本数が少ない路線では、途中駅で数分間停車することがままありますが、小湊鐵道は違ってました。有人駅の光風台・上総牛久・養老渓谷はもとより、関東の駅百選の上総鶴舞、桜の大木で名高い飯給、ロケ駅として知る人ぞ知る月崎など、下車したくなる駅でも即発車。駅舎や駅名標を撮るには、扉が開いているその瞬間に懸けるしかありません。乗ってる間はゆったりしてても、どこかスリリングな約70分となりました。
もっとも上総牛久から先は、途中で降りてしまうと、次が来るまで1時間半待ちとかになってしまうので、一度乗ったら終点まで行くしかありません。従って、五井の次の下車駅は一も二もなく上総中野、ということになります。
上総中野では、いすみ鉄道に乗り換え。ただし、13:29着の14:00発なので時間的には余裕ありあり。それなら途中の駅での停車時間を長めにしてくれてもよさそうなものですが、この30分には何か意味がある、つまり駅前に何かあるから30分と思うことにした次第。ところが...
小湊鐵道の五井駅入口では、お弁当などを売っていました。その必然性がよくわかっていなかったのですが、上総中野に着いて理由がわかりました。そう、駅前・駅周辺にこれといった店舗がなく、飲食どころではなかったのです! 上総中野に着いたら軽く昼食を、という目論見は見事に外れ、再度駅に戻ってからは、いすみ鉄道のバイオディーゼル車(またはムーミン列車・・・この時は2号車「フローレン」でした)を待つばかり。とにかく早めに待っていたおかげで、しっかり着席できたのはよしとしたいところですが、小湊〜いすみで房総半島を横断するお客が決して少なくないことを考えると、もうちょっと駅とその周りでの工夫が必要では?と思います。
↓ こちらは女性車掌さん(名駅舎、上総鶴舞は辛うじてこんな感じ)