ミュージカル「モーツァルト!」

andantesakura2010-12-04

なんてったって主演の井上芳雄さんが素晴らしい!

ひとつの舞台を作るのに、他の出演者や舞台の美術、音響照明、オーケストラなど100人以上の人が関わり一つの作品ができるので、その主役の井上さんのプレッシャーは相当なものだろうな、と思います。彼のモチベーションは必ず周りに影響していくだろうから、公演中は気を抜く暇もないだろうし、気持ちを持続させ、毎回コンディションをきちんと整えて本番に臨まなくてはならない。ミュージカル俳優はこの約1ヶ月半の公演期間中、お休みも少ないし本当に過酷なお仕事ですね。

私が彼に惹かれる理由を考えてみたら、歌が素晴らしいのはもちろんのこと舞台にかける意気込みが命がけ、全身全霊をかけて役になるところが、尊敬してしまうのです。今回の公演で「モーツァルト!」4度目の出演とあって、曲は自分のものにしているので、歌に余裕や深みがあるように感じました。

映画やテレビと違って目の前でその役を演じてみせてくれるのが舞台の最高の魅力です。

以前ブーニンのコンサートでの演奏でも感じたことがあるけど、真のアーティストは命を削りながら作品を表現しているのかも。

クリスマスイヴの千秋楽まで、どうか無事に務めてほしいです。

Happy主婦フェスティバル In 椿山荘

andantesakura2010-11-08

シティ・リビング新聞が主催するイベントのチケットが当たったので行ってきました。椿山荘に行くのは、友達の結婚式以来です。
企業の商品PRイベントなので、いろいろなものが試食、試飲できておみやげまでもらいました。

マルコメの「液みそ」のサンプルや、QBBの大きいスライスチーズなどが、ありがたかったです。ワインの試飲では、白ワインとシャンパンの2杯も欲張ってしまい、午前中からほろ酔い状態。一緒に来ていたお友達ママと、中庭で楽しくなってしまいました。

相当の人混みだったけど、いただける物を頂き、お昼前にはさっと帰って来ました。

お迎えの時間を気にしなくてよければ、ダイエットのチョン・ダヨンさんのステージや、クラシックコンサートなど聞いて帰りたかったです。

BS[みんなのショパン」

昨日はNHKBS放送でショパン生誕200年記念として4時間の生放送番組を見ました。現在国内外で活躍しているピアニスト達を集めて、ショパンの名曲を演奏、仮屋崎省吾さんや歌舞伎の中村福助さんとのショパンとのコラボもあり、おもしろい番組でした。

中でも素晴らしかったのは、ブーニンの「子犬のワルツ」と、小山美稚恵さんのショパンの生家で弾いた「協奏曲2番の第2楽章」のピアノヴァージョンでした。ブーニンといえば、19才でショパンコンクール1位になった超有名なピアニストですが、当時のコンクールの中で弾いた「子犬のワルツ」は目にも止まらぬ速さと軽やかさで、誰も真似できないようなとてもエキサイティングな曲に聞こえました。あれから25年以上たち同じ曲を聴いた印象は全く変わりました。テンポが落ち着き、その代わり一音一音を歌わせてまるで愛しいものを触るように弾いていました。小山美稚恵さんも美しいメロディーをより美しく聴かせるように、ショパンと一体になっていました。

二人に共通して感じたことは、人間として歳を重ねることで知識と経験にとって深さや厚みができてきて、それらを通して演奏も変わってくるのだなということ。20代では、表現できないことが、30代.40代とできるようになっていく。世の中では、若さが一番の特権のように思われがちだけど、歳を重ねることって素敵なことなんだと思いました。
それに200年も前のメロディーがけして色褪せることなく現在の人々の心に染み入ることは、本当に素晴らしいことだと思います。音楽の壮大な力を感じました。それを伝えていくのがピアニストのお仕事なんて、幸せな職業ですよね。

私も自分なりにショパンをもっと深く理解して表現したいと思いました。

成田山 新勝寺

andantesakura2010-10-11

今月うちの息子ちゃんが5歳になったので、七五三の祈祷に成田山に行ってきました。父の再就職が決まりお祝いに実家に来ていたので、わざわざというより、ふらっと普段着で成田山まで行きました。 父も久しぶりの海外赴任なので無事を祈願できて良かったようです。

最初の門の総門の入り口に着いたところで、通りがかりのおじちゃんが突然話かけてきました。門に干支が彫られていて、自分の干支の下を通ると開運になるからやってみてね。とのこと。彫り物は4メートル位頭上にあるので目を凝らしてみると確かに、馬やへびが・・・。自分のを探してみたけどいまいちわからず、とりあえず全部の下を通ってみました!よしっ。

