R.I.P Steve Jobs

ティーブは米国最高のイノベーターの1人だった。勇気があり、人と違う考えができた。大胆な人物で、自分が世界を変えられると信じることができた。そして、それを成し遂げる才能があった。世界はビジョンのある1人の人物を失った。世界中の多くの人がスティーブの発明した機器で彼の死を知ったという事実ほど、スティーブの成功を如実に物語るものはないのではないか。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23507320111006

オバマ大統領のこのコメントにあるように、まさにiPhonetwitterを見ていたらこのニュースが飛び込んできて驚きました。まあ体調が悪いという話は前から流れていたし、訃報がデマッターを駆け巡ったことすらあったので不意打ちというほどではなかったんですが。。。
一番はじめにアップルならびにジョブズを意識したのはiMacが発売された時。半透明で丸みを帯びた筐体がそれまでの四角くてごついPCとは一線を画すかっこよさでした。
次にiPodiTunes。これらが世に広まり始めた時は個人的にCD全盛でこんな商売がうまくいくとは思えないという保守層だったけど、気づいたらCDをコンポ*1から聞くということがなくなっていました。iTunesで購入するのにもためらいがないし。
そしてiPhone。発表当時の衝撃は今でも思い出せます。未来がそのまま手のひらに現出したような感覚。といっても手にするのは発表から2年先のことになるんですが。タッチパネルのスマートフォンは今でこそ当たり前だけど、もしジョブズiPhoneを発表しなかったらスマートフォンが普及するとしてもブラックベリー的なキーボードと液晶が分離したスタイルがそのまま浸透してたのかな。
しかし人間というのは贅沢に出来ているというか環境に慣れてしまうもので、iPhoneiPadはそれぞれ4sと2で進化の行き詰まりを感じ始めており、新たなイノベーションを期待していたところだったんですが、その続きが見られなくなったというのが寂しい限りです。世のテクノロジーは彼の頭のなかにあることを実現するのに十分だったのかな。この続きは彼が世に広めたデバイスを受け取った側がそれぞれ作って行くということになるんでしょうかね。
最後に、今より少し先の未来を見せてくれたスティーブ・ジョブズに感謝と哀悼の意を。

*1:死語