もう一グループ居た。社会派だ。

社会派については、wikipediaのここ参照のこと。
でもwikipediaの記事の内、

アメリカにおけるメインラインの立場に近く

そうなのかなぁ。メインライン=正統派って事だから、私はメインライン=教団教会派だと思っていたのだけれど、社会派=メインラインなら、教会派=エバンジェリカルで、私らなんかは原理主義者って事になるだろうなぁ。ふーむ。

それで、社会派を見分ける機関紙ですが、実は私あまりその辺の人達と付合いが無いのでよく知らないのです。
この辺かしら?→教団情報誌 風 でもこれって、教団内だけですよね。

ついでに、社会派に対する私の見解は、以前書いた対岸の火事か、他山の石か対岸の火事か、他山の石か(のつづき)参照下さい。これは教団内における教会派と社会派の対立の表れの一つです。

またまた増田

例によって普通のキリスト教徒増田論 - finalventの日記経由で気持ち悪いを見て。

増田の人のあってるクリスチャンは終風爺さんが指摘しているように、エバンジェリカルだろうね。特に、アメリカのいわゆるネオコンの流れを受け継いでる昨今の福音派は、世界は(福音派の)キリスト教を中心に回ってる!っていうかエバンジェリズム以外は糞!人ではない!って人が多いからね。終風爺さんが言うように(福音派の対語としての)正統派の人、つまりリベラリストは少なくともそんな言い方はしない。
あと、こっちの増田がいってるような欧州のクリスチャンはたいてい、リベラルの中のリベラルで、ほとんど理神論とか無神論に近いので、社会がキリスト教を中心に回ってるなんて口が裂けても言わないのは当然のこと。
要は一口にプロテスタントのクリスチャンと言っても、リベラリスト(正統派)とエバンジェリズム(福音派)が居て彼らはほとんど全く違う宗教だということ。
あともう一つ加えるとペンテコステ聖霊派)ってのもいる。
見分け方は簡単。教会で購読してる業界紙(笑)を尋ねればいい。
リベラリストキリスト新聞
エバンジェリストクリスチャン新聞
ペンテコステリバイバル新聞
でだいたいわかる
(レッテルを貼るのは良くないのかもしれないけれど、本当に全然違う宗教と言ってよい程違う。間違って違うところにいくとエライ目にあうんだから、最初に確認したほうが絶対イイ)

思いだしたこと

終風爺さんのエントリーで先日書き忘れたことを思いだした。
私自身は、ピューリタンの血を受け継いでいながら、エバンジェリカルからリベラリストにシフトしつつあるクリスチャンだけど、ずいぶんリベラルなクリスチャンでも、プロテスタントのクリスチャンって、クリスチャン同士でセクシャルな話題をすることはほとんどない。たぶん皆無だと思う。終風爺さんが指摘するように、カトリックの信者なら司祭に対してこの手の話をすることはあるだろうけど、プロテスタントでこんな話はほぼ絶対にでない。出る時には、ピューリタン的な一穴主義教育の場か、逆にその人が何らかのペナルティーを受ける(浮気がばれた、離婚した等々)等、むしろ極めて難しい顔をして話すときに限られる(と思う)。
だけどそれって、人間の中に必然的に生じてくる感情(古い言い方でいうと「よろめき」)を抑圧し、精神的抑圧を解消せずに個人化するだけで何の解決も生まない。むしろ(キリスト教)社会の中で「ハブる」行為を生むだけのように思う。
要は、姦淫違反者を石もて追うのではなく、共同体に再び受け入れるシステムを作らないと、ダメだろって話。

って真面目なことを書いたけど、実は、この前坊さんと呑んだ時に、一人の坊さんが浮気した話をみんなでゲラゲラ笑いながら聞いて、内心吃驚したってだけのことなんだけどね。