Hatena::ブログ(Diary)

ハイカロリー

Shin Yamagata

お知らせ  リンク  zine  Twitter

 

2014-04-19

4月10日

f:id:blepharisma:20140419103726j:image


一枚の写真は様々な言葉を受け入れる。「コードのないメッセージ」と言われるわけだ。あとから写真に言葉を足すことはいくらでもできるのだからその言葉にやっきになる人間がいてもおかしくはない。しかしその言葉はただのいいわけだ。いいわけの上手な写真は見る側も見やすく書く側も書きやすい。ただそれだけのことだ。辻褄を合わせることに快楽を求めている、ただそれだけで、辻褄の合わないことに対して異常な対抗心を燃やし否定しようとする、だけで、共有されている言葉の中で写真を撮る、見る、人間が随分増えてきた、だけのことだ。本を読んでいい写真が撮れるならばそれは受験勉強と同じことで、結局どこへ行ってもお勉強の呪縛から逃れることのできないお受験型人間が溢れ、いつまでたっても学校文化の中で生きている人間が…体験から学ぶことをせず知識を仕入れそこから何かを…

2014-04-17

10月15日

f:id:blepharisma:20140417102613j:image


やろうと思っていることができないのは疲れているのと風邪っぽいからだ。

2014-04-15

9月10日

f:id:blepharisma:20140415111749j:image


隣に座っている男はよく見かける男でいつも漫画を読んでいる。どうみたって仕事をしているような格好ではない。頭の毛はあまりないのに伸ばし放題だから落武者のようになっているし、無精髭も生え放題。年齢は45から50歳くらいだろうか。読んでいる漫画が何なのかわからないのは表紙は常にカバーに覆われているからだ。それでもページをめくるときにちらっと見えるのだから漫画だということはわかる。ときどき小さな声で何かをつぶやく。漫画は毎回何冊も持っているし、それを家で読まずにわざわざ喫茶店に来て読むのだからお金には困っていないのだろう。この男は働かずともお金はあってそして毎日喫茶店で漫画を読むことができる。この男はまるでパトロンを持った芸術家のようだ。俺に金をくれ。

2014-04-13

12月7日

f:id:blepharisma:20140413195747j:image


ビルの通用門から入って地下二階へ続く階段を下りると細長く真っ直ぐに伸びた廊下がある。その廊下には部屋へと通じる扉がなく白い壁に囲まれた細長い道が続いているだけだ。しかしそれを白いヘビのお腹の中を歩いているようだ、などと例えてはいけない。白い壁に囲まれた細長い廊下を滅菌されたような近未来的無機的な空間だと勘違いしてもいけない。その廊下ですれ違う人は知っている人も知らない人も挨拶を交わす。「おはようございます。」「おつかれさまです。」たまに見たこともない美人とすれ違うこともある。美人はほどいた髪をなびかせて歩き、真っ直ぐ前を見たままわたしの方などちらりとも見ずに「さようなら」と言うのだ。

2014-04-11

12月11日

f:id:blepharisma:20140411085456j:image


人身事故だと車内放送があった途端に車内の人は一斉にホームへ出て改札口を目指し歩き始めた。わたしは座席に座ったままどうやって恵比寿まで行くのか、時間は間に合うのか、ということを考えた。ここは原宿だ。副都心線に乗り換えて渋谷まで行ったとしてもあと一駅の電車がない。バスか徒歩かと思ったのだが時間が間に合いそうにない。千代田線に乗って地下鉄を乗り継いだとしても時間がかかり過ぎて間に合いそうにない。写真展を見るためにタクシーに乗るなどという選択肢はない。乗ったところで間に合わないかもしれない。仕方なく副都心線で新宿へ戻り、いくつか写真展を見て喫茶店で本を読む。時間は戻らない。

2014-04-09

3月22日

f:id:blepharisma:20140409081439j:image


BCG接種によって娘の腕に「傷」ができてしまっていることに気付いた父親はどうしてこんな日にそのことを思い出してしまったのだろうかと思った。娘は照明を浴びて微笑んでいる。

2014-04-07

1月19日

f:id:blepharisma:20140407145702j:image


その多くの人を見るまで今日が何曜日なのかは気にも留めていなかったのに、こんなにも池袋が人で溢れているのは日曜日からだ、と我に返った。フィルムとカメラと着替えの入ったリュックサックは体を少しひねるだけで人にぶつかってしまう。たくさんの人を見るのは久しぶりだ。久しぶりにこのようなたくさんの人に囲まれると人だけが見えてしまう。周りの風景は見えない。顔だ。人の顔が見える。女も男も服装がどうだこうだとかではなくまずは顔だ。そして顔の次に見えるのは人と人の隙間だ。隙間は瞬間で消えてなくなる。まだ背景の風景には目が届かない!

2014-04-05

3月8日

f:id:blepharisma:20140405112529j:image


朝の六時に家を出ればもうすっかり明るくなっている。

2014-04-03

11月30日

f:id:blepharisma:20140403111408j:image


最近、ニューバランスの靴が流行っていると聞いたのだけど、確かに履いている人が多い気がする。写真をやっている人はとにかく歩くから靴の話題にもなったりして、そのとき必ずニューバランスの話にもなる。写真を撮る人は機能面でニューバランスを支持するわけだ。けれどわたしはあの靴の横にある「N」という文字がどうしても気に入らない。あの「N」はどうにかならないのか。いくら履き心地が良くてもわたしの美意識はあの「N」を許せない。ニューバランスの「N」の文字の大きさ配置、つまりバランスが悪すぎやしないか。