◆ザ・コレクターズ:Album Guide(叩き台Base編) -7th/8th
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◆7th『CANDYMAN』('94) ◇ポピュラー度 ★★★★★ ◆MANIA度 ★★★☆ ◇LOVE度 ★★★★★ ◆BEAT度 ★★★☆ ◇My オススメ度 ★★★★☆ (COCP-50806)=新紙ジャケット/Bonus Track付再発盤 前作の好調持続し明るく骨太のまま初期Cult性を漂わした曲が新鮮。王道&High Quality!「Moon Love Child」収録! 出世作「世界を止めて」『UFO CLAV』に続く本作は、前作の骨太さを持続しつつ〜よりポップさを打ち出した作品であり、キャッチーな名シングル「MOON LOVE CHILD」の成功もあり、拡がったファン層に大いにアピールする作品となった。 全体にどことなく70年代のムード漂う作品であり、バンドの好調さと加藤ひさしのロマンチシズムが溢れている印象が強い。 明解で明るめの作品がアルバムをリードしており、ハードさは控えめであるが、初期Baidis時代の作品に通じるカルトな名ソングライターぶりが光る「ザ・バラッド・オブ・ロンサム・ジョージ」「雨のうた」などマニアには堪らない名曲も飛び出してくるのが嬉しい。『UFO CLAV』がサウンド・メイキングに凝った作品だとすれば、この『CANDYMAN』は〜メロディとロマン溢れる歌詞が主役と言えるアルバムであろう。 ヒット作の次作というのは難しいものであろうが、本作におけるコレクターズのポップな佇まいは〜「世界を止めて」『UFO CLAV』で拡がったファン層をしっかり掴むのに見事成功したと言えよう。しかしそれは〜いわゆる“邦楽ロック風”になるのでは無く、変わらぬバタ臭さを保ちながら“親しみやすいメロディを強化”させた印象が強い。そしてそれが出来る余裕の有る/無しが〜残るバンド/消えるバンドの境目なのかも知れない。 冒頭のタイトル曲「キャンディマン」からして通常の邦楽には有り得ないサビでスタートしている。本来ポップ・パンク調とも言えそうな曲調ではあるが〜あくまでメジャー感覚で仕上げているのが面白い。どことなくスペイシーとすら言えよう。殆ど完コピ調のBeat Crusadersの[カヴァー]もある。 「MOON LOVE CHILD」はメンバーいわく“ダン・ヒル調”の作品とのこと。これは'70年代に活躍したカナダ出身のシンガーソングライターのイメージという事か?切なさとメランコリー、そしてロマンを詰め込んだ〜“見本のようなヒット・ナンバー”だ。「世界を止めて」に続いてちゃんとこうしたキャッチーなシングル曲を出せるのがコレクターズの強みだろう。また、「恋をしようよ」はその「世界を止めて」の続編とも言うべきメロディアスな作品で、本作収録作品の中でも〜特に女性ファンに人気の高い〜普遍的な輝きを保つラヴ・ソングだ。 これらの作品もそうなのだが、このアルバムは全体に“'70年代の匂い”が濃厚に漂っている。更に言うなら…特にポール・マッカートニー/ウイングスっぽい印象が強いのだ。具体的にどの曲がどれという事では無く、明るい曲も渋めの曲も〜ポール作品に近い温度を感じる。初期作品が60年代的、『UFO CLAV』が70年代初頭ロック変革期とすれば、この『CANDYMAN』は70年代中期ロック芳醇期とでも言おうか…。そんな意味でも、“邦楽ロックシーンに放つ洋楽ポップスの香り”が魅力のアルバムである。 「真夜中の太陽」のヴィンテージな風格、「プリティ・ガール」の他愛なく〜しかしどこまでもきらめく眩しさ、「愛ゆえに」の三連ロッカ・バラードぶり、「ハッピー!ハッピーバースディ パーティー」の骨太でルーズなパーティ・ロック(これはストーンズやJ・ガイルズ・バンドっぽくもある)、そして「雨のうた」の繊細なストーリーテラーぶりと痛みを描写した見事なメロディライン…など。 きっとウイングス・ファンが気に入りそう、と思えるような〜“ポップス・アルバム”としての質の高さがここにはある。ある意味、“邦楽ロックシーンに放つ洋楽ポップスの香り”という趣の作品なのだ。 そんなこのアルバムの“ハイ・クオリティ”ぶりの極めつけと言える名曲が…「ザ・バラッド・オブ・ロンサム・ジョージ」だ。