やってくれないと理解が100%に到達しそうにない計算だから、やっぱり今終わって欲しくないな〜。


 前回の感想は、
 【回想編で】 『イナズマイレブン』第121話「世界一へ!11の言葉!!」の感想 【知らんキャラどっちゃり】

 をご覧ください。染岡さんをリスペクトしまくった、染岡さん祭りと言っても過言ではない感想になっております。染岡さんファンは必見。


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 アニメ『イナズマイレブンGO』の感想は、こちら。

 いよいよ決勝戦の日を迎えた。アニメ製作サイドの演出絡みのさじ加減とはいえ、待たされ過ぎの感が否めないのだが、とにかくようやく最後の戦いが始まろうとしていた。

 記念すべき第1回フットボールフロンティア・インターナショナルの決勝に勝ち上がったのは、ブラジル代表「ザ・キングダム」を破った日本代表の「イナズマジャパン」と、イタリア代表「オルフェウス」を8ー0の大差で退けたコトアール代表「リトルギガント」 の2チーム(コトアールというのは、作中オリジナルの国名という事らしい)。

 主人公、円堂守(CV:竹内順子)にとっては、死亡していたと思っていた祖父・円堂大介(CV:藤本譲)が相手チームのリトルギガントの監督として眼前に立ちはだかって来るという展開であり、多くの思いを込めて、最高に燃える対戦相手だと言える。


 選手たちが目覚める前から朝食のおにぎりの準備をするマネージャーの木野秋(CV:折笠富美子)と音無春奈(CV:佐々木日菜子)。武骨な形のおにぎりに、マネージャーたちは料理が得意そうではない印象を受ける。でもこういうのは気持ちだからね。食べてすぐ力の出る炭水化物食品、米食の日本人には、やっぱりおにぎりがよく似合う。

 壁山塀吾郎(CV:田野めぐみ)を起こそうとする春奈。布団を剥がすまでは、明らかにベッド上に巨大な物体があったはずなのに、剥がしてみると何故かその姿は無い。すでに起きて早朝の練習に向かっているようだ。

 他のメンバーも同様で、決勝戦を前にして、練習というよりも身体を動かしたくて仕方が無い様子。誰よりも早く起きたらしい守もタイヤを受け止める特訓で、前日のオルフェウスとの練習試合で感触を掴みかけた新必殺技「ゴッドキャッチ」完成の手応えを感じる。そこに全員でのランニングに誘いに来る風丸一郎太(CV:西墻由香)。


 ここでオープニングテーマ曲。オープニング前に情報詰め込み過ぎ。ここまで引きに引いた決勝戦直前だから、これも仕方ないか。




 アゴヒゲがダンディなイナズマジャパン監督の久遠道也(CV:東地宏樹)の部屋にやって来る娘の久遠冬花(CV:戸松遥)。窓越しにグラウンドでランニングする守たちを見て笑顔を浮かべる冬花。

 決勝に臨むに辺り、みんながワクワク感のために眠れなかった事を告白するが、体調には全く影響が無いようだ。きっとアドレナリンが出まくっていて、目前の戦い以外は何も考えられない状態なのだろう。

 道也をイナズマジャパンの監督に据えた響木正剛(CV:有本欽隆)は、大介と浅からぬ因縁があるらしい。同い年ぐらいだから、きっと現役選手だった頃からの縁なのだろう。雷門夏未(CV:小林沙苗)を敵である大介の元に遣わしたのも、大介の戦略を学ばせて、見聞を広く持たせる深謀遠慮であったらしい。道也からの「決勝戦を指揮して欲しい」という提案をやんわりと断り、ベンチから決勝戦を見守る事を宣言する。大介との決着という私情よりも、道也の手腕を買った自身の選択が誤まりではないという信念を、響木は優先させたのだろう。


 かつてリトルギガントのマネージャーを務め、彼らの真の実力を知る夏未だが、それをイナズマジャパンのメンバーには伝えていなかった。そう言えば、オルフェウスとの練習試合でも、リトルギガントの戦力分析はフィディオ・アルデナ(CV:下野紘)とケツアゴ(CV:佐藤健輔)の仕事だったなぁ。

