映画「カイジ2」一条聖也役は伊勢谷友介さん

俳優の伊勢谷友介が、人気漫画の実写映画化第2弾「カイジ2」に出演することが決まった。
藤原竜也扮するカイジにとって、最大最強のライバル一条聖也を演じる。


アニメバブルで忘れかけていた頃に映画「カイジ2」の続報が来てました。
一条聖也って。どこのホストだよ。夜王か。小宇宙を感じるのか。でもあの中性的な美形フェイスで次郎とか正男とか平凡な名前なのもかわいそうなので*1一条らしい源氏名だとおもいます。
カイジの映画化で喜ばしいことは前作の佐原誠*2しかり、主要キャラの下の名前が判明または命名されることですね。セイヤッ!セイヤッ!





そして、一条とカイジの間に驚愕の因縁があることも明らかになる。
前作で登場した、地上300メートルの高層ビルの間に組まれた細い鉄骨を渡りきったのが、一条とカイジのふたりだけだった。


普通に意味がわからなくてリアル驚愕なんですがなんで一条が鉄骨渡ってるの?足浸かったワイン飲ませられるだけじゃなくてそんな執拗ないじめ受けてるの?
一条の下積み時代にそんな涙ぐましい苦労があったとは……ボロ……
まあこういうのもカイジの映画ならではのおもしろさだとおもうのでこれはこれでアリアリ未来。アニメが原作に忠実に作ってくれている分、映画は積極的に冒険して新世界を広げてくれるとおいしいです。ネタ的に。福本先生が脚本の監修をしているのでそこまで間違った方向にいかないと信じたい。





聖也さんの悪役スマイル。この。ものすごい。違和感。
何より髪型がオールバックなのが衝撃。一条の実写化といえば付け睫毛と長髪がデフォだとおもっていただけにトイレで呆然としています。それでも遠藤さんのように女体化されずイケメンを起用してもらっただけで天に感謝すべきか。
伊勢谷友介さんといえばモデルとしてデビューした身長180cmのハイパースタイルと映画監督や美術家としても活躍する多彩な才能でおなじみの、と言いたいところですがそこまで馴染みがないうえにビジュアル的にも誰おま状態。
過去の出演作には「キャシャーン」「ハチクロ」「あしたのジョー」など漫画原作の映画も多いです。カイジ役の藤原竜也が28歳で伊勢谷さんが34歳の6歳差。顔のシャープさは要潤に匹敵するくらい福本作品に通じるものを感じます。

自らの役について「ふり幅があり、いろいろな可能性を見いだせる分、プレッシャーもありますが、原作以上にインパクトのあるキャラクターにしたいと思っています」と話す。
そして、「人に憎しみをぶつけることで自分自身を成立させようとする彼の弱さ、ごう慢さを表現できればと思います」と意気込んでいる。


いい意気込みですねえ!



実写「沼」がテレビ初公開


画像は19日に日本テレビ系の朝の情報番組「ZIP!」にて放送された「カイジ2」のメイキング放送時のもの。
1分もたたないですぐ終わってしまったのでなにがなんだかよくわかりませんでしたが、映画に登場する「沼」の全貌はこんな感じみたいです。どえらいことになってる。



パチンコ台とはおもえないほど巨大で立体的な構造。その奥で怪しく光る沼本体。なんか石像みたいなのが上から爪出してるし。前作の限定ジャンケンやEカードと同様、全体的に映画オリジナルのアレンジが施されています。
そこはかとなく漂うバラエティ臭。





3段クルーンの傾きもこの通り。この大掛かりなパチンコ台の製作には3ヶ月もかかったとか。EXILEのMAKIDAIもびっくりです。
他のギャンブルと違って「沼」だけは実写でどう再現されるのかがあまり想像がつかなかったのですが、CGに頼り切らずにここまで実物を作り上げたのはすごいんじゃないでしょうか。監督いわく今回は邦画としては破格の予算がついたそうなのでクオリティも折紙サイクロンですよ。やりたい放題ですよ。


クランクインから1ヶ月が経過し、撮影も折り返し地点を過ぎたようです。
映画「カイジ2」全国公開日は11月5日!
 
 

*1:似合わない名前に対するコンプレックス萌えに発展する可能性もある。

*2:佐原の中の人ご結婚おめでとうございます。