ENDING ENDLESS 雑記帖 @『ディズニーの隣の風景』 by 円堂都司昭

                    

2017-09-25

[]「新本格」30周年

私の本に入っていた栞。

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『七人の名探偵』参加作家のうち、山口氏以外の6人については、それぞれの作家論を『「謎」の解像度』(2008年刊)に収録した。綾辻、歌野、有栖川、我孫子の各氏については、文庫解説を書いたこともある。綾辻、歌野、法月、有栖川の4氏にはインタヴューもしたし、有栖川&山口氏については座談会のまとめをした。他にもあれこれ各氏関連の原稿は書いてきた。

で、歌野、我孫子両氏とは、本格ミステリ作家クラブ編ベスト・アンソロジーの作品選考委員を一緒に務めた。法月、麻耶の両氏とは近年、作家クラブの会議で同席している(以前は綾辻、歌野、有栖川の各氏とも)。

一方、『七人の名探偵』よりは全般的に世代が若い『謎の館へようこそ 白』のほうでは、東川氏のインタヴュー、座談会をまとめたことがあり(現・本格ミステリ作家クラブ会長なので会議でも同席)、古野、周木両氏の文庫解説を担当したことがある。また、澤村作品の書評をしたことがあり、青崎氏に対してはベスト・アンソロジーへの作品収録に関して事務連絡した。

――てなことをふり返りつつ、自分もそれなりに「新本格」にかかわってきたのだなと、感慨を覚えている。


  • 最近自分が書いたもの
    • 鳥飼否宇『紅城綺譚』、早坂吝『ドローン探偵と世界の終わりの館』の書評 → 「小説宝石」9月号(『紅城綺譚』評はこちらへも転載 https://www.bookbang.jp/review/article/536950
    • 森高千里がたどり直す“変化の時期”――歌手デビュー30周年、3ツアー再現ライブの意義とは http://www.realsound.jp/2017/09/post-104298.html
    • 遠藤武文著『原罪』の文庫解説
    • 第21回「日本ミステリー文学大賞新人賞」予選委員からの候補作選考コメント https://www.mys-bun.or.jp/news/index.html#20170919news
    • 夜明けの紅い音楽箱(今回取り上げたのは松尾由美著『ブラック・エンジェル』) → 「ジャーロ」No.61
    • 岡田秀文著『帝都大捜査網』の書評 → 「ハヤカワミステリマガジン」11月号
    • 全オリジナル・アルバムのレヴュー → 『THE DIG ピンク・フロイド

THE DIG Special Edition ピンク・フロイド (シンコー・ミュージックMOOK)

2017-08-21

[]SUMMER SONIC 2017

今年見たものと雑感をメモ。

  • 19日
    • ベッド・イン / たこやきレインボーwithなにわンダーたこ虹バンド / 大森靖子/ 神様、僕は気づいてしまった / エレファントカシマシ(後半だけ) / Suchmos / Mrs. GREEN APPLE / 欅坂46
  • 20日
    • PassCord / さユり /CIRCA WAVES /INABA/SALAS / GLIMSPANKY / BAND-MAID / MAN WITH A MISSION / BABYMETAL / TREVOR HORN BAND(ゲスト:9nine)

  • 雑感
    • ベッド・インのコンスタントなお下劣さは立派。
    • 大森靖子がリハで“サイレントマジョリティー”歌った。
    • 欅坂46の平手友梨奈は危惧していた通り、伏し目がち、顔を隠しがちで生気が欠けていた。ちゃんと休ませたほうがいいと思う。
    • 神様、僕は気づいてしまった、さユりを見て思ったが、透過スクリーンに歌詞映す系アーティストという範疇は存在する気がする。今回は見ることができなかったけれど、AMAZARASHIもそうだよね。
    • TREVOR HORN BANDのラスト、“RELAX”の終盤でマリンスタジアムの方に花火があがった。偶然ではあるが、よい演出になった。

  • 最近の自分の仕事
    • それぞれのディストピアの形(赤川次郎『東京零年』と伊坂幸太郎の諸作を論じた) → 探偵小説研究会編著「CRITICA」第12号
    • ミュージシャンとしての関ジャニ∞の軌跡 → 「ミュージックマガジン」9月号
    • エッセイ2枚 → 日本推理作家協会編『推理作家謎友録』

