「やわらかい手」

映画「やわらかい手」を観に行ってきました。
公式HP:http://www.irina-palm.jp/


難病の孫の手術代を捻出するために、大金が必要となった平凡な主婦のマギー。
ひょんなことから彼女が始めた秘密のアルバイト。それは、壁に空いた穴から
差し込まれる男性のあれを手でイカせるという風俗サービスなのだった。
マギーは独特のやわらかい手の感触で、たちまちのうちに店のトップに
なってしまう。そして・・・


以前別の映画を観に行った時に、この映画の予告編を観ましてこれは面白そう!
って思ったんですよ〜!!ぱっと思い浮かんだのが「フルモンティ」とか
「キンキーブーツ」。あんなカンジで、仕事と生活にテンパった人達が意外な
アイディア(大抵はちょっといかがわしい)で人生に大逆転勝利するっていう
タイプの最高にハッピーな英国映画!あるよね?ああゆうのだと思ったんですよ。


しかし・・・この「やわらかい手」は違いました。
なんかね、話がどんどんマギーと店主のラブストーリーの方向に進んでっちゃう。
しかも、マギーがなぜ店主のことを好きになったのか?ってトコは全く描かれて
ないのに、突然マギーが「私のことただの仕事の駒としか思ってないのねっ!!」
とか言ってキレるんですよ。なんだそりゃ?


でも最後はマギーと店主が抱き合ってキスして、ハッピーエンドっぽい雰囲気を
これでもかってくらい演出する。ええっ?お前らいつの間に相思相愛になったの?
ちょっとあっけにとられました。たまたま身近にいたからくっついちゃっただけに
しか見えないんですけど・・・


私としては・・・笑えてハッピーな英国映画を期待して観に行ったのですが、
実際は、男と女がいたらとにかく恋に落ちなきゃ気がすまない出来の悪いフランス
映画みたいな作品でした。期待しすぎたかな〜??がっかり。


ちなみに渋谷の文化村ル・シネマで観たんですが、映画はつまんなかったけど、
ル・シネマの社員スタッフはホントに感じがいいなあ!接客が完璧ですよ!
その点だけは書いとかないとね!!

「真・女立喰師列伝」

押井守・総監修の映画「真・女立喰師列伝」を観に行ってきました。
公式 → http://www.deiz.com/onna/


押井守の・・・ライフワーク?になるんでしょうか??
無銭飲食を生業とする架空のゴト師“立喰師”をテーマに描くシリーズ最新作。


古くはTVアニメ「うる星やつら」の中のいちエピソードに始まり、
実写映画「紅い眼鏡」をはじめとする“ケルベロス”シリーズの中でも描かれ続け、
昨年ついには「立喰師列伝」として晴れてスピンオフ単独映画化までしてしまった
この一連の作品群・・・もう“立喰師”シリーズと呼んでも差し支えないよな〜?


さてこの映画「真・女立喰師列伝」は、押井守を筆頭に、「SAC」の神山健治など、
5人の監督がそれぞれ違った女優を使って「女立喰師」を描く短編オムニバス映画です。


昨年、徳間書店から復刊となった漫画雑誌「コミックリュウ」の付録DVDに収録された
「女立喰師列伝 ケツネコロッケのお銀‐パレスチナ死闘篇」(押井守・監督)の
ようなカンジの短編映画6本によって構成されてます。


で、感想ですが・・・・
いや〜、愛・・・ですね!


なんかね?溢れてるんですよ!愛が!!(w
それぞれの監督の「俺はこの女優がスキなんだぁぁぁああああ」って想いが
そりゃもうとにかく溢れまくってる!ダダ漏れまくってるんです。


そもそもこの企画自体がきっと、「女立喰師って型にさえはめてくれれば何やっても
いいよ?俺もそうするし!!」って押井カントクが言って始めたんだろうな〜


それ故、どこか青臭く、学生映画的なノリがあるのも否めないのですが、
そんなこたいいじゃん!!
近頃こんなに解放されてる映画なんて観たの久しぶりだよ!!


