ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

怪獣8号 #6 夜明けの相模原討伐作戦

 保科小隊としてカフカたちの初実戦。「怪獣信号」がずらっと並ぶ絵面は1枚絵として雰囲気があるんだけれど、「怪獣8号の世界」を考えたとき、このペースで怪獣の襲来があるのであれば現代日本と同じ町作りは支障ありすぎるだろ……もうツッコミ尽くされているポイントなので今更なのだが。
 ミナが圧倒的に強いことと、保科も副隊長なりの実力があること、キコルは先輩たちと比べても抜けた強さであること、保科がキコルと並んでレノにも期待していることなどが示されたほか、カフカが解体業者仕込みの知識で貢献。そういうのが欲しかったのやつやね。こういう方向でうまく転がっていくといいなあ。ねえ。

怪獣8号 #5 入隊!

 やりたいのは「トップガン」とかで見るような、訓練で鍛えつつ仲が深まり、キャラの掘り下げもというやつなんやなーと意図がよくわかる回だった。
 男性陣がちょっとガキっぽすぎるのは気になるが、まあ男の子だからしょうがないね。実戦パートできっちりシリアススイッチ入れてくれれば大丈夫かなーというぐらいのバランス。

HIGHSPEED Étoile #6 バックマーカー

 女子会回。これで「凛は元バレエダンサーだから実は回転に強い」とかあればね……。
 ソフィアさんが語るキングの過去エピソードはいずれも実在レーサーたちのエピソード。キングとて完全無欠ではないのだという内容になっているが、始まって5年でキングが絶対王者すぎてやめていくレーサーもいる競技ですよね……?

怪獣8号 #4 フォルティチュード9.8

 レノの助けで復活したカフカだったが、本獣はキコルがあっさり倒してしまう。ところが、謎の怪獣が出現してキコルに重傷を負わせる。キコルの窮地を救ったのは、怪獣に変身したカフカだった。
 いやぁ……なぜカフカがキコルに一声かけた上で怪獣に変身したのかがまったく謎だ。「考えるより先に体が動いてしまう」タイプの人とかでそういう展開は確かにありえるけれど、ここまでのカフカの描写だけではまだそういう感じを受けていなかったので……そういうやつなんだといえばそうなんだけれど、声かけずにもう変身状態で現れてもいいじゃないすか。それを後追いでレノに「する、あの人はこういう時には迷いなく」と言わせているけれど、レノとカフカの仲ってそこまで深いかぁ?さすがに積み上げが浅いんじゃないかという気がして、「キコルにフラグ立てる」以上に意義を感じないんす。
 エリンギ出ちゃったねえ……こいつをなんとか倒すけれども、そのあとさらに強敵が続々と出てくるんやろなあ……なあ?

HIGHSPEED Étoile #5 耳を澄ませて

 モナコ市街地コースで、Amiちゃんの助けを借りつつ順位を押し上げていく凛。
 Aパート入って1分で先週までとは別のアニメになったと感じる要因は、レース好きの麻宮騎亜氏が絵コンテを担当したことにありそう。麻宮氏のX投稿によれば、本作は話数順で制作されたわけではなく、5話絵コンテ担当したあと1話絵コンテの打診があったが諸事情あって受けられなかったとのこと。麻宮氏がやってれば、また違う見え方があったんだろうけれども……。
 2022年7月のSUPER FORMULAの会見で「キングレコード株式会社が進める近未来のハイパーアクションレースアニメプロジェクト「HIGHSPEED Etoile(ハイスピード エトワール)」と協業することが発表されていて、OPクレジットの企画原案に佐々木ゆうろ氏の名前があるように、キングレコード主導の企画なんだな。だからOPが水樹奈々。この時点で藤真拓哉がキャラクター原案やることも発表されている。それで、プロジェクト始動発表から2年かけてお出しされたのが、半分もんじゃアニメだったのかい……?ここからの立て直しに期待。

