いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。」からて(MF文庫J)

マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。 (MF文庫J)
マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。 (MF文庫J)

「そんなわけで、千年生きるにはどうしたらいいの?」マカロン大好きなメルヘン少女が千年生き続けるお話や、コンクリートとお話ができる女の子のお話、不思議な宇宙人ぱらぽろぷるん君の恋のお話、そしてセミ王国からやってきたセミ子のお話……。ネット小説界の新星と、ニコニコ動画の人気イラストレーターが紡ぐ連作短編が登場。幸せで、切なくて、愛しい。そんな、ちょっと不思議な物語。


なんだ、これ。
読んでいると言い様のない不安に襲われる文章。詩的とも違う、純粋な幼稚とも違う。ホント、なんだこれ。
第1話と第3話(全4話)は小学生の想像作文みたい。妙に多い平仮名の間に挟まる難しい単語の異物感。知ってる難しい言葉を無理して使うのって小学生特有の文章よね。何かの効果を出すためにわざとやっているんだろうけど、意図が読み取れなかった。語られる物語もファンシーなのにグロテスク。
第2話と第4話は文章はそれなりにまともだが、第2話は登場人物の思考がぶっ飛んでて思考が追い付かず、第4話はありきたりで無味無臭。
MF文庫Jでもガガガ文庫みたいな作品出すこともあるんだ。これは尖がってると言うよりは歪んでるって感じだが。こういう独特な雰囲気を醸し出す作家さんは好き嫌いがはっきり分かれる。この人は全く合わなかった。
幸せも、切なさも、愛しさも感じませんでした。どう楽しんでいいのかさっぱりです。すみません。