[Domaine des Accoles]

ドメーヌ・デ・ザコル
8月28日、AvignonからArdecheへ車で北上。普段のフランス訪問では訪れない場所だ。ここへ向かったのは他でもない。あのDomaine de L’Arlotの前醸造責任者であるオリヴィエ・ルリッシュの新しいドメーヌを訪問するためだ。2010年8月に自らの夢を叶える為、誰もが羨む地位を捨て、妻と共に新たなドメーヌを立ち上げた。言葉で言うのは簡単だが、新たにものを造り上げる事はとてもエネルギーのいることだ。その夢に向けて走り始め、ブルゴーニュで天才の名を欲しいままにした彼が、ブルゴーニュを離れて一体どんなワインを造るのか、期待に胸を躍らせ、彼の新ドメーヌであるDomaine des Accolesを訪問した。ちなみにドメーヌ名のAccoles(アコル)とは、オック語(中世フランスでロワール川以南のフランス語)でテラスやアルデッシュの丘、南ローヌ地方のぶどう畑の丘を意味する言葉だそうだ。

待ち合わせの場所はドメーヌではなく畑。丘の上にある小さな石造りのチャペル前。実は当初の予定より少し早まって日曜から白の収穫が始まったからだ。程なくしてシャペルの前に車が停まる。出てきたのはオリヴィエの奥さんのフローレンスさん。これまでお会いした時のような、おしゃれな出で立ちではなく、髪を後ろに結わき、動きやすいラフな格好。まさに収穫をしている合間に迎えに来てくれた。こんな忙しい時に申し訳ないなと感じていたが、良く来てくれましたねと笑いながら迎えてくれた。今オリヴィエは丁度収穫したブドウを積み込んでいるから手が離せなかったのと説明してくれた。すぐ近くだからと彼女の車についていき、オリヴィエが収穫している畑へ向かった。


シャペルの周りにはブドウ畑が広がっている。日本で言う段々畑のようになっていてブルゴーニュとは全く違う畑の風景だ。丁度ここへ向かうあたりから雨がぽつぽつと降り始めていた。雨を含んだ暗く重い雲のせいで、太陽は遮られ、気温は20度前後と昨日とは全く異なる天候。畑の近くの道に車を停め、そこから少し歩くと6,7人の見知らぬ老若男女の収穫者の中に収穫したブドウのバスケットをリーファーコンテナにフォークリフトで積み込むオリヴィエの姿が見えた。久しぶり、こんな所までよく来てくれたねと、オリヴィエは快く迎えてくれた。雨だけど、せっかくだから畑を見ていってよと促され畑に入った。


腐敗果や不良果の全くない健全でとてもきれいな葡萄の房が雨露できらきらと輝いていた。何粒か口にすると、小粒だが生食用のブドウのように甘く熟している。今は熟度を見極めている段階で、今日ぐらいから黒ブドウも区画と品種によって始めようとしていたそうだが、今日はこれからもっと雨が降るみたいだとオリヴィエは言っていた。その言葉通り、雨は次第に強くなり、やがて収穫もできないほどの冷たい雨が降り始めた。今日は畑でランチにするつもりだったけど、これじゃ無理だねと残念そうに空を見上げたオリヴィエ。僅かに収穫したブドウが濡れないようリーファートラックに素早く詰め込んだ。その後、一帯に広がる畑を車でフローレンスが説明を交えながら案内してくれる事になった。

畑から車までのわずかな距離の間、不覚にも畑に革靴で来てしまった我々は、雨により水気を含んだ粘土質土壌の性質を否応なく体感させられることとなった。粘土が靴の周りに「かんじき」さながらに張り付き、重りとなったからだ。水を含んだ粘土は驚くほど重く、粘着性がある。こうなると、もう諦めて笑うしかない。傘も役に立たない横殴りの雨の中、大の大人が泥遊びでもするように、冗談みたいに張り付いた粘土をはがしながら車までを何とか歩いた。フローレンスは笑いながらも、しっかりと為になる情報もくれた。

