~私の好きなもの、好きなこと、興味のあることをあれこれと綴るブログです~

バルセロナ市内観光…の前に極上タパスの店でブランチ♪


結局、昨夜みんなが寝たのは深夜1時過ぎ。そりゃ普通に起きられるわけがありません。特にアレックス、はっきり言って午前中ずっと爆睡。サッカー馬鹿さんチームは、数日後のバルサの試合のチケットを買いに行くといって10時ごろ張り切って出て行きましたけど。本当は私も朝の散策を楽しみたかったけど、ここまでアレックスが眠りこけてると起こすのもかわいそうで。どうせこの先も夜型生活になりそうなスペインだし。私もまったりと部屋で過ごすことに…


アレックスを残して部屋を出るわけにもいかない…ということで、窓から眺めるバルセロナの街。
っと、遠くに見えるあれは…


おおお!
Sagrada Familia!!
サグラダ・ファミリアが部屋から見える〜〜〜

これでもうちょっと部屋の設備が充実してたら…この宿、ほんとにいいんだけどなぁ。



で、この日の午前中にしたことは、パソコンつけて明日からの宿探し。もろもろイメージと違ったこの宿だけど、無線LANが無料で使えるのはありがたかった。宿探しはネットで格安ホテル予約サイトに限るからねぇ。今のところからそう遠くなく、安くて家族全員で一部屋でバストイレつき、みたいな条件を入れてやると膨大な数の宿のなかからちゃんと選択されて表示されるんだから便利。で、数件の中から比較検討して、すぐに予約完了。ほっ。



そしてこの日、ブログも更新してみた次第。しかし旅の途中、メールチェックはほぼ毎日したけど、ブログを書くまでの余裕はなかったなぁ、この日の午前中以外は。



サッカー馬鹿さんたちは結局正午ごろに宿に帰ってきた。戦利品はなかったらしいけど(まだチケット発売されてなかったと)。その頃ようやくアレックスも機嫌よく起き、ようやく家族全員で遅めのブランチ(っていうかもう昼だし)へ出ることに。


向かった先は、昨夜2軒目に行って長蛇の列だった大人気のタパスの店、Cerveceria Catalana:セルベセリア・カタラーナ。ここもとにかく評判がいいのよね。この名前をグーグルで検索したら、日本語によるブログでの紹介文が山のように出てきますよ〜。みんな絶賛のお店。なので絶対行ってみたかったの。だから、この店から徒歩圏内の宿を探したの。ここに絶対行きたかったから!(我ながら食に対する執念がものすごいこと…)




ランチタイムも混んでたけど、待つことなくテーブルへ通されました。思ってたより高級感漂うおしゃれな店内。入り口付近のカウンターに並ぶ山もりの料理が美味しそうすぎて既にクラクラする〜

メニューを見ながらあれやこれやと選ぶのがまた楽しい。ちゃんと英語メニューもあります。バルセロナは英語メニューが普通に出てくるね。さすが人気の観光都市ですな。


かなりいろいろ食べましたよ…サングリア(スペインの発泡ワイン:カヴァで割ったもの)を飲みながら…
グラスで頼もうと思ったら500mlは軽く入っていそうなカラフェが出てきてびびった。どうやらサングリアはグラス単位では売らないらしい。大丈夫だよおいしいから軽くのめるよ、とウインクするギャルソン。


はい、おいしいから軽く飲んじゃいそうですが…果たしてこのあとの市内観光は大丈夫か、自分?

