いつも月夜に本と酒

2016-12-08 「まさか。ぼくは階段のエキスパートなんですからね。お嬢さん」

にゃんぼー! 第11話「さいこうのなかま」

ロボにゃんぼー組はホワイト企業だったかーw

このタイトルでリーダーとはって話だったのに不戦勝で決着だと脱力感が凄い。これがにゃんぼーらしさかな。




クラブワールドカップ今日からだったのか(^^;

CS初戦といい何で平日にやるかな。

……まあ今回は日程詰まってるから仕方がないが。

「GOSICK GREEN」桜庭一樹(角川書店)

| 17:52

GOSICK GREEN

GOSICK GREEN

新大陸に到着した早々、難事件を次々解決したヴィクトリカと一弥。開業したグレイウルフ探偵社には早速、依頼人が殺到。脱獄した伝説の銀行強盗KIDと、マンハッタンの中心にある広大な公園・セントラルパーク。この二つに関する厄介な依頼にヴィクトリカが目を白黒させる中、見習い新聞記者となった一弥も、セントラルパークへ初の取材に向かう。二人の仕事は、思わぬところで大きな陰謀へと繋がって……?

奇跡の名コンビが、またもN.Y.中を巻きこむ大活躍!?

今回は住処と仕事と事務所を得た『GOSICK PINK』の次の日の話。

これであのお二人さんは、ニューヨーク着いて早々三日連続で事件と遭遇していることに。濃い日常送ってるなあ。



なんだかごったでおもちゃ箱みたいだ。

いつも以上に軽快な気がする文章に下町ニューヨーカーたちのコミカルな台詞回し、道先案内人?なお札たちなど、表現のあちこちに移民をどんどん受け入れている人種の坩堝で発展真っ只中の、戦後のニューヨークのごちゃごちゃごみごみして活気が溢れている雰囲気が感じられる。これがポップでカオスで実に楽しい。

その中で繰り広げられるのが伝説の銀行強盗KIDという大物との対決。それを迷路かつテーマパークの様なセントラルパーク内でやってくれるので、冒険ものの様なワクワク感もある。

それに、冒頭のなんてことない出会いから、KIDを本格的に追う前にサラッと片付けた子供の依頼者が持ってきた小さな事件、話のタネで出てきた新聞記事まで、色々なピースが少しずつはまっていって収束する事件の顛末がとても気持ちいい。

あとはなんといってもお二人さん。

何この可愛い灰色狼。ヴィクトリカさん、ちょっとばかりデレすぎじゃありません? 今回もほとんど一緒に行動しているものだから、あちこちで隙あらばイチャイチャしている一弥とヴィクトリカ。ピクニックの約束したり思い出話したり。真面目なシーンでもヴィクトリカの感情が動くのが全て一弥絡みなところに愛の深さを感じることが出来て幸せな気分になった。

新シリーズ、いわゆる〈探偵社編〉の中で一番楽しかった。次は元ドリルの登場!?

2016-12-07 「若者のイチャコラ青春が見たいんじゃあたしはぁー!」

「かくて飛竜は涙を流す The Dragons' Tear」五月猫文(講談社ラノベ文庫)

| 17:52

かくて飛竜は涙を流す The Dragons’ Tear (講談社ラノベ文庫)

かくて飛竜は涙を流す The Dragons’ Tear (講談社ラノベ文庫)

「ソウタ。私と竜に乗ってほしい」

長く続く戦争の中、帝国空軍のエースガンナーとして連邦空軍の敵を撃墜してきたソウタ・カシワギは、ある戦闘で敵――竜騎兵の少年を撃つことができず、戦争が終わったこともあり、除隊処分となってしまう。自らの行くべき方向に迷うソウタの前に現れたのは、〈ドラゴンスレイヤー〉――人に害為す〈黒の竜〉を狩る一団の船長と、竜騎兵の少女・シノだった。急かされるようにシノの操る竜に乗せられるソウタだが、目標を捉えたとき引き金を引くことを躊躇してしまうのだが――。第5回講談社ラノベ文庫新人賞〈大賞〉受賞、少年と少女が竜と人とを結びつけながら、空を翔ける物語。