彼女曰く、この辺りでは粘土質土壌はとても珍しいそうだ。先ほど待ち合わせをしたシャペルを頂点として段々畑のように徐々に下に広がる畑を所有しているが、畑は全部で18haもある。下に行くほど粘土質の層の厚みが上がり、シャペルのある上に行くほど石灰の層が増える。そう、ここはブルゴーニュのような特別な土壌を持っているのだ。




オリヴィエ・ルリッシュ氏




18haの畑はすべて一人の所有者から購入したもので、近年は体調を崩し、畑のトリートメントを全く行っていなかったそうだが、それは化学的な介入が何年も行われていなかった事を意味する。実際、購入の際に全ての畑の土壌を分析したそうだが、驚くほど不要な残留物質の数値は低かったそうだ。それは有機栽培を求める彼らにはそれがとても都合がよかった。これはわずか一年でビオディナミに切り替える事ができた事からも分かる。ブドウは自然な生命力に満ち溢れていたからこそ成せたのだ。テロワールの特異性もさることながら、この健全な葡萄の生育状況は畑を購入する上で大きな動機のひとつとなった。

またブルゴーニュに比べ、圧倒的に天候がいい事もブドウ栽培において、とても好条件だ。雨も日照量も適量で、畑は丘にあるので風当りもよく、病気と格闘することはなくなるだろうと言う。畑で見た限りではほとんど不良果や腐敗果がないので、収穫作業も早くできその分、酸化のリスクも軽減される。
年間の気温推移は40℃からミストラルが吹くのでマイナス5度と寒暖差もきっちりとある。ちなみにミストラルとはフランス南東部に吹く地方風の事で、冬から春にかけてアルプス山脈からローヌ河谷を通って地中海に吹き降ろす、寒冷で乾燥した北風の事。

所有している畑がつながっているおかげで、ビオディナミの効果も当然高まる。例えば、ブルゴーニュでは畑が密集していて隣接している区画の所有者が異なる事が多々ある。つまりビオディナミを実践している生産者の隣が必ずしもビオを実践しているという事はないのだ。せっかく有機栽培でしても隣の区画が農薬を撒けば、影響を受けないはずはない。これはあまり高らかに語られていないワイン事情の言わば闇の部分でもある。




オリヴィエ・ルリッシュの妻/フローレンス氏




所有している畑は、実際に彼のワインになるブドウはその全ての区画からではない。前所有者は栽培のみを行い醸造設備を持たず、ブドウは全て協同組合に販売していたそうだ。オリヴィエが所有する区画でも樹齢が若いものや、手つかず過ぎて、あまり状態の好ましくない区画のブドウは彼のワインに適さないと判断され協同組合に全て売却されている。当面はドメーヌで使うつもりもない区画なので、収穫自体も協同組合がやるそうだ。

Domaine des Accolesの畑近くにも他の所有者の畑があるが、それらはまだ収穫されないのだという。この辺りではオリヴィエが最も早い収穫をしているそうだ。オリヴィエはその慣例化している他の生産者の遅すぎる収穫が南の生産地のワインが垢抜けない問題のひとつであると考えている。

これだけ日照に恵まれていると当然、実を付けていれば、どんどん熟度が高くなる。従来の南仏のワインは、熟度は高いが酸度が弱い。それに付随するようにフィネスが欠落したワインが多くなってしまう。オリヴィエは熟度と酸のバランスをとても重要視している。そこにはフィネスとの関係性が深く関わっているからだ。

だからオリヴィエはこの付近の生産者が驚くほど早い収穫を行い、いくら何でも早すぎるだろうという声も聞かず、己を信じて果実のバランスを見ながら結果的には、かなり早い収穫を実践している。

収穫に関して言えば、この辺りで彼のように小さな箱でひとつひとつ丁寧に収穫する所はないそうだ。大きな箱で収穫すればブドウの自重で当然ながら下部のブドウは潰れ酸化してしまう。手摘み、天然酵母使用、ポンプをしようしない重力での移動などといった優良な生産者では極当たり前の相違が数多くあるそうだ。

