いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「氷結鏡界のエデン7 空白洗礼」細音啓(富士見ファンタジア文庫)

氷結鏡界のエデン7 空白洗礼 (富士見ファンタジア文庫)
氷結鏡界のエデン7  空白洗礼 (富士見ファンタジア文庫)

「世界を構成する鍵。空白のこと、あなたの魔笛のこと、第七真音律のこと。全てを教えてあげる。望む事実も、望まない事実も」
満面の笑みを浮かべ、空白は歌うようにシェルティスに告げた。
「あなたの全てを知って――絶望して欲しいですからね」
第三機関、異篇卿の拠点に侵入したシェルティスの前に、異篇卿・イグニドが現れる。空白の存在にふしぎな郷愁に襲われ、シェルティスは戸惑いを隠せないでいた。そして同じ頃。千年師・レオンの前には、“理想の敵”が立ちふさがる――。
穢歌の庭に堕ちたシェルティスの“真実”が明かされ、“みえざるもの”の実在証明が求められる、重層世界ファンタジー


大きくジャンプするためには一度屈まなきゃいけないわけだけど・・・。
前半は面白かった。
恋愛模様に変化があったり、ピンチの連続、敵の掌の上で踊らされているような展開で先の反撃が楽しみになったりと、今までの恋愛=停滞、ピンチ=シェルティス無双とは真逆と言っていい展開が良かった。オープニングの北○の拳ネタも笑えたし。
反面、後半はイグニドの長台詞ばかりが印象に残ってしまった。
思わせぶりな台詞で、今までの謎を謎のままなぞって整理整頓しているような感じ。前作『黄昏色の詠使い』の時の種明かしだけに一冊費やした回と似た印象。
そのせいで、敵の目的が明らかになったり、主人公は窮地に立たされと盛り上がるはずの展開だったのだけど、いまいちテンションの上がりきらない。今までがシェルティス先生の無双小説だったからなおさら感じるんだろうけど、フラストレーションの溜まる第一楽章の終わりだった。
第二楽章は、更なる苦難の道になったシェルティスがどう足掻くのかに期待。無双もまた見たい。

J1 第18節

清水 1−0 仙台



うおっ?勝った! 正直全く期待してなかった(ぉぃ
復興の象徴相手に初めて土付けたどーヽ(`Д´)ノ
この空気読めていない感じがエスパルスらしくていいと思いますw
素晴らしいヒール役お疲れ様でした。


ちなみに試合内容は全然知りません。