エジプトに行ったらミイラ見なきゃ

chikabo2006-08-28

ギザからメトロに乗ってサダームへ。駅の目の前に赤黒い建物の考古学博物館がある。地下鉄の案内板は英語名でエジプシャンミュージアムなので注意。


入り口は観光客と警備員でいっぱいだ。正面入り口に行くと、まずは手荷物検査。空港と同じようにX線検査と金属探知機を抜ける必要がある。さらに館内は写真撮影禁止なので入って左手のクロークにカメラを預けなくてはいけない。無料、、、なはずなのだが、お金を払っている人たちもいた。よくわからない。
見た感じは普通の博物館である。特に特徴はない。中に入っても特に特徴はない。エジプトの歴史の長さを感じることが出来るが、日本の博物館とあまり違いは感じない。


見所となるのはツタンカーメンの秘宝。マスクはもちろんすごい。2階の一番奥の部屋でその姿を見ることが出来る。黄金も目を引くが、マスクに作られた目が印象的だった。何か心の奥を覗き込むような不思議な目だ。
他にも暗くてわかりにくいが左右の部屋に様々な黄金の装飾品が展示されている。これも十分見ごたえがあった。


ミイラ室は100ポンドに値上がりしている。地球の歩き方はいろいろと情報が古いので金額は信じないほうがよい。
ミイラにはかなり驚かされる。もちろん初めて見るのだが、何千年も前に死んだ人が、その皮膚や表情を残しているのだ。もちろんミイラだからやせ細ったおじいさんのようにはなっているし、色も黒い。それでもまぶたやまつげが残っていると、生きていたときの雰囲気を感じることが出来た。

エジプトで迷子

考古学博物館の警備員にコシャリのおいしい店を聞いて、捜し歩く。無事コシャリを食べた後はアタバスークへ抜けようとしたのだが、完全に道に迷う。カイロのを歩いていても全く目標物がない。地球の歩き方を見ていても、銀行や店は何も書かれていないし、書かれていたとしてもアラビア語でわからない。地図の通り名も、実際の道に表示がないので意味がない。道の形だけで判断は難しい。


結局地下鉄一駅分間違えたので、地下鉄でアタバへ。アタバで服を買おうと思ったが意外と中国にありそうな今時の安っぽい服ばかりで、現地のガラベーヤみたいなのがない。


ここでは若干迷いながらも何とか次の目的地方向へ進むが暑さが尋常じゃないのでタクシーを捕まえる。止まったタクシーに声をかけたら、自分は休憩だから他のタクシー止めてやると、捕まえてくれた。なんかおかしいが、やさしい。
タクシーは軽くボられるが面倒なので払う。でも数百円やしなあ。


教訓。エジプトでは基本タクシー乗れ。

モスクってきれい

写真はモハメドアリモスク。シタデルという城塞が丘に立っている。入場料は35ポンド。
このモスクはイスタンブールのブルーモスクを元に建築されている。2日後に見に行く予定なのだが。。。モスクはどれも同じなのだが女性は肌を見せることが出来ない。ヨーロッパからの観光客はみな緑のマントを貸し出しされていた。
入口で靴を脱ぐと広い中庭に出る。自分自身は強い日差しに負けてしまうのだが、強い日差しに建物が映える。モスクの中はひんやりとして気持ちがいい。人が思い思いに休息をとったりお祈りをしたりしており神聖な雰囲気が流れている。こんなに街の中心から離れていなければ憩いの場になるに違いないんだけどなあ。
高い天井にまず驚く。そして天井から多くのロープが下がっており、円形の金具が吊るされている。ランプはその金具に設置されているため、かなり低い位置にある。友人のブログによると、ランプにオリーブオイルを利用していた名残らしい。無数のランプが手の届きそうな位置にあり、非常にきれいである。


モスクの美しさに感動。一度はイスラム圏の国に行くべきだ。


はてなマップで何とか発見。アップにしてみて。

エジプト人て人はなんてすばらしい

「といれ」
嫁が突然子供のようにトイレに行きたがるのだが、周囲に全くない。地球の歩き方を見てアラビア語で必死に周りの人にトイレの場所を尋ねると、だいぶ歩き過ぎてきたモスクの近くにあるとのこと。仕方なく引き返した。
なんとかギリギリトイレを発見したのだが、なぜか女性用のトイレの入口の扉に南京錠が掛かっていて入れない。オロオロする嫁。すでに限界のようだ。
その辺の草むらでやれ、と言いかけたそのとき、通りすがりのエジプト人女性がアラビア語で話しかけてきた。どうやら男性用トイレに入れと言っているようだ。一緒に居た子供らしき男の子をトイレの中に行かせ、人がいないことを確認して出てきた。嫁がトイレを終わるまで入口に女性が立ちふさがり、入ろうとする男性に事情を説明して待ってもらった。
出てきた嫁にニコニコとよかったね見たいな感じで声をかけてそのまま立ち去った。
エジプト人。いい人だ。

お土産屋としての観光名所

タクシーでハーンハリーリというお土産屋が多く集まった市場へ行く。タクシー代を値切りすぎたので途中で降ろされて結構歩いた。観光名所のタクシーは英語が通じるので楽なのだが明らかにひどいのが多い。


ハーンハリーリはまるで大阪の新世界とか鶴橋のような雰囲気である。基本英語が通じる。日本語が通じる人も結構な確率で出会う。しかし大概はぼったくり。あきらめてそれを楽しみながら買うしかない。
実際にキーホルダーは最初30ポンドだったが10ポンドに。ペンダントトップが110ポンドから45ポンドに。ガラスの香水入れのセットが95ポンドから40ポンドに値切ることが出来た。1ポンド20円換算。基本半分以下。多分これでも現地価格としては高いと思うが、個人的には満足な値段だし英語で話す勉強にもなるしアトラクション料として思えば十分かと。


値切っているとエジプト人の反応も面白い。「これはエジプト人値段だよ」「オウ、アリババ!僕に死ねというのかい」「やまもとやま」など多種多様で楽しませてくれる。競合を蹴落とすことも忘れない。「あそこのサフランは質が悪い。うちのはエジプト人が買う店だから大丈夫だ。見てけ、見てけ」


驚いたのがハーンハリーリでは日本のペンをくれとねだられる。確かによく本やHPでも書いてあることなのだが、実際にはここだけだ。確かに用意していた1本をあげるとよろこんでいた。


ハーンハリーリで食事も済ませてタクシーでギザのホテルへ。ちょっと距離を走ったので30ポンドもあげたのだが、数える前からもっとよこせとうるさく言われた。ムカついたが渋滞にも巻き込まれて時間もかかったのでもう10ポンドあげて立ち去った。うるさくわめいていたがタクシーから降りてこないところを見ると満足したようだ。