この辺りの生産者はブルゴーニュボルドーには勝てないのだと鼻から諦めているかもしれないが、オリヴィエはこの地方の固定概念を覆し、いずれはそれらと肩を並べるだけの十分なポテンシャルを秘めていると信じている。

収穫時期にしろ、有機栽培にしろ、やがてはそれが認められ、主流となる事を彼はラルロで十分に目の当りにしてきた。自分が得てきた経験と知識は、場所が異なっても決して無駄にはならず、ここでも十分に通用すると信じているのだ。それだけの実績を彼は残している。

ドメーヌの醸造所に到着し、オリヴィエやフローレンス達を交え、テイスティング醸造所では日曜に収穫した白ブドウがプレスされた後デブルバージュ中だった。現在は発酵しないようステンレスタンクに入れられ、温度管理されていた。背の高いタンクに梯子をかけて見させてもらったが、実に少量の液体がタンクに入っていた。

これはシャルドネからのみ造られるLes 4 Faïsses (レ・カト・ファイス)というキュヴェだが、生産量は僅か500本とドメーヌで一番少ない生産本数のキュヴェだ。ラルロ時代と唯一共通する品種の貴重なワインとなる。




1.Cabernet Sauvignon 2011
 これはキュヴェ名ではないが、品種の個性が分かり易いだろうと樽からのワイン。実際にはこれに20%程度のグルナッシュが加えられる。とてもチャーミングで果実味豊か。タンニンも良く熟していて、フィネスさえも感じられる。南のカベルネはピーマンのような印象のワインが多いが、発酵を途中で止める事でフルーツ味を残しているそうだ。このまま商品化してもいいぐらい素晴らしい出来。彼の才能を持ってすれば、ボルドーでも十分に活躍できるだろう。




2.Le Cab’ des Acolytes 2011(ル・カブ・デ・ザコリット)
 Vin de la vallée du Rhone / Coteaux de l’Ardèche
Indication Géographique Protégée Ardèche

77%カベルネ、23%グルナッシュ。13.5%。
瓶詰されたワインで先述のカベルネにグルナッシュを加えた完成形。Cab’はCabernetの略称。Acolytes(アコリット)とはギリシャ語で本来は使いの意でしたが、今日では友達や仲間を意味する。香り豊かで、カベルネの力強さとグルナッシュの丸みが渾然一体となっている。甘みと熟度のあり、酸も適度。円みのあるタンニンとオリヴィエの狙い通りのフィネスがあり、とても飲み心地のいいワインに仕上がっている。年産1500本。



3.Gryphe 2011 (グリフ)
 Vin de la vallée du Rhone / Coteaux de l’Ardèche
Indication Géographique Protégée Ardèche

100% カリニャン。樹齢50〜60年。12.5%。
グリフとは牡蠣の殻を含んだ化石群の総称。ドメーヌではカリニャンのパーセルによく見られる特別な土壌。ラルロ同様除梗されないでプレスされた。他のキュヴェもラルロ同様に、なるべく除梗はしないようにしているそうだ。カリニャンは南仏の典型的な品種だが、醸造方法も伝統的だと、とても重くなりすぎてしまう難しい品種だ。オリヴィエは酸と果実味がはっきりと感じられるようエレガントさを十分に残した造りをしている。熟度と酸が絶妙のバランスで構成されていて、パワフルでありながら、とてもエレガントなスタイル。従来のカリニャンとは明らかに一線を画す素晴らしいワインに仕上がっている。年産2600本。





4.Chapelle 2011 (シャペル)
 Vin de la vallée du Rhone / Coteaux de l’Ardèche
Indication Géographique Protégée Ardèche

グルナッシュ 56%、カリニャン 27%
カベルネ 11%、シラー 6% 13.5%。
待ち合わせたシャペルと隣にある糸杉がモチーフとなったラベル。スミレやバラ、カシス、チェリー、フランボワーズなどの豊かな香り。熟度と酸もきっちりとあり、やはりフィネスに溢れる味わい。焦点もしっかりと定まっており、余韻も長く、洗練されている。粘土質石灰土壌であり、丘の上にある区画の為、石灰の層が一番多い。その為、ミネラル感が豊富なキュヴェとなる。年産4500本。