王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー

 宇蟲王ダグデドを追ったダイゴと空蝉丸。しかし、ダイゴは捕まり、空蝉丸は異なる歴史をたどった地球に飛ばされてしまう。歴史を元に戻そうとする中で空蝉丸の小さな行動により、宇蟲王がダグデドではなくギラになる未来が誕生してしまい……というタイムトラベルもの。
 キングオージャーは32話・33話でキョウリュウジャーとコラボしていて、そこにイアン、ノッさん、ソウジ、アミィの4人とダイゴの息子“プリンス”ダイゴロウが出ており、今回は満を持してダイゴや空蝉丸、さらに弥生、ダンテツ、声の出演でキョウリュウシアン、キョウリュウグレー、トリンまで出るという、キョウリュウジャー10周年のお祭り回。本編に出られなかった分、ウッチーの出番が多くなっているので、キングオージャー本編を見ていないとイアンやノッさんが妙に出番少なく感じてしまう罠。同じく過去戦隊との絡みが多かったゴーカイジャーはわりとうまいこと処理してた感じがあるんだけど、本作は時間移動の回数が多く、「いまどの時間軸にいるのか」がわかりにくくて。途中でウッチーが自分自身と会う場面もあり、それができてるならどうやっても「到達していた未来」になるはずでは、とか思ってしまった。
 そういう細かいところは置いといて、ドラマ「岸辺露伴は動かない」でも活躍の飯豊まりえが参加してくれたり(監督によれば向こうから連絡があったらしい)、芸能界を引退していた今野鮎莉がアミィだけ一時復帰してくれたり、「光る君へ」一条天皇役ほか俳優として激売れ中の塩野瑛久の剣劇アクションが素晴らしかったりするので、いい作品です。
 これ、どっちもキングオージャーはおいしいとこ食われてる感があるけど、いいのかな……。

王様戦隊キングオージャーVSドンブラザーズ

 キングオージャーとドンブラザーズ全員死んで、死の国ハーカバーカで戦闘へ……とかいう好き勝手やってんなあってわかりやすい映画。みほちゃん……もとい夏美さんが出てこない以外は、ドンブラザーズとして必要なことはだいたい盛り込めたんじゃないですかね。タロウとソノイの邂逅に至っては、これがエピローグまである。
 これ、時間配分はドンブラとキョウリュウって同じなんすかね?ドンブラのほうがいろいろやりつつテンポよく運んだので、かなり短く感じた。

グラディエーター(Gladiator、2000)

 奴隷にまで身を落とした元ローマ将軍マキシマスが、妻子を殺した皇帝コモドゥスへの復讐を目指す歴史映画。上映時間は2時間30分ほどあるが、飽きるような展開にならないのがさすがはサー・リドリー・スコットってことでしょうか。あと、撮影の具合というか、画面がきれいになりすぎない「程度の良さ」があって、ゲルマニア遠征での戦いは本当に矢を射かけててもおかしくないなと感じた。これ、「ナポレオン」も悪くはないのだが、夜間の戦闘シーンがまあ明るくて作り物感バリバリで「TVドラマレベルやん」ってなったからね……。