 リトルギガントの情報をメンバーに伝えるべきかどうか、一人悩み海辺に佇む夏未。そこに夏未の握ったおにぎりを頬張りながらやって来る守。決勝で戦うリトルギガントの強さを肌で感じつつも、そんな相手と戦えるという事が楽しくって仕方がないと語る守。のんきで奔放で、そして無邪気な所作(しょさ)の守を見て、悩んでいた自分がバカらしく思え、毒気を抜かれる夏未。

 夏未のおにぎりを美味かったと褒める守。おそらく料理が上手ではないお嬢様の夏未には嬉しい一言だっただろう。青春の甘酸っぱいワンシーン、ここにも健全なフラグが立ちそう。守は夏と秋、どっちがタイプなんだろうか?


 集合したイナズマジャパンのメンバーたち全員の名前を呼ぶ監督、道也。それだけでなく、裏方であるマネージャーの名前、そして今この場にいない、この場に来れなかった選手たちの名前までも呼ぶ。道也のこの粋な計らいで、ここにチーム「イナズマジャパン」の一体感は最高潮に達する。


 ここで前半終了。この期に及んで、まだ15分引っ張りますか? 早く試合を見たくて仕方がないよ。視聴者の待ち切れなさまで、ここで最高潮に達する。


 そして舞台は試合会場に。選手控室で監督からキャプテンマークを渡され、キャプテンらしくメンバーを鼓舞する守。緊張した壁山さんがトイレに走り失笑を買うが、それでチームの緊張が良い具合に緩和される。天然ムードメーカーの壁山さん。

 一方の対戦相手、リトルギガントのキャプテンのロココ・ウルバ(CV:甲斐田ゆき)も監督である大介と、言葉を交わし勝利を確信しあう。大介の一声で、最高の指導者の彼をして、最高に鍛え上げられたと言わしめるチームが一丸となり、打倒イナズマジャパンに奮い立つ。


 かつてのライバルたちが観客席から見つめる中、両チームの選手がフィールドに入場してくる。会場であるタイタニックスタジアムは超満員。テレビ中継で世界中のファンがこの世紀の一戦を見つめる。


 必殺技を一切使わずに決勝まで登りつめたリトルギガントが、ここで自らに課していたもう一つのリミットを解放する。メンバー全員が20kgものおもりを身体に付けて、これまで戦ってきたという驚きの事実が明かされる。これから戦うイナズマジャパンだけでなく、準決勝でリトルギガントに苦もなく敗れ去ったオルフェウスのキャプテン、フィディオも驚愕する。そりゃ、こんなハンデが付いた相手に大敗した訳だから、びっくりするよね。リトルギガントの底知れない強さを演出しているのだろうけど、何もみんなが見ている前でおもりを外さんでも……。ハッタリをかますパフォーマンスなのかもしれない。


 コイントスの結果、イナズマジャパンボールで試合開始。だが染岡竜吾(CV:加瀬康之)がいきなりボールを奪われる。敵チーム選手の余りの素早さに驚く風丸。20kg軽くなってるからなぁ。しかし前日のオルフェウスとの特訓から得た経験を活かして、鬼道有人(CV:吉野裕行)がすぐさまボールを奪い返す。アイパッチがカッコ良い佐久間次郎(CV:田野めぐみ)を経てエースストライカー、豪炎寺修也(CV:野島裕史)にパスを繋ぐ。



伊達政宗ばりにカッコ良いアイパッチキャラの佐久間次郎。あれ、よく見たら、これはあの五条勝さん率いる国学園のユニフォームじゃん。佐久間も鬼道と同じチームからイナズマジャパンに選出されたんだねぇ。



参照で、第1回人気投票チャンプの五条さんの図(再掲)。なぜ五条さんはイナズマジャパンに選出されなかったのだろう? こんなにモテキャラなのに。



 必殺技「真・爆熱スクリュー」で豪快なシュートを放つ豪炎寺。不敵な笑みで迎え撃つロココ。そしてついにロココの必殺技が、今大会初めて観衆の前に披露される。必殺技不使用という枷を外したリトルギガントのキーパーとして繰り出した「ゴッドハンドX」が豪炎寺渾身のシュートを片手であっさりと止めてみせる。守のゴッドハンドと似て非なる、ロココオリジナルの技だ。

