英国は離脱するのだろうか?

いよいよ、あの6月23日がもうすぐやってきます。現在のところ、ほぼ拮抗。どんな結果が出るか、全く予想はできません。

ところで、英国民がなぜ離脱したいのか?簡単に言えば、移民問題に絡む治安の問題が大きいようですが、実は、もっと根深い問題がそこには横たわっているようです。そこには、日本の問題として、他人事ではない問題があります。

以前、日本の民主党が掲げた、主権の移譲について覚えていらっしゃる方もいると思います。もちろん、民主党の場合は東アジア共同体に移譲して、結果、中国に日本を支配させようとしたようなところもありまして、ネット内では大きな話題になったこともありますし、選挙のたびにこれが民主党のマイナスイメージとして語られて来ました。

英国の場合もEUに主権が奪われていることを非常に危惧していて、EUのお仕着せに苛立っている英国民も多い、と、いうのが現状のようです。

これは憶測ですが、世界は米国がスーパーパワーとして君臨していたときは、この米国のスタンダードにならい、地球統合市場を目指していました。そんな中への反論としてEUの存在があり、それにイギリスも同調していたわけです。アメリカの力が強大なので、イギリスも一国では立ち向かえなかった、と、いうのが本音でしょう。

ところが、アメリカの力が落ちてきてスーパーパワー足りえず、しかも、TPPなどということを言い出したわけです。つまり、イギリスはかつて、ブロック経済を主導した国でもありますので、イギリスは過去へ回帰したくなったのだと思います。主権を取り戻し、できれば、自分を中心とした経済圏を作りたい。それが本音でしょうね。

つまり、イギリスの離脱は、世界の合従連衡・同盟関係が大きく変貌する前触れだと思います。したがって、相場もこれに影響を受けないわけもありません。ジェットコースター相場にんなって行く可能背は大きいと思います。

さて、今日の東証は方向感のない相場となりました。イベント前ですから仕方ありませんが、次は参議院選挙がイベントになりえますので、様子見が続きそうです。いつになったら、景気対策が出るのでしょうかねー。

2016/06/22悲しみにさよなら(玉置浩二
https://www.youtube.com/watch?v=H2cB9nFiwws