ほろ苦い大人の(っつーかオッサンの)恋愛もあれば、恋愛とさえ呼べない
ような出会いを描いた作品もあり。奇妙な眩暈を感じさせる異色作もあれば、
極めて文学的な作品もある。さらにはSFやウエスタンまであるんですよ。
も〜やりたい放題です(w


でもね!それは全て愛なんですよ。だから観ていてシアワセになれる!!
正直誰にでもオススメできる作品ではないですが、これが好きだという人が
いたら・・・ゆっくり語り合いたいな〜なんて思わせてくれる珠玉の名品!!

「ヘアスプレー」

映画「ヘアスプレー」を観に行ってきました。
公式 → http://hairspray.gyao.jp/


いやちょっと、スゴい映画観ちゃったよ〜!!


舞台はもうすぐ1960年を迎えようとする頃のアメリカはボルチモア
現代ではありません。ちょ〜っと昔のお話。実はここ重要!


ボルチモアのハイスクールに通う主人公のトレーシーは、ふとっちょだけど
おしゃれとダンスが大好きなあっかる〜い女の子。勉強なんかそっちのけで、
歌とダンスで大人気のTV番組「コーニー・コリンズ・ショー」に夢中なのです。


その「コーニー・コリンズ・ショー」のレギュラー・メンバーに欠員が出る
ことになり、急遽新たなメンバーのオーディションが開催されることになった。
それを知ったトレーシーは、やはりふとっちょなママ(トラボルタの女装w)の
反対を押し切って、オーディションに挑むのだが・・・・


太っていることを全く気にしない、前向きなトレーシーの太陽のような明るさ
に感動を覚えます!!こいつ、スゲエよ!!小さなコトでしょっちゅうクヨクヨ
してる私からすると、この一寸の曇りもない明るさは逆に奇形のようにさえ
感じられるほどです。でもそれは私の心が穢れてるからなんだろうな〜


で、とにかくトレーシーは持ち前の明るさでどんどん夢を叶えていきます。


トラブルはありつつも「コーニー・コリンズ・ショー」のメンバーに選ばれるし、
太っていることを気に病んで引き篭もりがちだったママも元気を取り戻してくれるし、
憧れてたステキな男の子ともイイ感じ。


ダンスを通じて黒人の生徒達とも仲良くなります。でもこの時代、黒人はまだ
あからさまな人種差別をされてるのです。そんなのおかしいじゃない!と、
トレーシーは白人ながら、人種差別反対のデモに加わることにします。
人気TV番組にレギュラー出演する有名な白人の女の子が黒人のデモに参加?!
まだ差別が残るボルチモアの地は上を下への大騒動に!!


ふとっちょだけど太陽のようにあっかるい女の子が、夢を叶え、家族を再生させ、
ステキな恋も勝ち取り、さらには時代まで変えてしまうという、これこそ究極の
サクセス・ストーリー!!


トレーシーのまっすぐな心が、人々に感動を与え、黒人解放の引鉄にまでなる
という、出来すぎだけど深いテーマにも迫る、実はかなりの意欲作。
差別の残る社会で、黒人解放が実際にはこんなに簡単に成し遂げられっこない
とは思いつつも、時代を変える人ってのがいるとしたら、それはトレーシー
みたいな人なのかもしれない・・・なんて真剣に考えさせられちゃいます。


そしてね!トレーシーの明るさを前面に出すことで、複雑なテーマを敢えて
深刻には扱わずに「ほら?こうしたらもっとハッピーでしょ??」と成果を皆で
分かち合ってみんなで幸せになろうよ!!みたいな見せ方にしてるのはスゴいと思う。

