あの男とサシ寿司

仕事を終えて夜はダッシュで渋谷へ。映画評論家N氏に誘われて今夜は寿司を食べに行った。私が金沢の乙女寿司によく行くので、N氏は私を寿司通枠で誘ってくれたみたい。ただ、私は寿司好きだけど寿司通ではない。乙女寿司に一途なだけで、他は旅先や出張先で寿司屋に行くだけで、東京ではほとんど寿司を食べない。よって江戸前寿司を食べるのはほとんど初めて。だからすごく今日を楽しみにしていた。
N氏が予約した店は渋谷の「くろ粼」さん。予約の時間の少し前に私は到着。続いてN氏も到着し、いざスタート。
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お寿司の詳細については後述。実はN氏とサシで食事をするのは初めて。いろいろ話したいこともあったけど、寿司屋のカウンターだと2人とも寿司に集中してしまい、寿司以外の話はほとんどできなかった。まあそれも良し。
金沢の乙女寿司はトロ以外はほぼ地のネタしか出てこないが、さすが江戸前寿司は日本中の食材を扱うので、同じ寿司でもぜんぜん違っていたので興味深かった。さすが江戸前という感動的なものもあれば、やはり乙女寿司は素晴らしいと再確認するところもあり、甲乙つけ難いなあというのが正直な感想。

くろ粼

東京都渋谷区渋谷1-5-9
TEL:03-6427-7189
営業時間:月〜金 18:00-25:00 日・祝 17:00-24:00
定休日:水曜

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宮益坂上にひっそりと佇む新進気鋭の寿司、くろ粼さんに初訪問。
まずは大きな牡蠣。続いて「のれそれ」という穴子の稚魚。初めて食べた。
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このあたりから日本酒へ移行。お任せしたら私の故郷である山口の東洋美人が出てきた。華やかな味。
続いてヤリイカ。3倍の卵を詰めているそう。でも食感は柔らか。
そしていよいいよ握り。最初はカワハギ。間の肝が絶妙。美味しい。
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コハダの握り。
飛魚。見た目によらず旨みが強く絶品だった。お出汁まで飲み干した。
赤身。美味しい!
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背トロ。背びれの周りの部分らしい。
ここで、あん肝のパテ。お酒が進む。
スミイカ。包丁が細かく入っている。
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次の日本酒は宮城の日高見の弥助。一転して辛口。
車海老。こういうのは金沢では出てこないので興味深い。
続いてホタテ。佐賀県産の海苔を巻いて。ホタテよりこの海苔が秀逸。
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赤貝。肉厚でコリコリ。
毛蟹のとろろ蒸し。蟹好きとしては蒸し物もいいけど加熱していない形で堪能したかった。
サヨリの昆布〆。これは結構普通。
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雲丹。これもさっきの海苔がいい仕事している。
真鯛
河豚の白子。やっぱり白子は美味しい。。。
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最後の日本酒はまつもと。ニュートラルな味わい。
ホッキ貝。かるく炙ってある。
穴子。ふわっふわ。
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かんぴょう巻き。
甘エビ。これも炙ってある。個人的にはそのままのほうがよかった。
最後は卵焼き。チーズケーキのような食感。
大満足の2時間。特に美味しかったのは、カワハギ、河豚の白子、穴子。渋谷でこんな美味しいお寿司が食べられることの驚きと幸せ。大将の黒粼さんは若くて気さくで話しやすい。是非また来たいと思う。