怪獣8号 #3 リベンジマッチ

 防衛隊員選抜の二次試験が始まるが、カフカは体力審査に苦戦した上、適性審査は「0%」。さらに、最終審査はこれまでの「怪獣解体」ではなく「怪獣討伐」に変更されていた。
 やべえホンモノ使っての最終審査は鬼殺隊の最終試験を思い出すところ。「八王子で16人の被害者を出した本獣と余獣36体」をサファリパーク的に飼ってて大丈夫なんすかね?第1話より大きな被害出したやつってことで、野放しにするのは無理では……。
 防衛隊は怪獣反応を検知するシステムを持ってると思っていたが、カフカが力を抑えて使うぐらいなら見分けることはできないらしい。擬態型に突破される伏線ですかねえ。
 適性審査で用いられた「解放戦力」とは保科によれば「スーツの力をどれだけ引き出しているかの指標」だとのことで、訓練した一般隊員で20%程度。40%超えのキコルは「小隊長クラス」との評価。小隊長でも40%しか引き出せないスーツってどんなんよ?イレギュラーのカフカだからこその「0%」だったとはいえ、「スーツの助けがないと装備が重い」とのセリフがあるので、みんながそれなりに力を引き出せるスーツの方がいいんじゃないっすかね。
 今回は、過去の解体経験をもとにスタングレネードを使ったり、装甲の薄い腹を狙うようアドバイスしたりと、カフカが怪獣解体業やってきた意義のあるムーブしてて「それよ!それが見たかった」になってる。
 しかしすぐに別の余獣の襲撃に遭い、キコルに救われるカフカ。「ここでは終われない」で次へ。次へ……大事な3話ですぞ?

HIGHSPEED Étoile #4 王者到来

 女王に続いて、今度は“キング”ロレンツォ・M・サルヴァトーレと凛の交流エピソード。もちろん凛はキングと気付かずにおもちゃ探しに付き合い、もんじゃ屋に行き、最後の最後になってキングだったと知るという天丼。レースは雨天赤旗で、キングと凛の対決はなし。……凛は予選落ちが定位置になってきたとかいう話はどこに?
 だいぶ凛のキャラにも慣れてきて、アホの子なのだということを理解したので、キングを認識できないところは「でしょうね」って感じ。
 もんじゃ屋、背景の値段のところが値上げに合わせて必要な部分だけ紙を上から貼ってて、ディテールが非常に細かいが、このアニメぜんぜんそういうディテールが生きてこないやつなんすよ、すいませんね。……いや、これレースアニメじゃなくてもんじゃアニメなんじゃねえか?水樹奈々のハイテンポな曲がかかってるからそれっぽく見えてるだけで、きらら系統のOPのほうがいいんじゃねえか?

怪獣8号 #2 怪獣を倒す怪獣

 怪獣になってしまい防衛隊に追われるカフカは、その過程で別の怪獣に襲われていた親子を助ける。そして防衛隊の入隊試験の1次試験に通り、同じく受験生の四ノ宮キコルと出会う。原作2話~3話部分。
 まだ面白い流れの部分のはずなのだが、怪8は細かいところが気になってしまう。
 1点目は、親子を襲いつつあった怪獣をぶっ飛ばしたカフカの左パンチ。なぜあんなに威力なさげに見せてしまうのだ……威力出すと、怪獣を粉砕したアッパーのように一撃で倒してしまうからという理屈はあるし、メタ的に言えば「原作では見開きでぶん殴るコマだったから」となるのだが、見開きで見せられる漫画と前後に流れのあるアニメは違うでしょう。腕が伸びきった状態で殴ってるような絵になっていて、迫力なさ過ぎて脱力する。見開きで力一杯殴っていたかっこよさをアニメらしく演出してほしかった。近頃の連載部分ではほとんど見られない、いい感じの見開きなのに……。
 2点目は、キコルの上着おはだけ。原作通りといえばそうなんだけれど、これほんま「力を出したらコートが破損する」とかでもないからな。原作で、キコルの体全体をトーン処理して「ハラ……」と脱いでいるコマを、カメラ位置下げるアレンジは入れたものの、結局、単に「キコルが謎の強化スーツを着用している」のを見せる段取りムーブになってる。アニメならではの面白さがあんまり出てないなあ。
 わりと自虐的に「おっさん」と言い始める30代で「まだ32」と張り合うカフカのガキっぽさをそういうものと受け入れるなら、小学校時代の回想は、年下の女子と机並べてお勉強より、同学年男子と外でヤンチャしてて、その中で怪獣と出会うことがあり「駆逐してやる……!」のほうがありそうだよなーと思う。ミナをヒロイン格に置いたのが現連載部分まで足を引っ張ってる感じあるしなあ……いっそキコルがヒロインの方がどんだけ楽か。