「パンズ・ラビリンス」

パンズ・ラビリンス」観に行ってきました!
公式はこちら → http://www.panslabyrinth.jp/


スペイン映画でファンタジー?!
なんとも奇妙な取り合わせの作品ですが、なかなか評判も良いみたいなので
試しに観に行ってきたワケですが・・・


まずこれ、ファンタジーはファンタジーでも「ハリポタ」とかみたいな、
ちびっこでも楽しめる種類のファンタジーではありません。例えるならグリム童話系?
かなりダークで皮肉の効いた“黒い”ファンタジーですよ。


そもそも舞台設定が1944年。フランコ独裁政権がスペインを支配していた時代。
圧制に苦しむ人々はゲリラ化して、政府軍と血みどろの闘争を続けている。
そして主人公の少女・オフィーリアは、母親が政府の軍人と再婚したために、
新しい父のいる山奥の最前線基地へやってくる・・・という設定です。


めちゃめちゃ政治的な背景あるし、残虐なシーンもあるしで、全く以って
ちびっこにはオススメできません。


ただし、そのような極めて現実的な設定のおかげで、ファンタジー部分の
立ち位置が明確なんですよ。つまり・・・
映画の中のファンタジーが現実か?否か?ってトコが。
もう見事なくらいに、どちらにでも解釈できるようになってます。
監督があえてそうしているのは明白。観客はどちらでも好きな方で納得できるんですよ。
このへんの作りにはもう感服させられました。上手いなあ!そしてフェアだ!!


アカデミーの美術賞をとったという美術も、ヴィヴィッドでグロくて繊細で美しい!!
ヨーロッパの中でも、あまり恵まれない歴史を辿ってきたスペインという国ならではの
日本人には馴染みのないファンタジー世界を精緻に表現してくれてます!素晴らしい!!


ただしね〜、この映画を好きかどうか?って聞かれたら・・・答えはNoです。


脚本、演出、構成、美術、等々・・・極めてよく出来てる作品ではあるのですが、
私・・・この主人公(と母ちゃん)が好きになれません。
っつーかハッキリと嫌いです。そりゃもう壊滅的なまでに。


それは何故か?
詳しいことは未見の方のために伏せておきますが、ストーリーの大まかな構成は・・・
主人公が人ならざるモノから崇高な使命を受けて、それを成就するために冒険し、
最後に念願が叶う・・・と、まあ、こうゆういかにもファンタジーの王道的
ストーリーなわけです。


ところが・・・主人公のオフィーリア、めちゃめちゃ大切な使命を受けたにも
関わらず、意志薄弱だし、つまんない失敗するし、・・・とにかく、自分が受けた
使命の重要性を正しく理解しているとは到底思えないんですよ。


食べちゃいけないと固く忠告されていた果物を「ちょっとくらいいいんじゃない」
ってカンジで食べちゃってあわや怪物に殺されそうになったり、で、その彼女を
助けようとして仲間の妖精が犠牲になって怪物に食い殺されちゃったり・・・
で、オフィーリアはびーびー泣くばっかで、クソの役にもたたない・・・


お前それでも主人公かっ!!(激怒)


いや、リアルで子供があんな状況になったら、ああなるんだろうとは思うんですよ?
でもね?これはフィクションなんですよ!物語なの!!エンターテインメントなのっ!!!


最後に素敵なハッピーエンドが用意されてるならね、主人公はそのご褒美に見合うだけの
活躍をしなきゃいけないんですよ。ラストにちょっとした仕掛けもあるんですが、それも
別にオフィーリアの強固な意志から出た行動というよりは、たまたま偶然ラッキーが
重なっただけだしさ〜


にも関わらず、最後はハッピーエンドでめでたしめでたしなんですよ。
オフィーリアはとてつもないご褒美をもらって幸せに暮らしましたとさ・・・って
なんだそりゃ?納得いかんっっ!!!

