Hatena::ブログ(Diary)

ハイカロリー

Shin Yamagata

お知らせ  リンク  zine  Twitter

 

2014-09-16

10月17日

f:id:blepharisma:20140916092713j:image


急に気温が下がったものの暗室の室温は一定だ。室温が一定なのだから上着など羽織る必要はないはずなのに上着を羽織らなければならないのはどうしてなのか。外の気温が下がったということを知ってしまったからなのか、要するに脳みそによって、知識として外の気温は下がっているぞというメッセージが体に伝えられたのか、それとも体が自発的にもう一枚上着を欲しているのか、そのような原因を探ろうとすることに何の意味があるというのだ、上着を着なさい。

2014-09-14

5月13日

f:id:blepharisma:20140914141521j:image


久しぶりに写真家がたくさん集まるところに行ったのだからその日以外はどこへも行ってはいやしない。写真家が集まっているのだから写真の話は必然的だしあいつはほんとうにどうしようもない奴だというような話も必然的だ。生き物の形はその生き物が住んでいる環境によって大きく左右される。そのことに照らし合わせると人間の「考え方」というのもその人間が暮らす環境によって大きく左右される。砂漠で生まれる思考と森で生まれる思考が違うということだ。すぐに西洋哲学から学んだ言葉を口に出したがる奴は長く「西洋」に移り住んでそういう思考形態になってしまったのだろう。あるいは「考え方」はグローバルの名の下に地球上のあらゆるところへ拡散し一人歩きをはじめているのだろう。一神教的な考え方がこの地球上に広まったように、などという話を伝え聞いたはずだが酒のまわった頭の人間の集まりだ、そんな話とは別の、最近仕事はどうだとか奥さんと喧嘩したとか金がないだとかそういう話しか覚えていないことも充分にありえた。それにしても金を手にした人間が旨いものを食い、もう生活のレベルを下げることができないなどという話を耳にすることもあるのだが、それはそいつが単純に金に縛られ生きていく人間だからだろう。貧乏人は写真家だ。

2014-09-12

6月11日

f:id:blepharisma:20140912115458j:image


公園を散歩していると雨が降ってきた。大きなケヤキの下に入って雨宿りしていると甲斐犬に引っ張られたおじいさんがやってきた。おじいさんは雨を気にせず歩くようだが甲斐犬は雨が嫌だ。甲斐犬はその場に座り込みおじいさんがリードをいくら引っ張っても動こうとはしなかった。おじいさんは甲斐犬の前に座り込み甲斐犬の頭を撫でたり顎の下をさすったりしてからもう一度リードを引っ張った。その様子を見ていたつばの広い帽子をかぶった女は「日本犬ってあーなのよ」と小さな声で隣にいる母親らしい女に言った。その二人が最初にケヤキの下にいた人たちだ。

2014-09-10

4月16日

f:id:blepharisma:20140910093648j:image


まだ花が見えていない距離から花の香りは漂い、花が見えてくると同時に花の周りにクマンバチ(クマバチ)が何匹も飛んでいるのが見える。更に近づくとクマンバチの羽音が聞こえてくる。クマンバチはホバリングをして目の前10センチのところにとどまりこちらを見ている。彼女はクマンバチと見詰め合っていることに喜びを感じるほど昆虫が好きではなかったが、こうもたくさんのクマンバチに囲まれるとどこかうっとりとしてしまいどうせなら私の蜜も持って帰ればいいのにと思うのだった。彼女の周りを取り囲んでいたクマンバチは彼女が直感した通りすべてがオスだった。クマンバチは彼女に関心を示し、彼女がメスだということを理解はしたのだが彼女の脇をかすめ花へと向かう。そしてクマンバチは非力なミツバチには開くことのできない藤の花をこじ開け蜜を手に入れるのだ。その意味においてクマンバチと藤の花は彼女に対して共犯関係にあった。

2014-09-08

3月16日

f:id:blepharisma:20140908083531j:image


畑の脇を歩いていると一匹のモンシロチョウが飛んでいる。今日は暖かいから冬を越した蛹から蝶が出てきた。畑の脇にしゃがみこんで蝶々の蛹を探してみるけどなかなかみつからない。キャベツが植えてあったところから近いほうが蛹のいる確率が高そうだからキャベツのあった場所の近くで探そうと思う前にキャベツの植えてあったところなんてもう覚えてはいないのだから畑に打ち込まれた杭やしばらく動かされていないであろうバケツの側面を探すものの見つからない。モンシロチョウがバケツに近づいて遠ざかった。

2014-09-06

5月22日

f:id:blepharisma:20140906191842j:image


午前中の雷が鳴り終わった後に家を出て蕎麦屋に向かったのは蕎麦を食うためではなく蕎麦屋の隣の隣にある物件の調査のためだったのだが雷雲がまだ南東の方角に見え微かに雷鳴も聞こえてくるのだから空気中に放電された電気がわたしの頭髪に影響を与えないわけがない。ましてや体中毛で覆われている野良猫はその影響をもろに受け今はまだ外に出歩いてはいやしない。散歩中の犬は自身の尻尾が気になるらしく10秒に1度はくるりと振り返り尻尾を確認する。これもすべて雷の影響だ。

2014-09-04

8月13日

f:id:blepharisma:20140831180638j:image


坂の上からゴルフボール大の黄色い玉がこちらに向かって転がってきています。坂の先は曲がっているために見ることはできません。いったい誰がこの黄色い玉を転がしたのか、わたしを狙った行為なのか、あるいは坂の先には誰もいないのではないか、坂の先は見えないのだから当然人の気配も感じることができず、そして黄色いボールの転がり方が少し奇妙で、スーパーボールかと思ったのですがわずかに弾む程度でその弾み方は今までに触れたことのない弾み方で、転がっているスピードがどことなくとろとろしていて、ボールは丸いのかそれとも歪んでいるのか、そのように見える奇妙なボールで、自身の目がおかしくなってしまったのかと思うほどで、その違和感だらけの黄色い玉はこちらにどんどん迫ってきます。迫りくる黄色い玉から目を話すことができず凝視していたのですが、その黄色い玉はぱっと消えたのです。

2014-09-02

8月23日

f:id:blepharisma:20140831180719j:image


朝から入道雲が発生していて案の定雨を避けては帰ることができなくなり、水がしみてくるようになったから買い換えたばかりの雨合羽を着ることになったのだけど、買ったときにズボンにチャックが付いていて、これは便利なのか不便なのかどっちなのだろうとは思っていたのだけど、折り返しがあるとはいえ土砂降りの中を走っているとやっぱり股間が冷たくなってきて、合羽にチャックはいらないと決断を下したのは走っている最中で、合羽を脱いで股間のところだけシミができていて漏らしたようになっているのだけは勘弁してくれと、これも走っている最中に思っていることなのでした。

2014-09-01

2014-08-31

8月18日

f:id:blepharisma:20140828103739j:image


ついに晴れたのです。