いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「不完全神性機関イリス2 100億の時めぐる聖女」細音啓(富士見ファンタジア文庫)

不完全神性機関イリス2 100億の時めぐる聖女 (富士見ファンタジア文庫)
不完全神性機関イリス2  100億の時めぐる聖女 (富士見ファンタジア文庫)

『イリスを私に預けなさい。結局、あなたが不完全神性機関を支えることはできない。できるのは世界で私しかいないのよ』
宝条軍学校の傭兵科に通う貧乏少年の俺・凪は、機械工学科への転科に悩む機械マニアだ。夏休み前の定期テストをどうにか乗り切った俺は、クラスの連中に誘われて強制的に海に行くことになってしまう。(もちろんダメ家政婦のイリスも一緒だ)
海を満喫していた俺たちは、サラと名乗る一人の少女と出会う。みんなに可愛がられるサラだったが、俺と二人きりになった途端、「黙りなさい愚民」と本性を現して――。
イリスを手に入れようとする少女の正体、そして真の目的とは!?


紗……サラさん?
こんな性格だったのか! 一言で言えばムカつく餓(ゲフンゲフン
それは気にしないことにして今回は、夏だ!海だ!な2巻。ラブコメの定番ですね。
要するに水着回。これはシィの出番だ!と喜び勇んで読んでみれば、そこにあったのは凪にではなく他の女性陣にイジられる(主に胸を)シィの姿。2巻ですでにこんな扱いとは。ミカエルはしっかりツンデレ委員長ぶりを発揮していたというのに。
さてメインのダ家政婦(ダメイド)さんはというと、日常を満喫しておられますなあw
相変わらずのトラブルメーカーぶりを発揮しつつ、海も凪も青春も堪能といった感じ。
と、キャラだけを面白いのだけど、話の流れが全体的に忙しないのがちょっと気になる。
海イベントはダイジェストだったり、サラのネタバレが早かったり、コメディとシリアスがコロコロ入れ替わって落ち着かなかったり。やっぱり4分の3が死滅した世界でラブコメするのはちょっと無理がある気がするなあ。
次は唐突に天下一武道会(違 らしいですよ。
シィの出番は風前の灯ってことですね、わかります(´;ω;`)ブワッ