DollShow20

都産貿で開催された「DollShow20」へ行ってきました。


幼SDのゆきちゃんもお迎えすることだし、ドレスを用意しとかなきゃいきませんので。
なかなか可愛いお洋服が一つみつかったので購入。


あと、SDC用のも。
以前から、SDCはユノア服が着せられるらしい??と聞いていたので、
ユノア服を試してみたいと思ってたんですよ。ってコトで一着購入。
帰ってサナコさんに着せてみたら・・・ワオ!ぴったりでした!!
MSD服じゃブカブカになっちゃうけど、ユノア服ならSDCにちょうどいいよ!!
今後はユノア用のお洋服もチェックしなければ!!


会場でモエリエルさんと会った!
モエリエルさんもゆきちゃんお迎えするし、目的は一緒です(笑)

モエリエルさんちの蝶々様(ゴージャス!!)とうちのうさ(仮)


さらに・・・本日はちょっと変わった品もGETしました。
なんと!60cmドール用「長ネギ」!!
って、もう商品化してるサークルあんのかよ!仕事早っ!!(笑)。
なんでネギかって?もちろん↓コレですよ(笑)

ってコトで、現在VOCALOID2初音ミク」に激ハマり中〜

天使降臨2007秋

そぼ降る雨の中・・・新幹線で行ってきました!京都は嵐山!!
天使の里で開催中の「天使降臨2007秋」ですよっ!!

私、天使の里初めてです。こんなカンジなんだ〜!スゴいね!!
元々、日本画家・竹内栖鳳の記念館?なんでしたっけ??
ご覧の通りの高い塀に囲まれた・・・中はかなりな広さの日本庭園ですよ!!


日本庭園に隣接して近代的な建物があって、それが天使の里。
イベント期間中だから、すんごい混んでいるのかと思いきや、意外に少なかった。
もう3日目だからですかね〜??天気も良くなかったしね。


さて、本日の目的である幼天使ゆきちゃんですが、地下1階のSHOPでほとんど
待たずに受注できました。ちなみに在庫は初日で即日完売だったのだそう。


受注してから館内を見学する。

写真はロビー。ガラス窓の外は日本庭園!池には色とりどりの鯉が泳いでます。
こんなカンジで、館内にはフォトスペースがいたるところにあります。
うさ(仮)を連れてってヨカッタ〜☆


館内を観て回った後は日本庭園をぶらぶらしてきました。
木々は美しく整えられ、柔らかい緑の苔が地面を覆う、素晴らしい日本庭園です!!
細かな霧雨が降る中を歩く日本庭園は・・・結果的に凄くいい雰囲気!!
どこかから漂ってくる金木犀の爽やかな香りも相まって、心癒されました!!


天使の里を出てから、嵐山をぶらぶらしました。
いや〜めちゃめちゃ観光地ですね。人が多いのなんのって!!


桂川のほとりでモエリエルさんお勧めの豆腐ソフト八橋味を食べ、
竹林に囲まれた途を辿って野宮神社を参拝し、天龍寺をぶらぶらし・・・


・・・と、まあそんなカンジで嵯峨嵐山にいたのは実質5時間程度でしたが、
幼天使ゆきちゃんも受注できたし、ちょっとした小旅行にもなったしで、
充実した一日でした!!

天使降臨2007秋・・・行くかも?

里で開催される「天使降臨2007秋」(公式)行くかもしれないです。


だってさ!幼天使のゆきちゃんが再発されるんですよ!!
しかも、たとえ在庫が無くなっても100%受注受付け!!
つまり・・・行けば必ずお迎えできる!!
限定SDのお迎えにおいて、これほど破格の好条件はないよねっ!!
往復の新幹線代を含めても、ヤフオクで落札するより安いだろうし、
しかも正真正銘の正規お迎えですよ!!その気になっちゃうよ〜!!


ってコトで、アルタの天すみ行ってVS会員になってきました。
年会費¥1050。その場で天使降臨の招待状ももらえました!!
よし!行くしかないよな・・・