それにしてもここのタパス(小皿料理)たち、噂にたがわぬ絶品ぞろいでビックリ。定番前菜のパン・コン・トマテ(フランスパンのスライスに生トマトをこすりつけた?もの)にイベリコ・ベジョータの生ハムを乗せて食べたらもう身も心もとろけそうな美味しさ…
これを食べられただけでもうバルセロナの旅は満足しました!と言い切ってもいいくらい美味しかった〜



ポテト入りオムレツのトルティーヤも最高。写真は地味ですが。

子供たちの口にも合うものばかりで、小皿料理なもんだから、すぐに一皿が消えていくよ…。まさに奪い合いの世界(笑)


長い貝。ええと名前はなんでしたっけ…。レシートに書いてあった。Navajas。ナバハス。日本語ではマテ貝と言うんですね。見慣れない姿だけど、味は絶品。


シンプルなエビのグリル。ですが、ぷりぷりとした身は大変上質で、味付けもばっちり。


アスパラがメニューにあったので大喜びでオーダー♪「本日のタパス」ということで、別の紙に書かれた中の一品でした。うま〜〜〜


デザートも魅力的なものがたくさんあって迷いまくり、結局、ギャルソン氏に勧められるままケーキ?に。これは洋酒がしみ込んだ大人のケーキ。ふんわりして美味しかったなぁ。

本当にいいお店だった。どの料理もシンプルで、なんか家でも作れるんじゃ?って感じのものが多いんだけど、なんでかなぁ、味付けがいいのよね。そして素材がまた新鮮でいいものを使ってるんだと思う。だから、美味しいんだなぁ。どなたかがブログで、毎日ここでもいい!と書いていたけど、私も同意します、ええ。だって品目数がものすごく多いんですもの。はっきり言って全部制覇したい!


でも結局、この時一回しか来れなかったんだけどね。いつかまた絶対再訪したい店だなぁ。サルバドールに支店作ってくれないかしら(本気)。



これだけ飲んで食べて70ユーロしないって、かなりコストパフォーマンスいいかも。この店構え、この味、このサービスでこのお値段ははっきり言ってお値打ち。バルセロナに行く人は全員ここを目指して間違いなし、と断言。はい。


やっとバルセロナ市内観光へ

そしてようやくバルセロナ市内観光。と言ってもガイドツアーや観光バスに乗るでもなく、家族で適当にうろうろするだけなんですけどね。時間も決めず、本当に気の向くままにぶらぶら…。そういう旅もまた、気楽でいいものです。子連れだとね、きっちり決めててもなかなか予定通りに行かないものだし、ここは気楽に行くしかありません。(私もダンナも、旅先ではとにかくあちこち見て歩こう派。なので二人きりだったら今日のような過ごし方はありえないね〜なんて。)

まずは地下鉄でサグラダ・ファミリアへ。いくらサッカー観戦ツアーと言っても、ここだけは絶対見よう!と決めていた。だってバルセロナのシンボル的存在ですものねぇ。


昔は地下鉄駅なんてこの辺になかったよなぁ…とは16年前に卒業旅行でここを訪れたダンナ談。ずいぶん変わったみたいです、当時とは。そして入場券売り場の前には長蛇の列…びっくり!だって今ってオフシーズンじゃないの???あ、でも今日は日曜日か…


かれこれ15分くらい待って無事チケットを買い、早速中へ。と、今度は上階へ向かうためのエレベータ前に長蛇の列。16年前はこんなに人いなかったよなぁ…とまたダンナが目を丸くしている。


それにしてもすごい建物だ。誰もが圧倒される外観はもちろんのこと、内部がまた素晴らしいのね。陽を受けて輝くステンドグラスの美しいこと。高い木をイメージしたという柱のバランスの妙。宝探しみたいに、あちこちをいつまでもずっと見ていたいと思った…ものすごく奥深い壮大なストーリーがありそうだ。一応、オーディオガイド(音声による説明が各国語で流れるヘッドホン)を借りたんだけど、日本語がなかったのでポル語にしたのが失敗。ブラジルポルトガルとはかなり違う、ポルトガルのポル語によるガイドだったのでねぇ。半分くらいしか理解できなかったよ、とほほ。



エレベータでかなり高いところまで上ると、その巨大さが実感できる。おしりがむずむずするほど高いよ!


