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ハイカロリー

Shin Yamagata

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2015-04-19

4月16日

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久しぶりに晴れた。「気象庁によると、14日までの10日間合計の日照時間は和歌山県古座川町で3・1時間と平年の5%、奈良県十津川村で2・9時間と同6%を記録。和歌山県新宮市、三重県熊野市も同8%と極端に少ない状況となった。」というくらい久しぶりに晴れたからすれ違う人との挨拶は「ほんま久しぶりにええ天気で…」というような内容になる。咲いた桜は天気の悪い間にほぼ散ってしまい、「今年の桜は短かったなあ。」とおじいさんがしみじみと言った。今年の桜の花は晴れ間を見ないまま終わった。そしてホトトギスが鳴いた。

2015-04-17

4月15日

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天気予報では午後から晴れる予定だったのだけど曇ったままだしときどき雨が降った。気温も上がらず寒いままですれ違う人との挨拶は「さむいですねー。」だった。この季節は植物に目がついつい向かってしまい、それ以外が見えていないような気がする。他をすっとばしてまず植物が目に入る。すっとばしてしまうことを自覚しているから他を逃さないようにしっかり見ないといけないと思うのにどうしても植物に目が向いてしまう。今までなら確実に撮ったようなところでも触手がのびない。それは植物ばかりが気になっているからなのか、それとも植物がこんな状態だから他のものが実際に霞んでしまっているのか、つまり気持ちの問題なのか実際の見え方の問題なのか、それがはっきりとしない。そういう中で撮っていると、いいのかな?いいのかな?これでいいのかな?、実際にはええのかな?ええのかな?ほんまにこれでええんやろか?という自問が常に繰り返される。

2015-04-15

4月11日

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昨日一日中降っていた雨は早朝まで降っていた。暗い雲からはいつまた雨が降ってきてもおかしくないのだけど春はだいたいすっきり晴れる日なんてあまりないのだから晴れることを待っているだけ無駄で雨さえ降っていなければ出かけなければならないと決めてしまえばそれほど億劫でもない。それにしても気温が低い。服が足りない。濡れた路面のマンホールがこわい。

2015-04-13

4月12日

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ときどき、というかごくたまに、薄い雲を通過したやわらかい太陽の光が届くくらいで、少し明るくなったりどんより暗くなったりの曇りだからお茶を飲んでいくかという言葉に甘えてお茶をいただく。番茶とビスケット。明け方のどーんと響く音は山が崩れた音で外に出て見てみると右手にあるえぐられ茶色い土がむき出しになった山の斜面を大きな石の塊がごろんごろんと転がっていてそらおそろしかった。崩れ落ち水を含んだ重たい土砂は川まで落ちて跳ね上がり対岸の集落を飲み込んでいた。

2015-04-11

4月8日

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低気圧のせいで荷物が落ちるおそれがあるので荷物は下に置くように。船内にそういう放送が流れて慌てて酔い止めの薬を船内の売店で買って飲んだ。一粒108円。東京湾を抜けるのは22時くらいだそうだからできればそれまでに眠ってしまって揺れを感じないでいたいと思うのだけど荷物が落ちるくらい揺れれば目は覚めるだろうしもう胃からは何も出ないのに吐き続けるあの苦しみをまた経験しなくてはならないのかと思うだけで緊張して眠れそうにない。持ってきた本を読むのも湾内の今のうちだと思ってとりあえず本を読み始めるも船酔いの恐怖ばかりが頭をよぎる。

2015-04-08

10月26日

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ついこのあいだ読んだ小説に日比谷公園が出てきてたからというわけではないのだけれど日比谷公園にいた。遠くからかすれた音楽が聞こえているのは野音で何かやっているのかもしれないのだけれど、野音まで足を運んで確認したわけではないから野音とは別の場所で何かやっている可能性が残されている。しかし野音だろう。公園内にある木々に囲まれたレストランには行列ができ、待っている人たちのウキウキとした気分と休日をこの公園で楽しもうという人たちの賑わいにどこか都会っぽさを感じてしまうのは日比谷公園がでてきた小説が都会風の出来事ばかり書いていたからかもしれないけれど、実際のレストランの給仕たちの様子は地方の旅館の雰囲気があり、一瞬ここが都会なのかどうかわからなくなってしまう。それにしても「都会風」とはなんだろうか。

2015-04-07

12月16日

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パツパツパツと粒の揃った弾けるような音がして雨に氷でも混ざっているのではないかと思ったし、氷が混ざっていてもおかしくない寒さなのにただの雨で、風がビューっと吹いて傘の中に雨が入ってくる。靴が悪いのか歩き方が悪いのか歩くとつま先から水滴が跳ね上がり、跳ね上がった水滴は外側に向かわずわたしに向かってくるから足の甲にすべての水滴が落ちてすぐに靴下まで水が染み込んでくる。向かっている先はコンビニで特に買うものは決まっていなかった。おそらく何も買わないだろう。コンビニで売っているものが添加物だらけだという理由ではない。しかしコンビニへは向かわなければならない。

2015-04-03

4月19日

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風が吹けば桜の木から花の「カス」が落ちてくるものだからそのカスが頭の上に乗っていたり髪の毛の隙間に入っていつまでも頭に付き続けている人を駅に向かって歩いている途中の道ですでに散々見てきた彼女は自分だけはあんな風になりたくはないと桜の木の下を避けて歩くのだが風に乗ってどこからともなく降り続けるカスは彼女の頭の上にもやはり落ちてしまう。桜も散ってしまえばただの木じゃない、咲いている間はあんなに木の下に集まっていた人も葉が出始めると見向きもしないなんて、そしてまた一年後の今頃になって今はじめて気付いたような顔をして花を見上げる、わたしはそんな人間になりたくはない、彼女は

2015-04-01

2015-03-30

9月15日

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少し目をつむった。次に目を開けたときには自分が今どこにいるのかわからない。朝なのか昼なのかそれもわからない。そこは喫茶店だった。ものすごくグッスリと寝た、というのもあった。何かが抜け落ちたというか時間と空間が何かと入れ替わってしまったような感覚は一瞬でなくなり、帰って晩御飯を作らなければならないと次の瞬間には思っていた。それでも自分自身の何かが抜けてしまったような感覚はわずかに残っている。読みかけていた本の続きを読む気力はすっかりなくなっている。喫茶店の壁に掛かっている時計を見るのだが寝てしまう前の時間を見ていないから何分寝ていたのかはわからない。ほんの数分、たった二分程度なのかもしれなかった。