- 作者: 阿羅本景,蔓木鋼音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/02/24
- メディア: 文庫
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新刊発売前の神社巡礼ですが、今年は一月に伊豆山神社まで自転車で行ってきたのですが……とりあえず、自転車であきる野の辺りまで行ったときにちょこちょこと「社格はあまり高くなく規模も小さいけど、由緒はやたらに古い」神社を廻って新刊成功を祈願してきました。
小さいのですが武蔵国二宮で、大國魂神社の二宮でもあります。
創立は日本武尊の東国遠征の際という伝承も……実は天慶の乱の際に俵藤太・藤原秀郷か小川神社に戦勝祈願をした、という社殿があるので神田明神崇敬会員である所の阿羅本にとっては成田山新勝寺と同じくらい行っちゃダメ神社なのかもしれませんが――さて、どうなるものやら。
境内では骨董市をのんびりとやっていたりも。
続いては、北上して玉川神社に。こちらも畠山重忠公が諏訪神社から勘定したという古い由緒があります。まーその、17世紀になってから開けた江戸の二十三区と違って、平安鎌倉時代の武蔵国は府中から山の方がメインだったのでこういう来歴を持つ神社が多いのは当然と言えば当然というか……
諏訪の御柱祭りのご神木が下賜されており、境内に鎮座して居ます。
……なんとなく上の金帽子のせいで電信柱かと思ってスルーしそうになってしまった阿羅本であったりも(笑)。
推古年間(610〜)創立……法隆寺か、法隆寺と同じ時期か。
でもあっちはその当時から建造物が残っているのに対し、今の社殿は江戸期のモノなのですが……最初に社殿を造営したのは平将門、そして藤原秀郷が天慶年間に将門の霊を鎮めるために社殿を修復し、その際に飢えたという椎の巨木があったりもする神社で、そういう意味では神田明神崇敬会員の私も詣でておくべき神社なのでした。
ちなみにどこも絵馬がないのは、祭礼でも何でも無い土曜に行ったので、どこもここも社務所が開いてなかった……ま、まぁそういうものよね、小さな神社は!
『とわいすあっぷっ!』四巻、何卒売れますように……