それにしても眺めがいいねぇ。お天気もいいので眺望満点です。



そして上部の凝った造りにまた感動。フルーツが可愛くて気に入った。


下りの螺旋階段はどこまでも落ちていきそうですごく怖い、けど、これまた美しい階段だなぁ。


随所に新鮮さがあふれているので、子供たちも飽きずに喜んで見学していたのが良かった。本当は事前にいろいろと調べてから見せると良かったんだけどなぁ、と後悔。一応、帰りにショップで日本語によるガイドブックを買ったので、復習することにしようっと。


本当はもっと時間をかけてゆっくりと細部を見て回りたいところだったけど、なんせスタートが遅い本日の市内観光。次に向かわねば日が暮れてしまう…



ということで、続いてタクシーでグエル公園へ。こちらもガウディ設計の人気スポットです。ちょっとアクセスの悪いところにあるのね、ここ。地下鉄駅からも結構歩くんだよね。6時閉園で、すでに4時過ぎだったので時間節約のためにもタクシーにしたんだけど正解。



ここは入場無料。太っ腹!
そのせいか、サグラダ・ファミリア以上に観光客やら地元の人やらでごった返していたよ。すごい公園だよ…。


入ってすぐに可愛らしいモザイクが印象的なサイロみたいな建物があったり、シンボルのトカゲモザイクがあったり。どこをとっても絵になる公園。


露天商がアクセサリーを売っていたり、音楽パフォーマーたちがいたりするあたりはペロウリーニョに似ていたね。



天井のモザイクに釘付け…
床に寝そべって見上げている家族もいたよ。


どこの国の子どもも高い壁によじ登るのは大好きみたいね。(そのうち警備員が来て注意されたけど)




小高い丘のようになっているから、そこから見下ろす街がとてもキレイで。海まで見える。サグラダ・ファミリアの頭も見えるよ。みんな記念撮影している。日本人のお客さんも結構いたなぁ。ものすごくインターナショナルな観光客構成だなぁ。


上のほうは市民のジョギングコース的な様相で、ランナー以外にも犬の散歩をする人も結構いました。いいなぁ、こんな素敵な公園を日常的に使えるなんて!



下のほうには子供が遊べるブランコや遊具のコーナーもあり、コイとアレックスが地元の子に混じって楽しそうにやってました。


そんなこんなで、閉園までたっぷりと公園を満喫。帰りはのんびりと地下鉄駅まで歩きました。途中、お土産屋さんに寄り道などしながら、楽しいお散歩。
舗道の脇のシトロエンがよく似合う街だこと…


また地下鉄に乗って、海辺のショッピングモール:マレマグナムまで移動することに。ドラサンテス駅で降りると、おお、海だ!ヨットだ!!そういえばバルセロナは地中海に面した街だったよねぇ〜!!と一気に思い出させる風景が広がる。




広場には大きなコロンブス像。周りには大きなライオン像。それによじのぼる子供たち。真似するアレックスとコイ…。はい、お約束ですよね。はいはい、撮りますよ、写真ですね。


夕暮れの海辺はロマンチック…。いやぁ、バルセロナはすごいよ、素晴らしい建物はあるし、海はあるし、食べ物は美味しいし!
ここでまたバルセロナ株がかなりアップ。



木で出来た桟橋を渡り、モダンな風貌のマレマグナムというショッピングモールへ。日曜日は市内の商店はオールお休み(観光地付近の土産店除く)というバルセロナにあって、唯一営業している貴重なショッピングスポットとのこと。だからか、ものすごーく混んでましたわ。観光客も地元民もみんな日曜は大集合という感じなのかな。



サッカー馬鹿さんたちは全然買い物をする日がないので、この日にカンペールの一足でも…と思って入ったのだけれども、カンペールは入ってないのね、ここ。残念!
で、結局入った店は、バルサのオフィシャルショップ、FCBotigaって…。バルサグッズならまたスタジアムでも買えるでしょーが!!と吠えたい気持ちを抑えてどうどうどう…。しかしどこまでもサッカー馬鹿だねぇ、うちの人たちって。ここまで来たらとことん好きなだけ行っちゃってくれぃ!!!