 さらにロココはイナズマジャパンのメンバーたちの度肝を抜く。ゴールキックをダイレクトで守の守るゴールめがけて撃ち込んだのだ。染岡さんが思わず青ざめて、その恐ろしい顔をより恐ろしく歪めてしまうほどに凄まじいキック力で、守に真正面から挑戦状を叩きつける(蹴りつける、と言った方が正しいかな)。


 動揺を押し殺し、ゲームメーカーの鬼道にボールを渡す守。「ルート・オブ・スカイ」というパス技で局面の打開を図るが、適所に選手を振り向けるリトルギガントの戦術に、技を破られる。もう一度仕掛けようと焦る鬼道の周りをリトルギガントの選手たちが取り囲む(技名「サークルプレードライブ」)。

 リトルギガントの必殺技で自陣ゴール前まで運ばれ、為す術なくボールを奪われた鬼道。当方が今まで観てきた中で、これほどまでに無力にボールを奪取される鬼道は見た事がない。

 リトルギガントの染岡といえる超いかつい顔つきのFW選手が、奪ったボールをすかさずシュートする。これも今大会初披露の必殺シュートだ。「ダブルジョー」という技名に相応しく、ボールがワニの口を連想させるジグザグの軌道を描いてゴールに迫る。

 昨日の特訓の成果を発揮する瞬間が訪れた。新必殺技のゴッドキャッチを発動する守。だが止められない。シュートはゴールネットを揺らし、先制点はリトルギガントが挙げる。守の技は未だ完成せず、不発に終わったのだ。

 未完成の技を、ぶっつけ本番で完成に漕ぎつけなければイナズマジャパンに勝ち目はない。だが悠長な隙を与えてくれるほど、リトルギガントの攻撃は甘くはないだろう。技が不発に終わり、先制点を許した事の悔しさに歯噛みする守。対照的に先に得点を挙げて、不敵な笑みを浮かべる染岡っぽい奴とロココ、そして無言で見つめる大介。未だ覚醒していない守の前に、最強のチームがベールを脱ぎ、その巨大な姿を眼前に現した。
 

 以下次回に続く。



不敵に笑うロココ。超絶にカワイ……強そうだぜ!




 やっと始まった決勝戦。強い強いと予想していたリトルギガントだけど、その想像通りの強さだった。ただそのリトルギガントを率いる大介がいみじくも言った「完璧なチームなど無い」という言葉を信じて、イナズマジャパンが突破口を見出し、反撃する事を楽しみにするしかないだろう。このままだとオルフェウス以上にボコボコにやられそうだ。リトルギガントは20kgのおもりを外して、必殺技まで解禁したからねぇ。

 今のところリトルギガントは攻守に隙がないが、次回予告では互角に戦っている様に見えた。ちなみに次回は「頂上決戦!! リトルギガント・前篇」との事で、前・後編の展開になりそう。ただ次回は『ダンボール戦機』の1時間スペシャルで、『イナズマイレブン』はおやすみ。次回放映は3月23日らしい。ここにきて、また展開を引っ張りますか?


 『ダンボール戦機』の第2回もちゃんと観て、詳細にメモも取ったけど、面白い感想が書けそうにないので今回は感想はなし。ただ物語自体はニューフェイスが増えて来て、面白くなって行きそうだ。次の主人公のライバルが番長って……『ダンボール戦機』って、2050年の世界だったはずだよね? いかにもバンカラステロタイプ番長の格好で、この世界からしたら100年ぐらい前のスタイルかもしれない(番長マンガ「ハリスの旋風」レベルの古さ(←リンク先は動画です。開ける場合は音量にご注意))。

 次回は1時間『ダンボール戦機』で『イナズマイレブン』はおやすみだから、面白い感想が書けそうだったらそっちで行くかもしれない。あと今回は「忍たま乱太郎」の映画のCMに、イナイレメンバーが出ていたのが楽しかった。どういう関係なんだろうね。


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