これは僕の“個人的コレクターズ・ベスト・トラック”に挙げてもいいほどの〜奇跡のようなナンバー。この1曲があるから、僕は彼らを邦楽一支持していると言っても過言では無い見事なソングライティング+演奏の作品だ。 (以降、加筆準備中です。) “'70年代の匂いとロンサム・ジョージ” “Beat CrusadersビークルがTitle曲カヴァー” “コレクターズの ひと夏” “揺れるひまわりが さよならを告げる” “コード譜掲載の強さ” “ポール・マッカートニー/ウイングス” “邦楽ロックシーンに放つ洋楽ポップスの香り” “…横切るたびに 君の姿探してしまうよ” 「Summer of Love」 「明治通りをよこぎって」 ASIN:B00023GSWY/ASIN:B00005ELZX |
◆8th『Free』('95) ◇ポピュラー度 ★★★★☆ ◆MANIA度 ★★★ ◇LOVE度 ★★★☆ ◆BEAT度 ★★★☆ ◇My オススメ度 ★★★☆ (COCP-50807)=新紙ジャケット/Bonus Track付再発盤 余裕の風格も漂うロンドン・レコーディング作品。 必聴の名曲「Good-bye」「マイアミ ビーチ」収録。 『UFO CLAV』『CANDYMAN』と続けてヒット作を送りだした吉田仁プロデュースの3部作の締めは初のロンドン・レコーディング作品。このアルバムは『UFO CLAV』の腰の座り具合と『CANDYMAN』のポップさの中間ライン辺りに着地した印象があり、バンドのダイナミズムが前面に出た作品と言えるだろう。それでいて落ち着いた印象も漂うのは〜相変わらず骨太い音創りを完全にモノにした現れかも知れない。メロディは凝り具合よりシンプルに一般化を念頭に作られた趣が強く、歌詞はロマンと共に“男気”や“男の優しさ”を感じさせるものがあり、コレクターズ・フォロワーと言えるピロウズやミスチルを好む人に〜よりアピールするものかも知れない。 『UFO CLAV』のところでも触れたが、本作も〜ロンドン・レコーディング作でありながら…“ブリティッシュ・ロックへの憧れ”よりも“当時の英国ロック・バンドのひとつ”という様な趣であり、特に本作は〜日本用のアルバムを作ってみたかのごとくの余裕ぶりと判り易さが全体に溢れている。 このアルバム『FREE』で特筆しておくべき点は、まず何より〜くるりの感情移入たっぷりのカヴァーも印象的だった名シングル「Good-bye」と、男気ロック・ファンに絶大な人気を誇る“ラブ抜きロマン名曲”「マイアミビーチ」が収録されているところだろう。この2曲は共にエヴァーグリーンの風格を漂わせており、タイプは違えど〜この時期の余裕あふれるコレクターズ故に成し得た名作に仕上がっている。 (以降、加筆準備中です。) 「Dreamin'」 「Good-bye」 「マイアミ ビーチ」 「ベイビー ハリケーン」 「ファニー・ストレンジ・タウン」 「フリーダム チルドレン」 「スイート・シンディ」 (加筆準備中です。) 奥田民生 ミスチルMr.Children ◎コメント(再発盤帯より): 岸田繁(くるり)… 『青春の一枚でもあり、自分の血にもなっている一枚です。とんがってるコレクターズが、少しだけ見せるやさしさがこのアルバムにつまっています。』 |
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[詳細][特集] | ★ザ・コレクタ-ズ初の全キャリアベスト盤 ★8/24発売 ★レーベル超え79分18曲!お得な2500円! ◆『Greatest Tracks』/The Collectors◆各時代の代表曲「僕はコレクター」「世界を止めて」「Tough」〜 「Punk Of Hearts」まで聴けるのはコレだけ!MUST BUY決定版!ビートだけじゃないメロディ-+歌詞の魅力も♪ ◆間違いなく10年後も聴ける名曲満載ベスト♪ ┃→同時発売BEAT炸裂MODS COVER新譜『Biff Bang Pow』→ | [詳細][特集] |
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◆大滝詠一とニール・セダカどっちが凄いと思う?