行列のできるレストランでイカ墨ご飯に舌鼓


8時過ぎ、ショッピングモールを出てまた桟橋を渡ってコロンブス像の広場付近に戻り、本日のディナー候補店へ。実は歩いたほうが早かったかも…なんだけど、ついまたタクシーに乗り、一方通行による遠回りで時間もお金も余計にかかったと言う(涙)


そして着いたら、目的の店、Les Quinze Nitz:レス・キンゼ・ニッツは長蛇の列〜〜〜。ずいぶん行列の多い街だこと、バルセロナったら。





これは軽く1時間待ちか?ってくらいの列だったんだけど、ところが意外にも30分かからないくらいで店内に。列の後ろにたまたま並んだ若い日本人のご夫婦と意気投合し、同じテーブルで食事することになり、わーい、いろんな料理を試すことが出来そう♪



ここのオススメはパエリヤよりもイカ墨ご飯、そしてパスタのパエリア(フィデウアと言う)とのことだったので、この2品はマスト。



この他、トマトのスープとかコロッケなんかを前菜で頼んだんだけど、どれもこれもまた美味しいんだなぁ。もうバルセロナのレストランってどうなってんの?ってくらい、どこもここも美味しいぞ。


なんとなく懐かしい姿のイカリング


見た目は地味だけどうんまいコロッケ。2種類の味を頼みました。


トマトのスープ。これも奥深い味で、美味しかったなぁ〜


ビール党の私も、ここでの飲み物はやっぱりサングリア。ここのは赤ワインベースの、典型的なサングリアという感じ。美味しい。



それにしても料理の写真がイマイチすぎてすみませぬ。最近、カメラより食い気♪が強く、落ち着いてキレイな写真を撮ろうと言う意欲に欠けておりますため…
ほんと店内が薄暗いと厳しいよね、料理写真は。


ということでメインの2品をついにフラッシュ付きで撮影してしまってこの調子。だって店内は暗いし料理は真っ黒だし(笑)



奥が、待望のイカ墨ご飯。真っ黒で見た目はちょっと…なんだけど、イカ墨のまろやかな旨さとシーフードのエキスがぎゅぎゅっと詰まって、実に美味しい。



手前。パスタのパエリア(Fideua:フィデウア)というものも初めて食べたけど、香ばしくて美味しい〜。これ、もっと世界的に流行ってもいい料理じゃないかしら?



人数が多いのでデザートもあれこれと。大好物のティラミス、程よい甘さでバッチリでした。スペインで甘いものを食べてみると、ブラジルのスイーツ類の異常なまでの甘さがいっそう際立つわ…。ううう。


本当にどれもこれも美味で、行列もうなずけます。店内は結構落ち着いていて、あの行列がどうやって収まったのかしら…と不思議なくらい。店員さんたちが忙しそうで、来て欲しい時に近くにいなかったりして、ややサービス面では微妙なところもあるけれど、人気店だから仕方ないですね。英語が通じる店員さんというのは助かります。





ご一緒させていただいた若夫婦のYさんたちは、とってもいい人たちで、しかもご主人は浦和レッズのファンでご自身もプレーするというサッカーフリーク!バルサ戦も観戦されたとのことで、男性人の話が弾む弾む。サッカーつながりは最強ですな(笑)


食後、レストラン前の広場でYさんにドリブルの技を伝授してもらったりして、ますます盛り上がるサッカー馬鹿さんたち。ええ、もう、とことん行っちゃってください…。


思いがけず大人数でわいわい楽しいディナーを満喫できて、これまたかけがえのないひととき。旅はこういう出会いがあるのがまた楽しいのよね。だからやめられません!
Yさんたち、どうもありがとうございました〜!!!


レストランがあった広場に立っていた、味のある照明灯。どうやらこれもガウディの作品だとか?
さりげないけど存在感抜群ですな〜