2017-08-06

[]ピンク・フロイドで10曲

ピンク・フロイド楽曲全165曲を米サイトVultureがランク付け http://amass.jp/92480/


私のフェイヴァリット10曲を選んでみる。

Astronomy Domine

Set the Controls for the Heart of the Sun

Fat Old Sun

Echoes

Time

Brain Damage

Shine On You Crazy Diamond

Wish You Were Here

In The Flesh

Your Possible Pasts

フロイドの場合、全体が組曲になっているアルバムの流れで聴く作品が多いから、1曲ずつ切り出すと別物になる。それでも好きな10曲。ベストは、Echoes。


2017-06-20

[]デイヴ・グロールの娘が“WE WILL ROCK YOU”

https://www.youtube.com/watch?v=zV4ANS--8lQ

デイヴ・グロールの娘が初めて覚えた曲だという“WE WILL ROCK YOU”を叩き、父が歌い、観客が合唱している。この動画を見て、なんだか、うわぁーっとこみあげてきた。


1992年2月19日に中野サンプラザでニルヴァーナのライヴを観た。そのステージの終盤でベースのクリス・ノヴォセリックが唐突にクイーンの“WE WILL ROCK YOU”を歌い始め、ドラムのデイヴ・グロールが途中から例のドン・ドン・パをあわせようとしたのだが、うまくあわない。で、ヴォーカルのカート・コバーンは無反応のまま、ただ立ち続けていた。結局、ばつが悪くなったのか、クリスはサビが来る前に歌うのをやめてしまった。サビを聴かなければあの曲だとわからない人が大半だったと思うし、客席はしらーっとしていた。その時、カートは「WE WILL ROCK YOU」とはいわないアーティストなんだなぁと思ったことを記憶している。

そして、1994年4月5日にカートはショットガンで自殺したわけだが、遺書には「観衆の愛と崇拝を喜び楽しんでいたフレディ・マーキュリーのようには、喜び楽しみを感じられなかった。彼みたいにできるのは立派だし羨ましい」というようなくだりがあった。フレディはその3年前の1991年11月24日に亡くなっていた。


カートの死後、自らがリーダーになってフー・ファイターズを結成したデイヴ・グロールは、クイーンのブライアン・メイ、ロジャー・テイラーと何度か共演している。

https://www.youtube.com/watch?v=THWSLCiRt1A

https://www.youtube.com/watch?v=5ALrsth9C40

そして、今では、デイヴは娘とともに観衆の前でクイーンの曲を演奏し、楽しんでいる。この時の流れに感慨を覚えたのだった。

2017-06-10

[]捨てられないTシャツ

都築響一著『捨てられないTシャツ』をめくっていて思い出した、私の捨てられない顔面Tシャツ3種。いずれも顔がでっかくプリントされたもの。


1.スージー&ザ・バンシーズ

「キュア―のTシャツですか?」と問われたことがあった。いや、スージー・スーです。ザ・キュア―のロバート・スミスは、確かにバンシーズに短期間在籍していましたけれど、別人です。女と男で違うし。でも、2人とも白塗りで口紅の赤さが目立っていた点は似ていたし、ひょっとして化粧品が同じだったかも――て気はする。


2.ビョーク

電車で隣に立っていた若いママに抱かれた幼児が、私の腹のあたりを指でつっついてきた。それは、ニマニマ笑っているビョークの鼻の穴あたりであった。やはり彼女の顔は、子どもを和ませる力があるらしい。


3.『クリムゾン・キングの宮殿

ビョークとは正反対のパターン。電車で立っていたら、真ん前の席に母親に抱かれた幼児がいて、この顔↓を間近で見上げる形になった。たちまち表情が歪んだので、やばい、泣かれる! と思いあわててその場から遠ざかった。それ以来、このTシャツは、公共空間でむき出しで着ることはやめました。

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いずれのTシャツも昨年夏に引っ越した時、部屋のどこかにしまったはずだけど、すぐには見つからなかった。残念。『宮殿』はよくあるものだけれど、スジバンとビョークのTシャツはネットで検索しても、私の着ていたタイプを探し当てられなかった。いずれ発掘できたら写真もアップすることにする。

捨てられないTシャツ (単行本)

捨てられないTシャツ (単行本)