アート三昧

昨夜22時頃に床に入ったせいか
歳とったせいか
朝5時半に目覚め。
ナカナカいい天気 じっとしてるのは勿体ない。
そうだ 以前から行きたかったあそこに行こう。

行ってきました箱根。
NHKの迷宮美術館で観て面白かった
ラリック美術館 
ついでに建築を観たい ポーラ美術館。

パンとコーヒーを取りながら
ネットで時刻表をチェック
9時半には小田原に着くことがわかったので
7時半には電車の中。
登山鉄道のスイッチバックを懐かしんでると強羅に10時半、
急勾配を登る為のサスペンション昇降装置付き
バス(007並のハイテク!)に揺られ第一目的地の
ポーラ美術館に11時頃着。

建築学会作品賞に輝く作品。
ヒメシャラの群生する斜面をできるだけ
変えないように直径100mの円の基礎を
つくり、その上に免振構造の3層の建物を
載っけている。

外観からは基礎が決して円形だとはわからない
ところがイイ。





ガラストップライトの玄関の地上1階から
アプローチし、エスカレーターで地下の展示室に降りていく構成。

ガラストップライトを入り
エスカレーターで降りるというと
ダビンチコードでも有名になった
ガラスピラミッドのルーブルを連想しますが
導線に 平面的に 立体的な ズラシを入れながら
周りの自然 特に緑の風景を取り込み
うまく 処理されている辺りはI.M.ペイより上手。 

お昼少し前だったので
地下1階の明るいカフェで早めに食事
(食事処が少ない中混雑した席を一人で
占有するのは気が引けるし落ち着かないので)
サンドイッチのセット 1千5百円也。
スモークサーモンのサンドイッチと
ケーキセットが合体したもの。
モンブランとコーヒーを頼む。

ギャルソン風のお姉さんが
給仕と同時引替えの会計。
キャッシャーがいらず
しかもスマートなサービス。
メニューが少なく、払う客がしっかりわかってる
(客が会計を譲り合わない。よく居るでしょ ここは私が 私が っう オバサン達)
上品な美術館ならでは成立するサービスかも。

印象派のコレクションも充実
(建築屋の性で天井と壁、建具しか観ないのですが)
展示空間でビックリ
なんと天井面が斜め襞が繰返すコンクリート打放し
最近の美術館は
全面か部分の天井膜照明が主流のところ
違和感なく
たぶん一般の人は天井が打放しとは気づかない

おそらく 
設計者の性格と腕前による所が大きいのですが
流れがスムースで自然な建築。
此処に拘りました よーく観てください
といった あざとさがなく
が とても上質な空間

バスで20分くらい走り ラリック美術館
建築目当てでなかったけど なかなかよい
カジマの設計施工でBCS賞作品。
上品にまとめている。
ガラスの繊細さを堪能。
ラリックといえば、
朝香宮邸の玄関扉のレリーフが息を飲むが
香水瓶や自動車のフロントマストッコが秀逸。
フロストガラスが光を溜め、
フロストしてない面が輝くテクニックが巧み。
奥さんに造ったというシダ模様の香水瓶が気になった
シダ部分の緑は奥さんの瞳の色だそうで
なかなかイイ話。

美術館での楽しみはカフェやレストラン以上に
ミュージアムショップでのおみやげ
ラリックのガラスのレプリカがあったが
1桁いやいいものだと2桁お値段が違って
街場で売ったらと思いますが
目の保養

帰路につくがちょっとした運動をした
小田原まで直通のバスに乗った。
途中で運転手のアナウンス
「○○で本日は混雑していて
湯本まで5分のところ40分かかります。
お急ぎの方は次のバス停大平台駅で登山鉄道に
乗り換えて湯本に行って下さ〜い。」

おおっと 折角乗り継ぎのが面倒なので
直通に乗ったのに ブツブツ。。。

待てよ〜 この先 下りしかないしな
そっか じゃー バスを降りて
湯本まで歩こう バスで5分なら
大した距離じゃないだろ

早速 決行
バス停で降りた人は
みんな素直に鉄道に向かう

おー気がついたのは一人だけね
一丁やっちゃろ

結末は
降りたバスより
湯本に やや先に着いたということだけを
日記には書いておこう

路肩がほどんどない
車のばんばん走る急な下り坂道を
徒歩で歩くのはお勧めはしないことも
つけ加えて

連休二日目も
なかなか スリリングに充実

あすは オフィスへ
ウィークディできない作業を片づけに

では