カレーの魅力
本来、その国の伝統食は栄養面なども含めて優れていると思う。栄養学は分からないけど長い間に養われた知恵が伝統食には有ると思う。それは日本以外でも同じと思います。
私が異国の味、一般的に言うエスニック料理に興味を持ったのは20代前半か?もう30年近く前のことだ、、、大昔のその頃はエスニック料理は「マニアックな料理」だったと思う。珍しいこともあって内容に比べ明らかに高額だったと記憶する。味覚の記憶としては美味しいと言うよりは珍しいと言う感じだったような??
その後、時間はずいぶんと経って私の中ではエスニックは必ずしも東南アジア料理ではなく「各国の伝統食」としてとらえられるようになった。広い意味ではヨーロッパや日本の伝統食もエスニック料理なのかもしれない。
さて・・・・表題のカレーの魅力について。
- 食事によって穏やかになったりアクティブになったりしませんか?
カレーは今の忙しくガサガサした生活に文字通りピリリとした「スパイス」を与えてくれる様に思います。伝統食はすぐれていると言いながらもカレーは今の私の生活には心地よいです。まさしく「お節もいいけど、カレーもね!」である(フル・・)
野菜が美味しく食べられると言う点は日本の精進料理のようで面白いです。べつに菜食がエライとは思いませんが、最近の風潮はご馳走イコール脂肪たっぷりの肉という風潮でナンカ違うと思う。どんな料理でも工夫した料理はご馳走では?このへんの話になると「土を喰う日々」を思い出します。この本を読むまでは精進料理はお寺の食事の事と思っていたけど「精進」は色々な意味で感慨深いです。まあ話をヤヤッコシく展開するのは好きではないのでこのへんで・・・
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色々と追記しています。
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カレー教室
渡辺玲さんのカレー教室は勉強になった!
スパイスを炒めるタイミングなど基本のイメージが見えた!(文字通り見えた程度ですが、、)
南インド料理が認知さてきた中で、逆に北インドの家庭料理って珍しいかも?一般に北はコッテリ、南はアッサリ・ヘルシーという感じだけど北インドにも家庭料理はあるわけで、毎日の料理として当然レストランよりはオイル控えめなど差はあるそうです。
- スパイスや玉ねぎを炒めるタイミングは?
- 玉ねぎ
- やはりコクを出すにはじっくり炒める方が良い。この炒め方で味が変化する。確かに同じように料理を作っていても、炒める具合によって味に違いが出ていました。
- 日本の料理に無いイメージで「玉ねぎを油で揚げる」感じ。これは炒める意外にもインドで使われる技法らしい。たぶん揚げるというからには多めの油で高温で調理するのでしょう・・・
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- 水はなるべく使わない
- やはりコクを出すには控えるべきとの事です。しかし渡辺さんは臨機応変で、野菜の煮え具合が遅い場合などは適時水を追加していました。
- 水をさすときは少量ずつ、料理の温度を下げないためでしょう。一度に入れることは控える事。また入れた時は火力を強めて早く元の温度に戻す。
- 水に限らずトマト等の野菜類も入れたときは加熱するのがコツのようです。
- 豆について
- ひよこ豆など戻した水は捨てて、新しく別の水から茹でます。
- 冷ます場合は、茹で汁に入れたまま。また茹で汁はカレーを延ばす時などに使える。
- 茹で汁は他の料理の出汁にも使える。
- このへんは、日本の豆の煮方と違いますね。
- ジャスミンライス
- 日本のお米の様に砥がない。
- ゆすぐ程度に手短に水を替える。30秒程度×5回程度とか?
- 今回はギー等も入れましたが、イメージとしては日本の炊き込みご飯と大きな差はないようです。水加減も日本のお米と同じように炊きました。結果としては少し固めの炊き上がりでしたが、この位のほうが美味しいと思う!
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スパイスはやはりホールを使い、砕く(挽く)場合はホールを挽くなどした方が確実に美味しいですね!香りが引き立つ以外にも、普段料理していて気づきますがカルダモンなどはホールとスパイスで大きく風味が違ったりするので香り重視ならやっぱり「ホール」ですね!
今回の教室でもパウダーのスパイスはガラム・マサラをのぞくと「ターメリック」以外は皆ホールでした。
開始して、試食から片づけまで5時間の長丁場です。興味深いので時間の経つのは早かったが、試食時にどっと疲れが・・・食べきれず早々にジップロックに移し、先生にお礼を告げて会場を後にしたのでした。ごちそうさまー!!
あつパパ@確実に最年長!!ほとんど立っていたので、オッサンは大変(大笑)
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