5.Miocène 2011 (ミオセヌ)
 Vin de la vallée du Rhone / Coteaux de l’Ardèche
Indication Géographique Protégée Ardèche

グルナッシュ 70%、カリニャン 30%。13%
キュヴェ名のミオセヌとは粘土石灰や化石のある地層が由来する。シャルドネの下の区画にあるグルナッシュとその近くにあるカリニャンから生まれる。共に50年以上の古木から造られるこのワインは、グリセリンも豊富で、タンニンも良く熟して円みがありとてもしなやかでエレガント。熟度も高く、フルーティでありながら、リッチでしっかりとパワーがある。カリニャンの畑は土が多く、ふかふかした区画でこれがカリニャンに適しているそうだ。カリニャンが加わることでワインにフレッシュさとテンションを与える石灰の多い土壌でミネラルを豊富に含んでいることから、オリヴィエはこれまで培ったブルギニヨンスタイルが良く出ていると評している。ちなみにグルナッシュは南仏のピノ・ノワールとも言われる品種。年産7000本。




6.Le Rosé des Acolytes
(ル・ロゼ・デ・ザコリット)
Vin de France


グルナッシュ 50%、カベルネ 50%。14%
表記はその他のキュヴェのようにIGPではなくロゼのみVin de Franceとなる。その為、NVとなる。黒ブドウをプレスしてからすぐに取り除いて造られたロゼ。オリヴィエは水で薄めたようなロゼではなく、どっしりと重みのある赤ワインのようなロゼを造りたかったようだ。どこかマールのようなどっしりとしたアルコール感も感じられる。ロゼとは思えない重厚なワインに仕上がっている。なめらかなグルナッシュとさわやかなカベルネの競演。軽くチャーミングなロゼとは明らかに異なる大人のロゼ。年産1000本。

7.Les 4 Faïsses 2011 (レ・カト・ファイス)
 Vin de la vallée du Rhone / Coteaux de l’Ardèche
Indication Géographique Protégée Ardèche


シャルドネ100% 14%
黒ブドウの畑に囲まれた僅か0.7haの区画から生まれる唯一の白ワイン。キュヴェ名のファイスもドメーヌ名のアコル同様にテラスを意味する言葉。シャルドネというラルロでも扱ってきた品種は否が応でも期待が高まるが、生産量が僅か500本と驚くほど少ない。収穫した際に使われた20kg入る小さなケース換算で32ケースにしかならなかったそうだ。日本への入荷もほんの数ケースの稀少なキュヴェ。土壌の持つ石灰由来のミネラル感が豊富で、溌剌とした酸とふくよかな厚みがある。シャルドネなので、ラルロと全く同じ造りをしたそうだ。樽もラルロの古樽が使われている。しっかりとラルロの味わいというか、これまで親しんだオリヴィエらしさを感じられるワイン仕上がっている。




(一部の樹は剪定せずに、自然のままの枝葉にしている。これは葡萄に過度な日光を与えない為だ)



すべてのキュヴェに言える事だが、新樽は2011年産に関しては使用していない。全てラルロの古樽が惜しみなく使われている。ドメーヌを離れたとはいえ、今でもラルロとは強い絆で結ばれているのだ。

オリヴィエ曰く、はっきりとビオディナミの効果を感じられるようになるまで4、5年はかかるだろうと考えているようだ。そして年が経つにつれ、より正確にテロワールの個性が出てくるだろうとも言っていた。

現在ドメーヌでのぶどう種の比率は、グルナッシュ(南のピノノワールと呼ばれる)が12ha、カリニャンが2ha、カベルネ・ソーヴィニョンが2.8ha、シラー1ha、そして0.7haのシャルドネ。全部足すと18.5haになるが、まぁ細かいことは気にしないで頂きたい。今年は約1haに、新しくシラーと、彼らのブルゴーニュの思い出として、ピノ・ノワール種を植える予定との事。キュヴェはこれからも増えていくようだ。