惜しい。凄く惜しい。

戦闘機と竜が共存するロマンあふれる世界観をプロローグで派手に魅せて掴みは完璧。(世界情勢的にも科学力を見ても「第二次大戦時+竜」というのが想像しやすいだろう)

ストーリーは親と死別した過去や戦争による心身の傷で心が半分以上眠っているような二人、主人公・ソウタとヒロイン・シノが出会いお互いを助けあっていくボーイミーツガールで、甘さはないがハートフルさは十分で、生きる意味を見つけていくというテーマもはっきりしていて良かった。

それらを上手く料理してくれれば傑作に成りえたのだけど……。

とにかく目立つのが説明台詞の多さと長さ。

時代背景にしろ科学にしろ裏設定みたいな細かいところまでキャラに語らせるので、台詞が無駄に長くて不自然だと感じるところがかなりある。考えた設定は使いたい気持ちは分からなくはないが、そこはグッと押さえてキャラクターとストーリーの流れを大事にしてほしかった。

またその説明に押し出されたのか、それぞれのエピソードが薄い。

例えばソウタがお社に潜入するところは難しいことをサラッと流してしまっているけど、その大変さが分かるほど再開の感動が大きくなるのに。あとはマルグリット号が高高度に上昇するところ。ここはじっくりやってラストに向けて気分が高めていかないと。そこからラストにかけての駆け足感のもどかしさと言ったら。

大枠がとても良かっただけに中身のバランスが悪いのがもったいない。良いところも悪いところも大いにある新人賞らしい作品だった。

2016-12-06 「不公平だから、です」

コタツで寝ちゃった(ノ∀`)(恒例)


昼前にラジオのニュースで「60代のタクシー運転手が歩道に突っ込んだ」って言うから、またかと思いながら昼のニュースを見たら事故って弾かれたのがたまたまタクシーだっただけじゃないか。タクシーも悪かったのかもしれないが、タクシーだけの責任じゃないだろう。

まるでタクシーだけが悪いかのようなNHKラジオ報道の仕方に作為的なものを感じて嫌な気分になった(´・ω・`)

「終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか? #03 枯野瑛(角川スニーカー文庫)

| 17:56

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#03 (角川スニーカー文庫)

終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?#03 (角川スニーカー文庫)

あれから10日が経った。妖精の存在と特性についてはまだ極秘事項のままで、“重<留まる十一番目の獣”を仕留めたのは、フェオドール四位武官が極秘で預かっていた、最新の試作爆弾であるとされた。常識を超えた強さで魔力を熾した黄金妖精ラキシュはいまだ目覚めず、リンゴはもういない。――フェオドールは結論した。きっともう始めてしまうべきなのだろう。世界に敵対する、最初で最後の戦いを。急転直下!新シリーズ第3弾。


意外と平和だ。

と思ってしまうのは大分このシリーズに毒されているんだろう。リンゴがいなくなった直後でラキシュも前世に喰われた状態だから、陽気な気配は一切ないのだけれど。表紙が剣を抱えて泣いているコロンなので、もっときつい内容を想像していた。

その分状況は目まぐるしく劇的に変わっていた。ボロボロの38番浮遊島、迫る妖精兵たちの出撃時期、ついに動き出すフェオドール。

中でも一番の変化はフェオドール。“バレた”ことへの驚きはなかったのに、最後のこれは……。ティアットとフェオドールの戦いそのものが切なくて居た堪れなくなるのに、その後にこんな爆弾を投下していかなくても。自己崩壊の因子が植え付けられたことで、ある意味ヴィレムと同じになった訳だ。そういうのが有っても無くても何の保険にもならない世界ではあるが、あの子たちと真に気持ちを通じ合わせる為には似た立場にするのが一番なのかもしれない。まあ、現状昼ドラの愛憎劇三角関係になっているところからラキシュに引かせる理由に使う辺りが現実的なところだろうか。この場合引く=消滅なんだけど、、、はあ。

あと気になるのは冒頭の戦闘。このナサニアとエルバがラキシュとコロンの前世? とすると妖精内で輪廻してるってことで……この先は考えないでおこう。精神衛生上よくないし、先読みばかりしていてはつまらなくなる。

目に見えた不幸がなかった分、先の不幸を勝手に想像してしまう回だった。ストレートにお涙頂戴な展開の方がスッキリ泣けるていいのかもしれないな。