第九がいっぱい

 菅尾さんから渋谷区のベートーヴェンの第9番交響曲「合唱」演奏会のお誘いがあった。彼女がヴァイオリンを弾くとの事。
http://page.freett.com/shibuya_orche/info/info.htm
 年末の第九は、その昔、NHK交響楽団コンサートマスター黒柳守綱さん(徹子さんの父上)たちが、年末の楽団員の餅代稼ぎに始めた日本だけの現象で、これが世界に広がっているらしい。
 昨日は忘年会の帰りで行けなかったが、コンサート情報誌「ぶらあぼ」を見たら、第九演奏会の多さにビックリ。
http://www.mde.co.jp/
 12月の関東地区だけで93回も演奏されている。これに渋谷区は入っておらず情報漏れを含めると、100回を超えそうだ。
 いちばん多いのが19日の日曜日で12回。都響、東響、日本フィル、読売日響、横浜交響楽団(立派な名前だがアマテュア楽団)、東京労音、町田市、鎌倉市所沢市佐野市など、町おこしの演奏会が多い。
 「ぶらあぼ」を数えて、28日4回、29日1回、30日0回と晦日になるほど少なくなり終わりカナと思ったら、大晦日に真打ちが控えていた。東京文化会館で15:30から岩城宏之N響メンバーで、何とベートーヴェン交響曲連続演奏会が開催される。もちろんトリは深夜の第九である。
【2004.12.25追記】
 夕刊に「72歳9時間 振るマラソン」と題して、岩城さんが紹介されている。88年のロリン・マゼール以来とのこと。岩城さん25回も手術の経験があるようだ。