圧力容器損傷確定

・30日夜の記者会見で原子力安全委員会は、圧力容器が損傷していることを認め、1〜3号機それぞれの圧力容器についての損傷の度合いは不明と明らかにしました


・30日午後の記者会見で東電会長は、「津波による電源喪失は、既に想定して国会等で議論している」との記者の指摘に対し、「過去の例から想定し得る最大限の津波を想定した」と述べ、過去の事例の調査を元にした過去の事例への想定であり地震国としての将来の予測ではなく、またスマトラ地震貞観地震も参考にしていないことを明らかにしました


・30日午後の記者会見で東電会長は、「東電がプルトニウム検査をしていないと答弁していた時期に、実は測定中であったのはおかしい」との記者の質問に対し、「4日後ぐらいに結果が出ると言ったはずだ」「プルトニウムが出すアルファ線の測定には時間がかかる」などと回答しました


・30日午後の記者会見で東電会長は、「東電がプルトニウム測定を依頼した2社に照会したところ、22時間程度で結果が出るそうだが」との記者の指摘に対し、同じく「プルトニウムが出すアルファ線の測定には時間がかかる」と回答しました


・30日午後の記者会見で東電会長は、「放射性物質漏れがなくならないと抜本的解決にはならない」との記者の指摘に対し、「注水が重要」との考えを示しました