当然ながら、ブルゴーニュでは赤はピノ・ノワール、白はシャルドネの単一品種が基本だ。(ただラルロではほんの数パーセントにピノ・ブローなどもブレンドされる)区画毎の味わいは当然異なるが、やはり同じ品種なので、それらをブレンドしたところで全く異質のキュヴェにはなりようがない。しかしながら、今オリヴィエが取り組んでいるのは全く異質の品種のブレンドだ。比率を変えるだけで、幾通りものスタイルのキュヴェを造り上げる事ができる。研究熱心な彼は常にその最善のブレンドを探求し続けている。年によっても品種の個性も異なるし、そのベストを求め続けていく限り、終わりなどないのだ。それが楽しくて仕方ないようだ。

先日、出来たばかりのワインを持ってブルゴーニュを訪れたそうだ。そこでラルロで彼の才能を見抜き、後継に指名した彼のワイン造りの師匠ともいえるラルロの初代醸造責任者ジャン・ピエール・・ド・スメ氏とラルロのスタッフにワインをテイスティングしてもらったそうだ。反応は予想以上だったようで、一流の舌を持った彼らの評価は、とてもうれしかったそうだ。

試飲前と後では反応がまるで違ったに違いない。いくら天才オリヴィエとはいえ、ブルゴーニュを離れ、経験のない南の品種で、しかもファースト・ヴィンテージだ。勘ぐりたくなる気持ちも少なからずともあったはずだ。しかし、彼はかつての仲間たちの想像を遥かに超えるワインを造り上げたのだ。もちろん、それは我々も含めての事だ。

天才という言葉で片付けるのは簡単だが、そこにはこれまで以上の努力があったからに他ならない。そしてこれまでとは全く異質のプレッシャーをはねのけた結果がこのワイン達なのだ。まるでこの地で生まれ、この地で暮らし、畑のテロワールやそこで生まれる品種の特性を体で覚えているように、彼はこの土地で前例のない見事なワインを造り上げた。いや、むしろ色々な世界を見てきたからこそ、彼にしか見えないものがあるのかもしれない。やはり、どこに行っても、オリヴィエ・ルリッシュはオリヴィエ・ルリッシュなのだ。

彼がここで今後どんなワインを造っていくのか。まだまだ発展途上とはいえ、最初から既存の多くのドメーヌを追い越してしまった。オリヴィエの見える先には明確なヴィジョンがあり、光り輝くドメーヌの未来が見えている事だろう。

幸運なことに彼の記念すべきファースト・ヴィンテージは既に完売しているそうだ。やはり世界中からの引き合いが強く、割り当てを作成するのにとても苦労したとの事。新規の問い合わせが多かったが、自分の歴史の一部であるラルロと取引をしている顧客にだけ割り当てたそうだ。

テイスティングの後、オリヴィエの家でランチをご馳走になった。雨も嘘のようにからっと上がり、晴れ間の除く空の下、自宅のウッド・テラスで彼の家族たちとランチを楽しんだ。もちろん、ドメーヌ・デ・ザコルと共に。

ランチ後、オリヴィエと彼の家族に別れを告げ、ドメーヌのあるCOUXから車でフランス第二の都市LYONへ北上。オリヴィエ達との遅めのランチが終わったのが、夕方遅くだったので、LYONでの夕食は無しにした。食の街だけにとても残念だが、空いた時間で夜のリヨンを一人ぶらぶら散策。

ホテルはヨーロッパで最も大きな広場のひとつで、東西 300m、南北 200m もある巨大な広場であるベルクール広場近くの好立地。広場の中央には太陽王ルイ14世像と隅に星の王子様で知られているサンテグジュペリ像もある。1998年、「リヨン歴史地区」として旧市街の教会や庭園とともに、世界遺産文化遺産)に登録されている。近くにはビストロが立ち並ぶ通りが数か所あり、ただ通るだけでも活気があって面白い。




Lyon市街



この日、宿泊したのはHotel Globe et Cecil。ホテルの建物自体は歴史を感じさせるものでありながら、とても良く手入れされている。部屋や調度品もクラシックで趣のある印象

www.globeetcecilhotel.com