改めて子供が5歳になったことを考えると今まで健康で大きな事故にもあわず成長してくれて本当に嬉しいし、元気って素晴らしいと思えます。もう当たり前に毎日いるけど、5年前に出会ったばかりなんだね。私に新しい世界を与えてくれた子供に感謝です。

ありがとう。そして5歳おめでとう。

モーニングコンサート 上野文化会館

andantesakura2010-10-07

幼稚園のママから教えてもらって、上野文化会館で朝11時から12時までのワンコイン500円で聴ける、クラシックコンサートに初めて行って来ました。今日は、ヴィオラのソロで、シューマンブラームスを聴くことができました。

この月に一度のコンサートに出演できるのは、東京音楽コンクールの上位入賞者のようで、出演者の顔が載っているチラシを見る限り皆さん20代から30代の若手です。今日の大島亮さんは、自分と同じ大学出身で勝手に親近感を抱きながら聴いていました。 客席はほぼ満員に近い状態で、客層は中高年の方が中心で主婦や妊婦さんなどでした。

いよいよ開演、ヴィオラとピアニストさんが登場。二人とも男性で黒い服なので舞台が地味だな、と思ったところで初めの曲が始まりました。聴いてすぐにピアノ凄い!この音の柔らかさとヴィオラとの絡み具合が音楽として一つになっている。と驚きピアノは誰なの?とプロフィールをみると鈴木慎崇さんで日本音楽コンクール1位の経歴をお持ちの方でした。。。さすが!それだけのことはあるわ。と納得しました。ピアノの蓋が全開になっているのに少しもヴィオラの音量を邪魔することなく、テーマを追いかけたり、はもったり、響きに厚みを持たせたり、曲の構成がよくわかるいい演奏でした。

彼らの今までの積み重ねてきた努力への対価としてはけして500円では聴けない内容だと思い、とてもありがたいコンサートです。そして平日の午前中にこんなにも贅沢な時間を過ごせたので次回もまた行きたいと思います。

音楽性はどうやって身につくの?

2年ぶりに現在ドイツでピアノの仕事をしている友人を含めて、学生時代の友達と再会しました!会った瞬間から学生時代のテンションになって、きゃあきゃあと騒いでしまいました。

それぞれ、ピアノを教える仕事を持っているメンバーなので、仕事の話も盛り上がりました。「音楽性ってどうやったらつくの?」という話題で私の中の答えは、小さい時にいい音楽をたくさん聴いて、潜在能力の中に蓄えておくこと。でした。  
ドイツの友人は、音楽を聴いたとき、それをすぐに感じ取ることができなければだめ。感じ取ることは、気持ちを察することと同じで、つまりは、コミュニュケーションできる子。あいさつ、お礼が言えるとか基本的なことができている子は、感受性も備わってくるんじゃないか。という意見でした。 なるほどー!!すごい深い視点から見ているなーと感心しました。と同時に、自分が4歳の子供を持つ親の目線に立って考えしまい、あれこれと与えようとすることより、人間力という土台作りが一番親としては、大切な仕事なのかな。と思いました。

音楽について話していたのに、いつに間にか子育ての話に通じてきました。

異国の環境で音楽の道で自立し生活している彼女の意見は貴重なので、大切にします。

船の科学館

夏休みに入って今週は、小学1年生の姪が日曜まで泊まりで遊びに来ています。今日は平日だし空いてるかなと思って、お台場の「日本科学未来館」に行こうとしたら、入り口で長蛇の列を発見!これでは中に入ってからもゆっくり見られないから、斜め向かいの「船の科学館」に急遽変更しました。

狙い通り空いてました!本館には船の模型や、造船の様子を展示してあったり、客船についてのクイズに挑戦したりそれなりに過ごせました。

となりに南極観測船の「宗谷」を一般公開していて、船内に入ることができます。昔南極に残した犬タローとジローの感動の物語を映画で見た記憶が蘇ってきて、実際この船内から南極に連れい行き、船員がこの空間で生活していたのかと思うと、凄い場所に来た気がしてきました。 船員のベットが子供用かと思うくらいせまく小さいのでこれで大丈夫だったのか、とても気になりましたがその他トイレ、お風呂場、食堂、厨房、食品庫などを興味深く見ました。

時々、部屋にマネキン人形が当時の様子を真似して座っていたりするので、子供たちは、こっち向いて睨んでくるーっと恐がっていました。確かに黒い服を着て、こちらを見ているので、次の部屋にはいるのか、次か? ここは肝試し?とちょっと涼しい感じでした。

それにしても昭和31年から6回も南極を往復した船なので、偉業を成し遂げた船に間違いなさそうです。