いつも月夜に本と酒

2016-07-23

黒田選手200勝おめでとうございます!

イチローの祝福コメントで笑った。




J1 2S第5節

横浜FM 1−1 磐田


好調なチーム相手アウェイなので今日は価値ある引き分け。

次のホームこそは!!!

勝ってないの絶不調名古屋磐田だけだから尻に火が付いた気持ちで勝ちをもぎ取ってくれ。

読書in新幹線

| 17:54

葉桜 (集英社文庫)
葉桜 (集英社文庫)


かなり久々に読んだ橋本紡作品。前と変わらず切なくも美しい透明感のある物語で良かった。

ただ、読んでいると情緒不安定になる文章だな、とも。前はこの危うさが美しいと思っていたのだけど、この作品では不安になる文章という印象の方が強かった。主人公の性格が真面目過ぎたのか、自分が年を取って感じ方が変わったのか……。






星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫)
星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫)


作中作のBL作品が堂々と載ってて吹きそうになったw 周りに変な目で見られるところだったぜ。一般小説でもこんなことする人いるんだ。

お茶目で濃い同僚たちに、結婚適齢期を超えそうな女性の葛藤。趣味の要素に(割とガチなBL)、バブル時代の会社の闇を暴く冒険要素。いろいろごちゃまぜなのにちゃんと一作品としても面白いエンターテイメント作品だった。






風が強く吹いている (新潮文庫)
風が強く吹いている (新潮文庫)


駅伝の話なのにその駅伝の部分にツッコミどころ満載で、登場人物たちの個性でもってるキャラ小説だなと、割と後半まで思っていた。それが駅伝本番が始まったら、突然最高のスポ根青春小説に化けた。それまでの努力と苦労とそれぞれの人生がどっと押し寄せてきて涙腺を刺激されまくる。途中まで完全に侮ってました、ごめんなさい。

2016-07-22

出張から帰還いたしました。

思ったより早く帰ってこれた。

行きがグロッキーだったので思ったほど読書が進まなかった。一冊は650頁オーバーだったとはいえたった3冊とは。3DS持って行ってホテルではずっと世界樹体験版やってたのが悪いともいうw

その世界樹は順調に2F探索中。芋虫倒すのが体験版の最終目標かな?

2016-07-21 「文字、どうやって探すんですか?」

出張の為深夜更新。

五時起きっす(´・ω・`)

「活版印刷三日月堂 星たちの栞」ほしおさなえ(ポプラ文庫)

| 00:41

([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 星たちの栞 (ポプラ文庫)

([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 星たちの栞 (ポプラ文庫)

古びた印刷所「三日月堂」が営むのは、昔ながらの活版印刷活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。そんな三日月堂には色んな悩みを抱えたお客が訪れ、活字と言葉の温かみによって心を解きほぐされていくが、店主の弓子も何かを抱えているようで――。



とても良かった。何度も涙腺を刺激してくる話だった。

読み始めてまず印象に残るのが、普段本よ読む時に何気なく使っている「活字」という言葉の本当の意味。今我々が読んでいるものは広義では活字で間違いないが、狭義の意味と「活字」の礎となったものの歴史を学べるのが興味深い。

それに活字に対する表現も面白い。文字が厚みや重さがある物質という言い回しも良かったが、単純に活字を「拾う」という表現に実体験が伴っていたのが印象深かった。

物語としては、何かに困っている人や人生に躓いている人がふと立ち寄った店で救われる、というよくあるジャンル(最近は特に多い)。店の種類は数あれど、店は与える側で客は受け手という位置関係は変わらないのが普通だが、この作品は一味違う。

この作品ではお客さんと店主の弓子が一緒になって問題解決のために知恵を絞って、一緒に成長したり一歩前へ踏み出すための元気を貰ったりしている。その一体感が共感呼んで、涙腺が緩い登場人物たちに貰い泣きしてしまうのが涙腺を刺激してくる理由。最大の魅力は再開したばかりの活版印刷店の“至らなさ”にあると思う。

タイトルの活版印刷に惹かれて買ってきたが、予想以上に心に残るいい作品だった。