HIGHSPEED Étoile #3 女王襲来

 凛が“女王”アリス・サマーウッドをそうと知らずに実家のもんじゃ屋に連れて行ったり、シミュレーターでレース対決したり。常時ヘルメットかぶってるわけじゃないんだから、ライバルの顔を知らないってどういうことやねんとは思うけれど、「そこにツッコむ次元の作品ではないんです」ということをはっきりさせる第3話だったかな。レースアニメとしてどうなのか感はあるけど、シリーズ構成の鴻野貴光氏が3話まで脚本担当して方向性示したからにはそうなんですよ。ねえ。

怪獣8号 #1 怪獣になった男

 原作既読者が「序盤はよかったなあ」と遠い目しているのほんま笑う。
 それはさておき、原作第1話をそのまんま踏まえつつもグレードアップさせてお出しされた感のある第1話だった。そもそも1体目の怪獣が出てきて退治されるまでのくだりは原作には存在しないので、防衛隊がかなりの大戦力でしっかり戦っているのが描かれている。その間の一般市民の行動もまあ描かれてますかね。道を空けたあとの車両から人が逃げた描写がなくて、それ大丈夫じゃねえんじゃねえかって気はするけど。
 あと、後々のために変更したであろう点が、1体目怪獣の「フォルティチュード」が6.0から3.5に下方修正されたところ。このあと原作では8クラスが出てくるので、この時点で6.0出すと幅がなさすぎるんよね。
 カフカが余獣に潰された足も右足に統一。原作では病院で左足に包帯巻かれてたからね。これはケアレスミスレベルだが。
 個人的には、西尾鉄也キャラデザが好きなので、絵としては原作よりも好みかなあ。
 あ、なんか直近の戦いで出たり消えたりして「どこ行ってるねん」といわれているミナの虎が出てますね。これは出番増えるかな。
 追加。怪獣の腸の処理は糞が詰まっているのでめちゃくちゃ臭いという話から、怪獣は少なくとも草食ではないってことなのかなーと思ったのだが、体長60mの怪獣はなに食って暮らしてるんですかね?魚とかだと、これ1体いるだけで漁獲量に影響与えたりせんのかな。かといって、放射線浴びたらOKな怪獣となると、今度は糞しないか、あるいは糞が放射性廃棄物で別のヤバさになりそう。

HIGHSPEED Étoile #2 デビュー!

 キャラクター描写の深掘りはレース内で行うという割り切りだと思うが、ここまで誰一人としてキャラ立ってないし、主人公がデビュー戦にしたって周回遅れにされてるのにそれを認識できてないとかヤバいのレベル振り切ってるのだが……マジでなんでこいつレースに出れてんの?ペイドライバーなん?レースなめてるキャラクターはちょっと……。
 レーシングスーツにスポンサーがいっぱいついてて、みなさんお金出して大変っすなあという気持ち。

HIGHSPEED Étoile #1 富士の空の下で

 サイバーフォーミュラの名前を出すのはサイバーフォーミュラに失礼だろと思うぐらいに淡々となにも起きない第1話だった。無理矢理の釣りでも第1話にもうちょっと山持ってこられなかったか……CGのモデリングクオリティが上がり、たしかにサイバーフォーミュラの最終作になっているSINよりも映像でいえばきれいだが、「マシンがきれい」「キャラの髪がすごい」以上の感想は出ませんぞ。

 第5話鑑賞後にもう一度見てみたけれど、いやあ、まごうことなきクソアニメ。ははは。なにと比べてもハイスピはんはカスや。何がどうなればこういうアニメが生み出されるのかを知りたいな。無理なスケジュール?レースへの理解のなさ?なにかその他のゴリ押し案件?