Billy Joel

doublet2005-08-17

しばらくギターを弾いていなかったので、弦が錆び錆び。
タカミネの一本だけ、弦を張りなおす。
ちょこっと遊ぶ。
びっくりするぐらい指が動かない。これにはまいった。
薬指と小指がオレの言う事をまったく聞いてくれない。
「まあ、しょうがないでしょう」ということで。


2時間かけて一曲耳コピ
コードポジションを少しずつずらして展開し、運指を考える。
曲は Billy Joel "And so it goes" from "Storm Front"*1

ストーム・フロント

ストーム・フロント

Key C の、ゆったりとした哀愁の漂う曲。
いいね。これ。
歌詞もいいが、歌うよりギターで弾くほうが楽しい。


サビのコード進行が、うれしくなるぐらい Billy Joel 節。
ここではオタマジャクシが書けないので、コードだけ。
[C ] [C7/B♭  F/A][Fm/A♭  C/G][Am D/F# Gsus4][Gsus4 ]*2
Am D/F# Gsus4 が、「うわー、これこれこれ」って感じ。


ベースをネックを握りこんだ親指で押さえ*3、残り4本の指で音が汚く切れないようにコードとメロディを乗せると、ピアノ曲なのにギターによく合う。
すごく簡単なコード回しなのに、とても気持ちよい鳴り。


ついで、明日香 "花ぬすびと"。
この間、日記に書いた曲。
よく聞いてみるとこの曲の Key は Dm なんだけど、ほとんどが Dmadd9 になってる。
この曲の暗さは、このナインスから来ている。
クリシェの部分は、たぶんこう。
[Gm Gm/F][Gm/E Gm/D Gm/A][Dmadd9]
サビはこうだろうな。
[Dm Dm/C#][Dm/C G7/B][Gm/B Dm/A][A♭dim A7]


あー楽しかった。さて寝よっと。
地震が来ても本や石の下敷きにならない位置に布団をずらさないとね。

*1:このアルバムの四曲目、「愛はイクストリーム」って邦題がヘン。

*2:縦線が出ないので苦肉の策

*3:ネックが細くないとできない。ちなみに上のコード進行を1−4フレットだけで弾こうとすると、ベースはセーハか小指になる。4−8で弾くと親指と開放弦が程よく使える

音楽と鉱物趣味の関係

風呂に入って考えたが、音楽と鉱物趣味って、共通点がある。


マニア向け。流行り。古典。激シブ。通好み。リバイバル
特定のジャンルの超マニアなのが大好きな人。流行りを追いかけるタイプ。程よくバランスが取れている人。
理論について熟知している専門家。プロを追いかけるだけの人。
みんなでわいわいやるのが好きなタイプ。単独のこつこつ型。
購入した source (resource) で十分楽しめる人。自分が見つけた小さな成果で満足できる人。両方好きな人。
自分で作ったテリトリーから動かず、何度も同じところを堂々巡りする人。それが許される人。


プロ。アマ。セミプロ。週末の余暇。違法行為。


楽しめれば、なんでもいいや。
でも、夜の楽器演奏は、ほどほどにね。

空中写真閲覧サービス

国土地理院のもの。だいぶ画像が増えた。


http://mapbrowse.gsi.go.jp/airphoto/indexmap_japan.html


国土交通省の方が情報量が多いかな。


http://w3land.mlit.go.jp/


だからというわけではないけど、最近、交差立体視の練習ばかりしている。
今までは小さな図が多かったので平行立体視だけで用が足りたのだけど、やはり大きい図で見たいという欲求から、苦手な交差法でやっている。
見ているのはほとんどが結晶構造の図。
平行と交差を、瞬間的に切り替えられる人がいるけど、あれはすごい。オレには無理。


ちなみに、国土地理院の地形図閲覧システム(ウォッちず)でも地図の立体視ができるようになった。
地図画像のページの上のメニューに、立体視ラジオボタンがある。


http://watchizu.gsi.go.jp/


地図を立体視してもあんまりおもろくない。
空中写真の方がはるかに楽しい。

写真は斧石。
大分県豊後大野市尾平鉱山
結晶のサイズは 3.5 cm。
パチッとした結晶が灰鉄輝石の結晶の上に来るもの。
銀ジキとかショードーの斧石とはだいぶ形状が異なり、柱状結晶。
昨日、石の箱をひっくり返したら出てきた。
大昔、初めて尾平に行ったときに転がっていたもの。


斧石という鉱物は興味深い鉱物で、未だにきちんとした組成がはっきり定まらない。
昔からいろいろな人が X線やら湿式やら EPMA やら 57Fe メスバウアーやらで調べている。
去年、Am. Min. に出た論文が最新。
G. B. Andreozzi et al., Am. Min., 89, 1763 (2004).
三斜晶系、空間群 P-1 が納得できる、対称性が低くてカッコいい結晶。


細かいものならいろいろ産地がある。実家のそばにもある。