2001年の『Long Vacation - 20th Anniversary Edition』、2002年の『Niagara Triangle 2 - 20th Anniversary Edition』、そして2004年の『Each Time - 20th Anniversary Edition』... 2001年以降リリースされている大瀧詠一の20周年記念盤リリースに続き、30周年記念盤リリースに突入! 1975年にナイアガラレーベルを設立し、その後初のソロアルバムとなった『Niagara Moon』を今回は、30周年記念盤『Niagara Moon 30th Anniversary Edition』としてリリースします! ナイアガラサウンドの原点がここに! ジャパニーズポップスの基礎を築いた作品として絶大な人気を誇る81年の『ロングバケ−ション』、『Each Time』以前にリリースされた今作。 認知度としては、物凄く高いわけではないですが、大瀧詠一の別の側面の感じ取れる作品として、熱い支持を集めている作品でもあります。前作とこのアルバムで、ウェット&ドライ、リズム&メロディ、直球&変化球という彼にとってのポップスの基本が出揃うことになる重要な作品。 同時期にリリースされた細野晴臣の『トロピカル・ダンディ』が今作とニューオリンズへのアプローチで不思議と一致していたのも時代の必然だったのだろう。バック演奏はシュガーベイブ! 気になる今回の仕様は...! 今作では、渾身のデジタルリマスタリングに加え、本人による解説付き。ソニーの邦楽作品としては初のデジタルデータによるマスターを作成し、アナログ感溢れるオリジナル・マスターの再現に成功しています! またオリジナル楽曲に加え、キャラメルママや山下達郎率いるシュガーベイブは白熱のバック演奏をつとめるリズムトラック集(インスト)も収録!さらに「夜の散歩道」などの新曲(?)も収録! 初回仕様は”銀蒸着仕様”(通常はアルミ盤のところを銀を蒸着した特別仕様盤)!
■大瀧詠一、ナイアガラサウンドの原点がここに!
20周年記念盤リリ−スに続いて、今度は30周年記念盤!
「20周年記念盤リリ−スに続いて、今度は30周年記念盤!」ですか。う〜ん。皮肉?
このアルバムとファーストは〜まだの人は是非聴いてみて欲しいです。
本作でのリズム感覚と、1st『大滝詠一』のセンスは日本のポップ前衛史に残るかも。
けど、でも、こうも再発ネタばかり続くんで改めて思っちゃったんですけど、
もう何年も前から大滝さんは〜自ら“ご隠居”を認めているという事なんでしょうね〜。
このアルバムも再発は…3度目くらい?
ファンゆえに複雑な思いです。コレクターズ新作があれだけの名盤となっているだけに。
ちなみに、「夜の散歩道」はニール・セダカの「Walk with me」カヴァーでしょうか?
シリア・ポール系の未発表テイクかデモかも〜と思います。新曲ではなく。
「Walk with me」は確かニール・セダカのB面曲で〜彼にしてはそこそこ程度の作品。
ところで、大滝詠一マニアの人は、ニール・セダカをちゃんと聴いているんでしょうか?
彼の60〜70年代併せて聴いたら…大滝詠一マニア返上してセダカ・マニアになれるかも。
数年前の大滝氏の新曲「恋するふたり」は〜ニール・セダカ・オマージュと受け止めました。
遠い昔、ラジオか何かで…セダカを軽くあしらってたんですけどね。
バリー・マンを持ち上げるためか何かで。心境の変化でしょうか?
僕は両方好きですけど、玄人ウケだからバリー・マンを持ち上げるという理由はどうかと。
ニール・セダカやバカラックのように、ポップな笑顔で異常な展開見せる人こそ凄いんです。
フランク・ザッパより、ニール・セダカやバカラックの方が本当は数倍〜音楽的に異常です。
壊すのは簡単で〜構築するのが難しい。笑顔で正装の変態が最も恐ろしい。
…僕は常々、そんな風に思ってたりしています。
「LOVE WILL KEEP US TOGETHER」(Sedaka with 10cc)や、
「MY LITTLE RED BOOK」(Manfred Mann)を聴きながら。
*なるほどね〜と、思ったら… (こちら投票♪)
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気になる。個人的に〜色んな意味で去年からとても気になっている存在だったのですが、先日ここに名を挙げた際のアクセスぶりで皆さんも気になっている事が判り、ひと安心(え?)。ちがう、どうなるんだ?ホントこの先。ルックスは本当に可愛いと思う。しかし論点はそこにあるのか?無いのか?とにかくしばらく見るしかないでしょう。思わず“アイドルの意味とは?”とか考えてしまう綱渡りぶりがまたイイのかも知れないなぁ(超言葉濁しぶりのオレ)。とにかく、穏和そうで和めるのが魅力。
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*見てソンは無かったナ〜と、思ったら… (こちら投票♪)
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